Zwift初心者のCBN Blog編集担当(マスター)が経験豊富ななどかずさんにZwiftの基本的な使い方などをお聞きしました!
以下、2人のゆるい対談記事をお楽しみ下さい。
マスター(以下M): 遅ればせながら私もZwiftデビューしてしまいました。などかずさんのバーチャルサイクリング関連記事の編集作業に携わってしまったのがいけなかった…。
などかず(以下N):計画通り…!(ニヤリ)
M: 私、まだはじめたばかりなんですけど、Zwift初心者としていろいろ「これはどうなってるんだろう?」と思ったことがたくさんあったので、今回はいろいろ教えてください。
N:ご遠慮なくどうぞ!自分にわかることであれば、ぜんぶお答えします!(ヤバイ…何も考えずに遊んでるだけだから、突っ込んだ質問されたら即アウトじゃないか…)
ユーザー登録について
M: まずユーザー登録なんですけど、私の場合ダウンロードしたZwiftアプリからユーザー登録しようとしたらCapchaでエラーになって先に進めなかったんですよ。
それで、Zwiftのウェブサイトからユーザー登録して、その後アプリからログインできましたが。などかずさんはそんなことなかったですか?
N: 自分は初っ端からPCサイトを使ってアカウントを作ったので、ライド開始も課金も特に躓いてはいないです(忘れちまったなぁ…そんな昔のこたぁ…)。
このまえ家族のアカウントをiPhoneで登録した時も、普通に登録してライド画面まで進めました。もしかして、ラッキーだったのかも?
M: あとユーザー登録完了のメールとか、今でも全部英語です。いろんな案内メールも全部英語。日本人のユーザーもすごく多いと思うので日本語対応してほしいですよね。
▼容赦なく英文で届くウエルカムメール
N: 日本語対応してる場所も、一部は「Google翻訳そのままコピペしてもこうはならないだろ…」という日本語だったりしますね。
デバイス別のローカライズ最適化とか既存ユーザ向け利用促進よりも、いまはユーザ数とプラットフォーム拡大が優先!ということなんでしょう。
でもイベントのお知らせとか、毎週のライド報告は日本語で欲しいところですよね。頼みますよー!中の人ー!
▼iOS版は登録画面の冒頭で、いきなり「あなたは誰ですか?」と問われる。
Zwiftアプリの起動と初期設定
M: ダウンロードしたZwiftアプリを起動してログインすると、スマートトレーナーとの接続画面が出ます。これは簡単に出来たんですけど、うまく行かない場合もあったりするんでしょうか。
N: 「ANT+」で接続している場合、スマートトレーナーとANT+の受信機(ドングル)が離れていて接続がうまくいかない、というケースはネットを彷徨っているとよく目にします。
この場合はUSB延長ケーブルをANT+ドングルに接続して、トレーナーとANT+ドングルとの距離を縮めることで対策可能です。
Tacxには延長ケーブルとANT+の受信機が一体化した「USB ANT+ アンテナ」という専用オプションが用意されていますから、見た目にこだわるならイイ選択肢ではないでしょうか。
またBluetoothでの接続時はトレーナーやセンサーが接続したいデバイス以外のBluetooth機器と接続しようとして、時間が経ってもスタートできないケースがありますね。
なので、他のBluetooth機器が近くに置いてある場合は、使わない機器のBluetoothはオフにしておくと良いかもです。
M: おお、私のMac版アプリとちょっと見た目が違いますね… 私の「レッツゴー」とか書いてないですよw
ところでアプリを起動するとスタートアップの音楽、走行中は雨や風や鳥の鳴き声といった自然音が聞こえてきて、リアルでめっちゃ感動的ですよね。ただこの音量調節はどこでやるんでしょうか?
N: 右手の人差し指。そして左手の人差し指を、それぞれ左右の外耳道に挿入しましょう。音量が下がります。
M: 「 聴 か な き ゃ い い ん だ ! 」
(「はやめブラストギア」6巻参照)
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…というかむしろこの音もっと大きくしたかったんですけど(笑)
とにかくだ、デストライドの「掟」には従ってもらうぞ。「4IIII PRECISION 2.0 3D パワーメーター」が付いた、そこの左クランク外していただきましょうか。
N: や…やめろ…! やめてくれ…!!
M: 光あるところ、必ず影が落ちる。ここは…裏ロード界。
N: そもそもの音量はハードウェア/OSのボリュームコントロール設定での調整ですよね。それぞれのデバイス依存なので、Zwiftアプリはあまり関係ないかもです。
あとはZwiftアプリの設定画面(メニュー→右下の歯車アイコン「設定」)に、通知音などシステム関連の音量を調節する「ゲーム音量」と雨音や路面の走行音などの効果音関連の音量を調節できる「3Dワールド音量」のスライダーがあります。
こちらは音量調節というよりは、音量バランスを調整する意味合いが大きいと思いました。
M: なるほどこの設定画面に入る歯車アイコン、ライドを開始してないと表示されないのでちょっと迷いますよね。ここはライド前に入れるようにしてほしいな…
Zwiftにはどんなコースがある?
M: それではコースのことをいろいろ教えてください。コースというか、ルートというか。Zwiftっていま全部で何コースあるんでしょうか。
N: まずは大きい分類から「WATOPIA」「LONDON」「RICHMOND」「INNSBRUCK」「NEW YORK」そして「ITALIA」、合計6つの「ワールド」があります。
M: えっ、イタリアもあるんですか?
N: 「ITALIA」は、Giro d’Italiaのタイアップコースで、期間限定のTTチャレンジが行われていました。今は走れない…はずです。
▼Giro d’Italiaタイアップイベントのタイムトライアルライド
▼平坦の後には延々とゴールまで坂が続く地獄
各「ワールド」の中は分岐を自由に選んで走れますが、「ルート」を選んでから走るので分岐の度にコース選択をしなくてもいい、というわけです。
M: 大きい「ワールド」の中にいろいろなコースがあって、それを繋げたのが「ルート」ということですよね。
N: Exactly!!
あと欲を言えば、オリジナルのルート作成機能が欲しいところですねぇ。
M: あまりユーザーの自由度を高めるとサーバの負荷が半端ないんでしょうね…
N: ネットの伝聞によると、「ユーザーが分散すると走ってる人が寂しくなるから」という理由らしいです…。
M: そっちかい! www 確かに世界中のユーザーが同じ場所をたくさん走っていて、賑やかでいいですね。
西伊豆スカイラインコースがあったとしても2〜3人しかいない… とか起こりそう。
で、何日か乗ったんですけど、などかずさんが記事で書かれていた「NEW YORK」のコースを走ろうと思っても表示されてない…
N: 「WATOPIA」は毎日走れるのですが、そのほかのワールド(ゲストワールド)は日によっての切り替えです。スケジュールはデバイス接続後の、ワールド/ルート選択画面の右下に表示されています。
好きな日に好きなワールドを走れる、という仕様にはなっていないんですね。いろいろ理由はあろうかと思いますが、今のところはそんな感じです。
それにしても、こんなことも知らなかったんですかぁー?マスターさん、まだまだ初心者さんなんですねぇー。フフーン(ドヤ顔)。
…って!その右手に握りしめている「4IIII PRECISION 2.0 3D パワーメーター – ULTEGRA 6800」を、軽量かつ剛性の高い鈍器として人を殴打する道具に使ってはいけませんよ!?
か、顔はぶたないで!私、女優なんだか…ぶべらっ!
M: いや、これは6800クランクではなく、チェーンウィップですよ。
…って冗談は置いといて、たとえば「セントラルパーク」をピンポイントで検索してそこを走る、みたいなことはできないんでしょうか。いつでも好きなコースを走ることはできない?
N: できまひぇん…!
M: もう一度聞こう。いつでも好きなコースを走ることは、できないんだな…?
N: で、できません…その…公式には。
Googleで検索すると、Zwiftの設定ファイル「prefs.xml」に「<WORLD>1〜 5の数値</WORLD>」を書き加えることで任意のワールドが選べる。と書かれたページを見つけられます。
とはいえ、そこに書かれている情報が公式のものかどうかは不明ですし、最新のバージョンで通用するかだってわかりません。仮にWATOPIAの代わりにRICHMONDがうまいこと表示できたとしても、あくまでも一般的にはアナウンスされてない方法での実現です。アプリケーションの動作に影響が出てしまう可能性だって、絶対に無いとは言い切れません。
いずれにしても、正攻法のやり方ではないことは確か。もし割と簡単に実行できてしまったとしても、おススメはできかねます。はい。
M: なるほどXMLファイルをいじるんですね。どうしてもNEW YORKを走りたければ<ZWIFT>直下に<WORLD>4</WORLD>を入れてアプリ再起動…フフ…
あと起動画面でルートを選ぶ時に間違ってしまう時があって、WATOPIAのかわりにLONDONを選んでしまったりすると、これはもうアプリの再起動からやりなおすしかないんでしょうか。これが結構時間がかかって面倒です。
N: これは…やり直すしかないみたいです。iOS版はユーザ選択画面に戻るだけなのでアプリは落ちませんが、PC版とMac版はライド終了操作をすると、アプリも終了してしまう仕様っぽいです。な、中の人ー!!
M: iOS版と結構挙動違うみたいですね。ヘンなバグとかはないと思いますけど、いろいろ改善の余地ありな感じですね。
トレーニングモードについての質問
M: トレーニングモードについてなんですけど、FTPテストというのがありますよね。これはやったほうが面白いですか?
N: 自分がどれだけ走る能力を持っているのか精緻に知ることができるので、一度はやっておいたほうがいいと思います。自分の場合は、現実を数値で直視させられて絶望するだけでしたが…(号泣)。
M: FTPテスト、フルバージョンとショートバージョンがありますよね。などかずさんはどちらがおすすめですか。
N: FTPを計測するために全力でもがきまくらなければいけない時間は、フルもショートも同じ20分。計測の前にヘロヘロになるよう、強制的に脚を使わされるのですが、フルのほうがその準備時間が長いです。
いずれにせよ死ぬ思いをすることは変わらないので、微妙な感じが残るショートよりも真っ白な灰になって燃え尽きられるフルバージョンが個人的にはおすすめです。FTPテスト未体験のみなさんは、ぜひ「人生で最も長い20分」を体験してみてください。
アバターについての質問
M: 画面の中で自分のアバターが自転車を漕いでますけど、自分のケイデンスと一致しているように見えません。これはさすがに仕様ですか?
N: これは仕様としか思えないです。ただ自分は、アバターのケイデンスが実際のケイデンスに割と一致してるなー、という印象で遊んでいました…。
M: それと私のジャージ、「Z」マークのついた妙に地味な色のやつなんですけど、どうすれば他のライダーのようなカッコいいジャージ着られるんですか。あれはどこかで売っているんですか。
N: カッコいいジャージって、こんなのとかですかねぇ?(と、さりげなくKOMジャージのキャプチャーを貼って、セコくマウントを取りに行く)
ジャージをはじめ、アバターが装備しているアイテムの切り替えはGARAGE画面(メニュー→右側のシャッターの建物アイコン)に設定画面があります。
ジャージの獲得方法はいくつかあるのですが、
- レベルアップしてアンロックする
- ジャージがアンロックするイベントやミッションを完了する
- プロモーションコードを入力する
などがあります。
ちなみにウチの家族アカウント、Wahoo Kickrを接続してログインしたら、いきなりWahooのジャージがアンロックされてビックリ。
レベル1で走り始めた状態からデフォルト以外のジャージを着用してライドするには、プロモーションコードを入力してジャージを獲得するのが最も確実でしょう。
PC/Mac版のアプリでキーボードの「P」を押下するとコードの入力画面が出るので、そこにプロモーションコードを入力してEnter。プロモーションコードは、Google検索すれば出てきます。
M: おお、それはお得な情報! プロモーションコードがあるなんて初耳です。
N: ちなみにiOS版は、プロモーションコード入力画面がどうやっても出てきません。ググってみましたが、駄目っぽいです。iOSデバイスしか持っていない場合、プロモーションコードでのジャージ獲得は諦めかなー。
M: ついでに言うと私のアバターはグローブさえしてないんです。これは何かの嫌がらせですか!
N: 初期段階でグローブをアバターに装備させるには、レベル6に到達してアンロックするか、グローブが獲得できるイベントに参加するかしかなさそうです。
Zwiftさんとしては「ライドしまくって早くレベル6になれ」ということなのでしょう。嫌がらせ?いいえ…これは愛です。
M: 嫌がらせと言えば、よく知らない人に後ろから抜かれるんですけど、抜く時に肩でぶつかってくるんですよ。
あれは喧嘩を売られているんでしょうか。「お前、遅いんだよ!」という感じでムカつくので、その後追い抜こうして気がつくといいトレーニングになっていますw
N: あー、私も曲がるときによく対向のライダーと正面衝突したりますよ。走行ラインはユーザ側では制御不能なので、そこはどうしようもないです。
マスターさんの場合はトレーニングのモチベーションになってるみたいなので、そのムカつきを怒りに変えてどんどん燃やしてください!
ひとつひとつは小さな火だが、二つ合わせれば炎となる。炎となったマスターさんは…無敵です!
あ、でもぶつかって抜いていった相手に、怒りのメッセージ送ったりとか、画面を録画して「#煽り運転 #拡散希望」とかハッシュタグつけてTwitterに投稿したりしちゃダメですからね(するわけないと思いますが)! それ、ただの言いがかりですから!
M: いや、別に怒ってないんですけど、私が誰かを抜く時は、ぶつからずにスッと抜いていくんですよ。なんだろう、と思って。
N: これも、そういうふうに見える機会が多くあるだけ、ではないかと…。
M: いまZwift Companionアプリを見たら「肘打ちアイコン」みたいなものがあるんですが…まさか…これなのか…面白すぎるぞ…
N: 「ELBOW FLICK」ですね。レースの時などに、「お前先行けよ」的な意味で使われるのだとか。どうも、好意的な意味で使うものでは無さげです。
個人的には「おヌシやりますなー!くぬくぬー!」というジェスチャーにしか見えないんですが。
M: チキショー今度使ってやる。
あと「異様に速い前カゴのついた謎の自転車」にブチ抜かれたことがあるんですけど、あの素敵な自転車はどうやったら手に入るんですか。
N: その自転車が手に入るプロモーションコードを送るので、近くのコンビニでiTunesのポイントカードを買ってくれる?
M: 「異様に速い前カゴのついた謎の自転車」にブチ抜かれたことがあるんですけど、あの素敵な自転車はどうやったら手に入るんですか。
N: 渾身のLINE乗っ取り詐欺ボケを…ガン無視…完全スルー…!!
前カゴのついた自転車は、たぶんコレだけですね。2018年のエイプリルフール仕様バイク。もちろん、現時点で走っているはずはありませんから、何かの見間違いでは…?
あ、もしかして、カゴって光ってて半透明だったりしましたか!?それなら、ワークアウト中の自転車がそういう表示になりますよ。
▼ワークアウト中のアバターには自転車の前に半透明の画面が浮かぶので、パッと見、前カゴ付きに見えるかも
M: あ、それですそれ(笑)そのディスプレイみたいなの何だろうと思って。たぶんそれを前カゴと勘違いしたのかもしれません。それワークアウト中の人なんですね。デスクトップ版アプリを使ってる人の意味なのかなと思ってました。謎がひとつ解けました。
画面表示についての質問
M: 画面表示についていくつか。坂道は斜度とか表示されないんですか。
N: 画面右上のマップ表示部分に、斜度が出ています。表示色は斜度のヤバさに応じて黄色→赤に変わって、絶望に拍車をかける仕様です。
M: やはりそれがそうでしたか。表示が4%くらいなのに負荷は8%くらいに感じたので、あれは斜度のはずがない、そんなわけあるもんかと自分に言い聞かせていたところでした。
それと特定のルートの残りの走行距離が画面に出てくれたらなぁ、と思うんですが、そういうのはないですか。
N: ゴールが決まっているグループライドのときは、中央上部のエリアに残りの距離が出ます。
あとはKOMやスプリントなどのポイントでも、ゴール地点までの距離と到達予測時間が出るようになっていますね。
地獄の超級山岳「Alpe Du Zwift」は専用画面になっていて、マップ表示の下部に登坂開始からの走行距離が表示されます。下の画面だと、「6.28/12.44km」となっている部分。
「まだ…あと6kmも…山岳を闘れるんかァ!」とかは決して思えない自分には、ただの絶望メーターです。
M: ちょっとマニアックな質問ですが、画面では自分の現在のワット数が左上に大きく表示されますよね。これはルート選択後の「設定」から「平均3秒」と「即時」の2種類から選べるみたいですが、どちらが良いんでしょう。
N: デフォルトが「平均3秒」だったので、ずっとそれで使ってました…。別に不便や不満は感じていないので、無理に変える必要は無いかも。とか思ってます。
M: 画面右側に「近くのライダー」が表示されていますが、名前の下に「2.0w/kg」のような数字が表示されています。これはどういう意味なんでしょうか。
N: パワーウェイトレシオ(PWR)、出力を体重で割った値です。体重が軽ければ、出力が低くてもスピードが出ます。体重が重ければ…ゴニョゴニョ…。
なので、PWRの値が高ければ高いほど、速く走れるということになります。ってことは設定画面で体重を軽く入力すれば、実力以上に速く走れてしまう。この辺の仕様は、完全に性善説頼みになってる感じです。
悪意がなくても、手動入力で体重を入れている場合はマメに設定を更新しないと、体重の変化で知らず知らずのうちに実際のPWRと乖離がある状態になりかねないので要注意です(トレーナー導入で体重減るケースも多いでしょうし)。
ちなみに出力とPWRがわかると、逆算で体重がバレてしまうので用法用量には十分注意してご使用ください。
M: なるほど、それやっぱりPWRだったんですね。というのも私のPWRがいつも1w以下で「うわっ…私のPWR低すぎ…?これ違う意味だよね…?」って自分に言い聞かせてたんですが、プロフィール設定見たら身長と体重が逆になってました(笑)。
入力時に間違えたのか、バグなのかは不明ですが… あとなどかずさん、そのスクショ何ですか。マウントですか。素敵。
それと速度表示(kph)の下の自転車アイコンがあって、そこに「1」みたいな数字が出ているんですが、これは何でしょう。
N: 「レベル」です。走行距離に比例して上がります。レベルが上がると、専用のジャージや機材がアンロックしたり、新しいコースが走れるようになったりします。
▼レベル11で到着した「Alpe Du Zwift」の入口。コース選択はもちろんできないし、「12」というカギ付きアイコンが書かれた壁で塞がれてます
「JUNGLE CIRCUIT」がレベル10、その先にある「Alpe Du Zwift」はレベル12が必要です(グループライドなどの時は、そのレベルに達してなくても走れるようです)。
▼テレレレッテッテッテー♪
M: 完全にドラクエですね…テレレレッテッテッテー♪www
N: 当初は最大レベル25までだったのですが、私がレベル25に到達目前!というタイミングで、最大レベルが50に引き上げられました。
あがいて、あがいて、あがきまくって、ようやく目の前に迫ったゴール。それが、マッハで彼方に遠ざかっていく。その絶望たるや!こーの悔しーさは忘れはしない!
この件に関してだけは、Zwiftの中の人を正座させて、小一時間問い詰めたいですね!!!
M: あとそのずっと右側、反対側に、水色に白地の数字が出ているんですがこれは何でしょうか。走ってると増えてくみたいですが…
N: ゲーム内通貨の「ドロップ」です。「ガレージ」画面の「DROP SHOP」で、フレームやホイールを買えます。
M: あれお金になるんだ!?
N: 斜度がキッツいところを走ったり、Ride ONをもらったりすると、同じ距離を走ってもよりたくさんのドロップが手に入ります。じゃあ、ミートアップでさっそく逝きますか…アルプ…!
ホイールやフレームが買いたくて、大量のドロップが欲しい!というときには、グループライドに参加するのが個人的にはオススメです。RideOnを送りまくって受け取りまくると、みるみるうちにドロップが増えていきます。送った相手にもメリットしかないですしね。
M: おっ、あのRideOnという掛け声、使えば使うほどドロップが貯まるんですか。いい仕組みだなー。受け取ったほうも嬉しいですしね。
そのうちダークウェブでドロップが現金で売買されるようになったりして…って誰得だからそれはさすがにないか(笑)
Zwift Companionアプリでできること
M: 走っている途中でUターンとかできるんでしょうか。
N: できますよー。画面中央下部をクリックするとメニューアイコンが出てくるので、Uターン矢印をクリック/タップで、自由に方向転換できます。
M: そっか、iPad/iPhoneなら簡単にそれができるのか。あとZwift Companionというアプリを併用すると簡単にできるんですね。
そのうちアプリを使わなくてもハンドルを右に切ると右折するとか、Wahooからそういうセンサーが出てきたら面白そうですよね。
N: …欲しい!そんなの出された日には、トレーナー一式総取っ替えすることになっても、全力で買いに行きますね。
M: Kickr Climbに操舵機能が付いたKickr Steer。とか出たりして。
Zwift Companionアプリって他にどんなことができるんでしょうか。
N: Android版とiOS版で若干機能差あるようですが、
- ライド中の操作一式
- イベントの参加
- フォロー/リフォロー
- Bluetooth信号の集約・中継
- アクティビティの記録と表示
- 各種の設定変更
などなど、豊富にも程がある盛りだくさん具合です。Companionアプリの解説だけで、記事が書けるぐらい。しかも、えらく使いやすく仕上がっていて、もはや「神アプリ」と断言していい出来です。
おすすめのルートは?
M: 走っていると雨が降ってきたり、夜になったりしますが、これはランダムに変わるんですよね?
N: …たぶん…おそらく…きっと…perhaps…maybe…forse…возможно。
M: 雨の音とかが結構気持ちいいので、そのうち選べるようになると嬉しいです。実はXMLファイルに何かぶちこんだらできる裏技があったりして。<WEATHER>3</WEATHER>でいつも雨、とか。
あ、そうだ。雪とか降るんでしょうか?
N: 標高が高いところでは降りますね、雪…。EPIC.KOMを登ってると、中盤でよく降ってきます。
M: では最後におすすめのコースやルートを教えてください。初心者が最初に走って楽しいルートとか。間違っていきなり3,000メートル級の山に連行されたら心が折れる人が出そうです。
N: つまるところ、坂回避ルートですね。「WATOPIA」なら「Volcano Flat」に「Fuego Flats」をミックスした、オリジナルルートが気に入っています。
ルート選択は「Volcano Flat」で出発、海底トンネルの手前で左に曲がって「Fuego Flats」を経由。もちろんEpic.KOM方面には向かわず元のルートに復帰、あとはそのままぐるっと大回りして戻ってくる感じです。
M: 逆にものすごくキツイコースってどんなものがありますか。
N: すべてのルートが地獄ではありますが、中でも「Four Horsemen」は公式さんも「これはキツい。」と一言書いて、コース説明を放棄するほどです。
▼【悲報】公式、キツすぎて説明を放棄
M: 公式で「これはキツイ。」とか書いてあるww
N: 昨年末、ジャージ欲しさに参加したRaphaのイベントのルートが、まさにコレでした。まあ…地獄以外のナニモノでもなかったです…。ボルケーノとラジオタワー(EPIC.KOMの先を左に曲がる「Bonus Climb」)のあとにアルプ、さらにジャングル経由でスタート地点に戻るという、ルート引いた人を「おまえの血は何色だーッ!?」と問い詰めたいほど血も涙もないコース設定。完走するのに、4時間半かかりましたYO!
▼アルプを登っても、まだ全然ゴールが見えない地獄
M: 4時間半!ただの固定ローラーだったら考えられない乗車時間ですね。
あと景色がきれいだったりおもしろくて気に入っているルートってありますか。私はWatopiaで山くらいの大きさがある超巨大なサイクリストの彫像がある場所とか、イルカが見える透明な海底トンネルとか「うぉ〜、これはすごい」と感動しました。
N: EPIC.KOMからの下りで、対岸の島々が見えてくる辺りです。このときはちょうど夜明けのタイミングで、雲を透過した太陽に逆光で照らされる世界の表現に唸らされました。
朝焼けのオレンジ色、朝靄に拡散される太陽光。一瞬の情景変化なのに、コダワリ過ぎでしょう…。
この光線状態の表現に対する気合の入り方ときたら!
M: うお〜、これはキレイ!
あとは、カメラの視点を定点カメラ映像に切り替えたときに、一部のポイントで望遠撮影風の画面になるのがお気に入りです。
M: こんな画面出るんですね、凝ってますねー。
またおもしろいコースや変わったスクリーンショットが撮れたら是非紹介してくださいね。今日はいろいろ教えていただいてありがとうございました。