フレーム・完成車

BIANCHIのグラベルロード2020年モデルを眺めてみよう

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BIANCHI(ビアンキ)グローバルサイトの「グラベルロード」コーナーには現時点で次の5モデルが掲載されています。最近になってようやく2020年モデルの画像が掲載されました(ヨーロッパメーカーはサイトの更新が非常に遅いことがあり、ショップ関係者は苦労するそうです)。

  • IMPULSO ALLROAD GRX 810 11SP HYDR. DISC
  • IMPULSO ALLROAD GRX 600 11SP HYDR. DISC
  • VIA NIRONE 7 ALLROAD GRX 400 10SP HYDR. DISC
  • VIA NIRONE 7 ALLROAD SORA 9SP COMPACT MECH. BRAKE
  • VIA NIRONE 7 ALLROAD CLARIS 8SP COMPACT MECH. BRAKE

(※ HYDR = 油圧。 MECH = 機械式)。

公式 Gravel – Bianchi

他にもスチールの「Orso」というモデルがグラベル・オールロードモデルとして存在するはずなのですが、グローバルサイトには掲載されておらず、Orso 2020年モデルについては海外情報もほとんど出てきません(日本サイトには製品ページがあります)。Orsoはもしかすると日本限定になったのでしょうか。

IMPULSO ALLROAD

それはさておき、2020年モデルではShimano GRX仕様となったIMPULSO ALLROADを眺めてみましょう。下はGRX 810組みの完成車ですが、GRX 600完成車もあります。ただGRX 810版のカラーは下の”3C – BLACK/TITANIUM FULL MATT”のみ。GRX 600版だと”5K – CK16/BLACK FULL GLOSSY”というチェレステカラーのモデルも選べるようです。

IMPULSO ALLROAD GRX 810 11SP HYDR. DISC

IMPULSO ALLROAD GRX 810 11SP HYDR. DISC © Bianchi

GRXの800番台はアルテグラグレード相当で、600番台は105相当。どちらも11スピードです。ホイールはどちらもCDX22というリムを使っていますが、これはALEXRIMSのOEMホイールでしょう(チューブレスレディ)。

GRX 810モデルはチェーンリングが43X31T、GRX 600モデルが46X30T。カセットはどちらも105グレードで11-34Tです。

海外通販のベラチスポーツだとGRX 810モデルが¥208,952、送料が¥16,722(記事執筆時点)なので計¥225,674(※ベラチのページは写真だけ去年モデルのまま)。

日本だといくらくらいなんだろう、と思っていま調べてみたところ、どうもGRX 810のモデルは取り扱いがないみたいですね。GRX 600完成車の定価が税抜24万円ちょうど。

あら。ということは消費税を考えてもベラチでGRX 810版を買ったほうがお得に… ということを書きたかったわけではないですが、どうも国内外でモデル展開が結構違うようです。

VIA NIRONE 7 ALLROAD

「VIA NIRONE 7」の名を冠したバイクにもオールロードモデルが登場したのは時代の流れを感じます。こちらは最上位モデルがティアグラ相当のGRX400組みで油圧ディスクブレーキ(10スピード)。他に9スピードのSORA組み、8スピードのClaris組みがあり、そちらはメカニカル・ディスクブレーキ版です。

VIA NIRONE 7 ALLROAD GRX 400 10SP HYDR. DISC

VIA NIRONE 7 ALLROAD GRX 400 10SP HYDR. DISC © Bianchi ※この画像はクランクやRDが違うかも

ホイールはGRX400組みがIMPULSO ALLROADと同じCDX22リムのようですが、SoraとClaris版ではATD470というやはりAlexrimsのリムを使ったホイールになっています(一応チューブレス化できるリムらしい)。この2モデルは若干ホイールのグレードが下がるのでしょう。

ただVIA NIRONE 7 ALLROADは、国内ではGRX 400版のみの流通となるようです。ちなみにGRX400版の価格はベラチだと¥208,952、送料¥16,722で計¥225,674。プラス本体価格の60%に対して10%の消費税。

国内価格だと税込み定価が¥206,800らしいので、このモデルは素直に国内ショップで買ったほうがお得ですね。

どれもまだ国内では予約受付中で、ベラチでも発送可能になるまで4〜8週間とあります。ビアンキは納品が遅いことが多いらしいので、早く欲しい方は早めに注文しておいたほうが良いかもしれません。

ふと思ったのですが、ビアンキに限らず、完成車はエントリーモデルだと国内外の価格差がほとんどなかったり、国内のほうが安い場合があるのですが、ハイエンドになるほど価格差が出ることが多いような気がします

ジオメトリ

IMPULSO ALLROADとVIA NIRONE 7 ALLROADの写真を眺めるとほとんど同じ形状・同じジオメトリに見えたので、あらためてチェックしてみたら、やはりほとんど同じでした。

いちばん小さい470サイズと630でリーチやシートチューブ長がほんのちょっと違うくらい。ほぼほぼ同じ感じに見えます。

しかしVIA NIRONE 7 ALLROADのジオメトリはノーマルのVIA NIRONE 7のジオメトリとは違うので(ホイールベースがちゃんと長い)、単にIMPULSO ALLROADの廉価版という位置付けのような気がします。

ハンドリングの挙動はIMPULSO ALLROADもVIA NIRONE 7 ALLROADもほぼ同じかな?(違っていたらすみません)。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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