WahooがSpeedplayペダル5モデルを発表しました。そのうちの1つはティーザー的な発表で、パワーメーター搭載の「POWRLINK Zero」と呼ばれています。DCRainmakerはじめ海外各メディアが報じています。正式発表されたのは以下のNano, Zero, Comp, Aeroですが、注目は何と言ってもPOWRLINK Zeroでしょう。
公式 Bike Pedals | SPEEDPLAY Dual-Sided Pedal System | Wahoo Fitness日本
参考 Wahoo Relaunches Speedplay, Announces Power Meter Plans (POWRLINK Zero)
正式発表が待たれるPOWRLINK Zero
以下、これまでに海外で報じられている情報から主要な点を要約してみました。
- 約18ヶ月前にWahooはSpeedplayの買収を発表した
- 以来、同社は50の異なるモデルを4つのコアモデルへと集約し、工場を移転したり閉鎖したり再移転したりしつつSpeedplayのパワーメーターペダルの開発を始めていた
- それら4つのモデルからはWahoo流の「母音の省略」はないが、パワーメーターペダルの「POWRLINK Zero」は母音が1つ省かれる
- 今日詳細が発表されたのは4モデルのみで、5つ目のパワーメーターモデルについてはまだ限られた情報しかない
- POWRLINK Zeroの完全な発表はこの夏が予定されている
- 今回発表された4モデルについては、スピンドルの外観などがWahoo風のデザインになっているが、それだけでなく内部も少し違っている。カスタムシール(Oリング)があるため、もうペダルを自分でグリスアップする必要はなくなっているとのことだ
- Speedplayは現在、生産設備をベトナムに移転させている。以前は米国サンディエゴだった。その後はRaleigh(※ノースカロライナ州ローリー)に移転し、現在はベトナムに落ち着いた
- POWRLINK Zeroはデュアルセンサーのパワーメーターペダルである
- ベースとなっているのはSpeedplay Zeroである
- スピンドルはステンレススチール
- 重量はペア276g(片側138g)
- Speedplay Zeroより54gだけ重い
- クリートはSpeedplay標準のスタンダード・テンション
- 精度については推測するしかないが市場で標準的な+/-1%になるのではないか
- 通信はANT+とBluetooth両対応となるものと思われる
- 出荷予定時期は2021年夏
- 価格は未定
- スピンドルにはFavero Assiomaを思わせるようなポッドがある
WahooによるSpeedplayの買収以来、Speedplayファンはこれからどうなるのだろうと不安に思っていたと思いますが、ついに朗報が来ましたね。Speedplayという名前は残っていますし、Wahooという大きいロゴがあのロリポップの表面に冠されているのは安心感があるのではないでしょうか。
さらにこの夏に発売予定のPOWRLINK Zeroについては、Favero AssiomaをSpeedplay仕様に改造したことがある・しようとしているユーザーからは大きい注目を集めそうです。
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