CampagnoloがBORA ULTRA WTO 33 / 45 / 60を同時発表しました。BORA WTOの軽量化上位バージョンで、チューブレスとクリンチャーの両方に対応する2-Way Fitです。ベアリングは勿論CULT。
公式 Bora Ultra WTO: Campagnolo's new racing wheels
ディスクブレーキのみ・25mmタイヤに最適化
いずれもディスクブレーキ版のみで、リムブレーキ版はありません。WTO 60の場合、主要スペックは次の通り。
- リム:H.U.L.C.(ハンドメイド・ウルトラライトカーボン) 60mmハイト、内幅19mm、外幅26.1mm、2-Way Fit、C-LUXフィニッシュ
- 使用可能タイヤ:23mm〜(空力的には25mmに最適化)
- フロントハブ:カーボンボディ
- リアハブ:アルミボディ・36歯ラチェットフリーハブ
- ベアリング:CULT
- スポーク:エアロ楕円ストレートプル、ダブルバテッド1.5mm、24本G3組み、Aero Mo-Mag ヒドゥン・ニップル
- ハブ:Campagnolo N3W / Shimano HG / SRAM XDR
- 重量:1530g(フロント710g, リア820g)
ホイール重量は、ロープロファイルのWTO 33だと1385g、ミディアムプロファイルのWTO 45だと1425gです。C-LUXフィニッシュはラッカーを使わないこともあってか、非常に軽量に仕上がっていますね。ULTRAのロゴのフィニッシュも渋くてカッコいいですねー。
ちなみにULTRAでないBORA WTO 33(ディスク)の重量はペア1485g。ULTRA WTO 33はちょうど100g軽量化されたことになります。価格差は990ユーロ、約13万円です。
カセットはカンパ11〜13スピード、シマノとスラムの10/11スピード、スラム12スピードに対応することになります。N3WハブはEkarの13スピードカセットも使えますが、11/12スピードとの互換性があります(アダプターが同梱されます)。
カラーはダークラベルのみ、欧州定価はいずれも3150ユーロ(本日のレートで約41万円)となっています。
カンパニョーロ公式SNSでの反応を見るとリムブレーキバージョンが用意されないことに対する不満が非常に多いのですが、プロによるレースでの使用を念頭に置いたフラッグシップモデルなので、これはもう致し方ないと思います。どうしても山岳で超軽量ホイールを使いたいというサポートライダーは、リムブレーキ・チューブラーのBORA ULTRAを使うことになるのでしょう。
ベラチスポーツでの販売価格
スイスの海外通販老舗・ベラチスポーツでも既に取り扱いを開始しています。価格はいずれも¥320,462で、国内価格より14万円ほど安い計算です。送料は12,949円。
- Campagnolo Bora Ultra WTO 60 Disc Brake 2021
- Campagnolo Bora Ultra WTO 45 Disc Brake 2021
- Campagnolo Bora Ultra WTO 33 Disc Brake 2021
需要の高い製品なので、納期についてはメールでご相談下さいとのことです。