コストパフォーマンスの高さで人気のMicroshift。その10スピード・オフロードコンポADVENT XのリアディレイラーがVer.2に更新されました。
公式 ADVENT X Ver.2 Rear Derailleur 10 Speed
参考 INTRODUCING THE MICROSHIFT ADVENT X VER.2 REAR DERAILLEUR
チェーンラップが大きくなって良いことづくめ
以下、同社公式サイトからの情報、Bikepacking.comの紹介記事からまとめてみました。
- Ver.2リアディレイラーはケージデザインが一新され、最もハードなライドにおける性能が改善されている
- ケージは全体的に短くなり(20mm短い)、プーリー位置は改善されチェーンラップが良くなっている(特に小コグ側)
- ガイドプーリーがより前方に、テンションプーリーがより後方に来るようになっている
- テンションプーリーと最大コグ間の距離は従来の15mmから6mmになった
- プーリーへのトゥース・エンゲージメントが増えることで、シフトスピードとチェーン保持力が改善している
- トゥース・エンゲージメントが増えたことでカセットの寿命もより長くなる(特に小コグ側)
- リンケージ機構もアップデートされており、スプリングの反応はよりリニアになり少ない力でシフティングできるようになっている。ケーブルへのテンションが少ないため、シフトのフィールが改善し、変速スピードもわずかに早くなる
- オリジナルのADVENT Xが好きな人で、最もハードなライドでより良く動作する、よりライトアクションなものが欲しかった人にVer.2はおすすめだ
- 全てのADVENT Xシステムと互換性がある
- 標準的な10スピードチェーンと互換性がある
- 最大コグ42-48T
- キャパシティ37T
- クラッチあり
- ケージ・アウターリンクの素材はアルミ
▼ Microshift公式のVer.2リアディレイラー・インストール解説動画
エンゲージメント数が増えることで変速タイミング自体が速くなり、ハイトルク時の変速でもコグの歯への負担が減る、等々、良いことづくめに見えますね。全体的な外観はVer.1よりもロード・グラベルのリアディレイラーの雰囲気に近付いた感じがします。
Bikepacking.comの紹介記事によると、価格は現行リアディレイラーと同じ。しかし発売は8月以降になる見込み。Ver.1はこのままゆっくりフェードアウトするのでしょうか。
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