その卓越したライディングスキルとひょうきんな性格で愛されているプロロードレース選手、ボーラ=ハンスローエ所属のピーター・サガン。残念なことに2日前、PCR検査の結果コロナ陽性となり、トレーニング地のグラン・カナリア島で隔離生活を送ることを余儀なくされています。
以下はサガンのインスタグラムでのメッセージです。
兄のユライと、チームメイトのエリック・バスカと一緒に数週間(スペインの)グラン・カナリア島でトレーニングしていました。1月29日に、私達は帰国するために地元の研究所でPCRテストを受けました。残念なことに、結果は私達が望んでいたものではなく、3人全員がCovid-19陽性であることがわかりました。
私達は全員元気ですが、当然ながら、その日以降は隔離されています。テスト陽性の結果を受け取ってからは、チームからは全面的サポートを得ており、マネージャーのラルフ・デンクと私達のメディカル部門に感謝したいと思います。私達は彼らから何千kmも離れていて隔絶されていますが、まるで彼らのすぐそばにいるように感じることができました。
私達は引き続きリモート監視を受けていて、必要なだけここにとどまることになるでしょう。次のテストで陰性になって、可能な限り早くいつものトレーニングスケジュールに戻れることを望んでいます。
なお海外メディアによると、ボーラ=ハンスローエのメディカル・ヘッドであるクリストファー・エドラー氏の話として、彼ら3人はコロナウイルスについて複数回の陽性結果が出たため、偽陽性の確率は低いとのことです。
サガンは2月27日にベルギーのオースト=フランデレン州で開催予定のオムロープ・ヘット・ニウスブラットで今シーズンのレースを開始する予定でしたが、今のところ症状が出ていないのが幸いとはいえ、このレースへの出走は難しくなりそうです。
先月1月26日にはサガンはキャンプ先のグラン・カナリア島で31歳の誕生日を迎えましたが、なんとその日に落車事故で怪我をしています。今年はサガンにとって厄年なのか。それとも今年の厄を全部落とすことができたのか。はやく元気な姿を見たいですね。