ドイツの超軽量カーボンパーツブランド・AX-LightnessがサブブランドのBenottiから超軽量ロード完成車を発表・発売開始しました。モデル名は「VIAL evo Disc」で、最軽量コンフィギュレーションは5.4kgとなっています。
公式 VIAL evo Disc by ax-lightness | Roadbikes | Bikes | BENObikes
ライダー体重100kgまでサポート
AX-Lightnessに限らずとも、5.4kg程度のロード完成車、は値段さえ度外視すればもはや珍しい存在ではなくなりました。しかしBenotti VIAL evo Discの最大の特徴は非常に高剛性に作られているところです。海外サイクルメディアが伝えるところによると120kgまでのライダー体重をサポートするとのことですが、公式サイトではサイズMで100kgとなっています。
サイズはS(50), M(53), L(56)の3つ。完成車のコンポはSRAM, Shimanoから選択できますが、最軽量なのはSRAM Red 22 HRDとShiamno Dura-Ace Di2 R9170組みの5.4kg。パワーメーター付きのRed eTap AXS HRD組みで5.6kg。フレームセット重量は「700gクラス」という情報です。ホイールセットは840gのax.Ultra 25T。
ホイールやハンドル・ステム・シートポスト・サドル等のフィニッシング・キットには当然AX-Lightnessの超軽量パーツがふんだんに盛られていますが、フレームセットの販売もあるようです。
完成車は通常版と「クライマーズ・エディション」があり、現時点で販売されているのはRed AXS, Dura-Ace Di2, Red 22の3モデル。価格は以下の通り。
- SRAM Red AXSモデル €12,499.00(約155万円)
- Shimano Dura-Ace Di2モデル €11,699.00(約147万円)
- SRAM Red 22モデル €10,699.00(約134万円)
ホイールはax.Ultra 25Tの他にax.Ultra 38T Discまたはax.Ultra 38C Disc clincher(チューブレス対応)も選択可。最大タイヤクリアランスは32mm。ヘッドセットとボトムブラケットはCeramicSpeed製。
カラーは7色で限定版のクローム・レッドのみ1500ユーロのアップチャージ。フレームセットは公式サイトにはまだ掲載されていませんがBikeradarによると€4,299で、今後最も安いパターンで€7,499からのビルドも登場するそうです。
普段使いに!
公式サイトによると
このバイクは軽量さ、安定性と快適性の共存にフォーカスして開発されました。さらにこれらすべてを普段使い(everyday use)への適性を妥協することなく開発しました!
とあるので、ヒルクライムは勿論、もう気軽に通勤通学などで使っても良いのではないでしょうか(※155万円です)。