Cannondale CAAD13が正式発表されました。このCAAD13、メディアやショップは昨日まで情報を漏らしてはいけないという守秘義務契約を結ばされていたらしく、海外各メディアでは昨日一斉にレビューや紹介記事が出ています。
公式プロモーション動画に批判も
そして公式プロモーション動画も出ました。それがこちら。タイトルは「自分の運は自分でつくれ」。CAAD13の「13」が欧米では縁起の悪い数字であることに由来しています。
この動画、日本で撮影されています。そして道路交通法を守っていないのではないかとの指摘が相次ぎ、若干炎上気味。
キャノンデールは法規を守った上で撮影しているという情報を目にしましたが、事実はどうあれ、日本のサイクリストにネガティブに捉えられてしまったのは損だなぁ、と思います。
YouTubeでの反応
それではCAAD13への海外の人々の反応を紹介します。まず上のYouTube動画へのコメント欄から。
- クールなフィクシーっぽい美学を狙っているような動画だけど、他のロードバイクと同じに見えるもう1台のロードバイクにすぎないじゃないか
- この広告は刺さらなかったな。音楽もそんなにすごくはないかな。この新しいデザインは好きだけれどね。僕は次に間違いなくこれを買うよ
Instagramでの反応
Instagramの@ridecannondaleの投稿への反応です。
- でもシートポストの溶接は一体どうしたの? キャノンデール伝統のスムーズな溶接はどうなった? チープになってしまったよ
- 僕はCAAD12に乗り続けるよ
- 悲しい、このバイクを見るのは本当に悲しい、当たり障りのないデザインで、つまらないカラー… どうしたキャノンデール! CAADとSupersixは個性の強いバイクたちなのに!
- スローピングトップチューブとドロップド・シートステイの正当性はわかる、でもこのペイントは何だ? CAADでシャンペンカラーだって?
- BBの音鳴りは消えましたか?
Redditでの反応
海外掲示板Redditでの主な反応です。
出典 CAAD13! Cannondale updates legendary aluminium line with new CAAD13
- この価格はCanyonよりずっと高いじゃないか。アルミバイクで$2000以上高い。Canyon Enduranceならカーボンでディスクブレーキだ。それにMavic USTチューブレスホイールとタイヤが付いてくる
- まだCanyonに輸入税を払わなくてはいけないな
- CAADシリーズが素晴らしいバイクなのは認める。でもこの溶接は醜い。多くの人がプレミアムと考えるアルミバイクにしては特にそうだ。Trekのほうが僕にはまだ最高に見える。これを見ているとCanyonの溶接が気にならない
出典 The New King of Aluminum Bikes? CAAD13
- 僕が目にした批判の大部分はこれまでのCAADのジオメトリーを捨ててしまったことから来ている。キャノンデールは伝統的なジオメトリーのロードバイク(水平トップチューブ、シートステイとトップチューブが同じ場所で交差する)をつくる、唯一ではないが最後のブランドのひとつだった。それがこうなった。溶接はかなり醜い
賛否両論
そしてCBN Twitterでの反応はこちら。
Cannondale CAAD13が発売されました。これまでのCAADのデザインとは全く違いますがどう思いますか?https://t.co/K6MT9sUP1J
— CBN (@cbnanashi) 2019年7月12日
デザインについては合計で51%の方々が好意的な反応。49%の方々が否定的な反応で、ちょうど意見が割れている感じです。
海外の反応を見ると、かつてのCAADとは違う自転車になってしまったこと、キャノンデールらしいアイデンティティが見られないこと、他ブランドの最近のエアロロードのデザインと酷似していること、溶接痕が美しくない、同じコンセプトのTREKやSpecializedのバイクに見劣りする、高価すぎる、という意見が目立ちます。
いろいろな意見があるとは思いますが、「CAAD」という名前でなければまた違う反応だったのかなという気もします。
それにしてもこのジオメトリー、「ホリゾンタル」や「スローピング」に続く新たな類型として一般名称が発生しそうなほど支配的になってきました。これは今後何という名前で呼ばれることになるのでしょうか。