GoPro Hero 9でサイクリングの車載動画を撮るために、久々に純正のハンドルバーマウント(製品名「ハンドルバーシートポストマウント(Ver2.0)」)を使っています。Hero 7 Blackの頃に一時使っていたのですが、水平補正機能のないHero 7の場合、ハンドルマウントで撮影すると船酔いしそうな映像になるので、あまり使っていなかったのでした。
しかしあらためて使ってみると、このGoPro純正ハンドルバーマウント、Hero 9との相性が良くかなり使い勝手が良いです。
横方向の画像も簡単に撮れる
このハンドルバーマウントの最大の特徴は、ベースマウント部が360度回転するところ。下の写真で親指を当てているプレートがラッチになっていて、これを押すと上をグルグル回転させられるのです。裏側には17個の溝があって、そこで固定できます。かなり自由度が高い。
このマウントを久々に使おうと思ったのは、Route Werksハンドルーバッグの上フタにHero 9を取り付けるつもりが、Garmin=GoPro互換のクォーターターン・パーツがなかなか手に入らないので、とりあえずオプション購入しておいたハンドルバー・スタッブに付けてみようと思ったからです。下の写真のように、問題なくフィットします。
▼ Route Werksハンドルーバッグの紹介記事はこちら
この時、Route Werksのスタッブ用ネジ切りが若干精度が甘く(私の個体の話ですが)、スタッブがちょっとだけ下側に傾いているのに気付いたのですが、幸いHero 9のホライゾンレベリングのおかげで影響なし。
そしてベースマウントを真横に向けても、バッグとは干渉しません。これで右手側に海が見えるきれいな道を走っている時でも、Bロール的な「流れる海の映像」を安全に撮れたりします。しかもホライゾンレベリングのおかげで(以下略)…
しかしこの状態ではバッグのフタをうまく開けられません(笑)。最近GoProを使う時、このバッグはGoPro機材運搬用になっているのであまり困りませんが、フタを開く時はベースマウントを少しづつ回転させると、マウントもGoProも取り外すことなくフタを開くことはできます(※マウントはスタッブの端のほうに装着しておく必要あり)。
正面を撮りたければボタンを押してGoProをクリッと回すだけ。メッチャ簡単です。勿論普通のハンドルバーで使えますし、シートポストにクランプさせて背後の映像を撮ることもできます。対応径は直径9〜35mmでラバーのアタッチメントが付属します。
このベースマウントが回転するマウントは、同じような中華製品も存在するのかもしれませんが、私が探してみた限りは見つかりません。しかしこの純正品も実売価格は3100円とそれほど高価でもなく、本体の質感もなかなか良い(チャチくない)ので、GoPro純正パーツに興味がない私でも気に入っています。Hero 9で車載動画を始めたい方は、最初はこれから入るのが良いと思います。