CHRIS KINGがヘッドセット・ハブやBB関連パーツについて生涯保証制度を導入するそうです。
2019年1月1日以降に購入された一部製品が対象
対象となるのは2019年1月1日以降に購入されたヘッドセット・ハブ・BB・ベアリング。King製のフリーハブやアクスルも対象。ただし同社のCieloフレームやステム、アクセサリーやホイール等は保証期間が異なるのでご注意(ホイールについてはChris Kingハブのみ生涯保証の対象)。
クラッシュは当たり前のことですよね?
保証の詳細ページには”Lifetime Warranty”(生涯保証)と”Limited Warranty”(限定保証)の文言が混在していてややこしいのですが、インスタでのコメント欄を読む限り、オリジナルオーナーであればリペア作業時のミスやクラッシュに起因する破損でも無償修理の対象になるようです。
たとえばユーザーとChris Kingとのあいだでの次のような会話を読むことができます。
ユーザー:通常の使用下での破損をカバーするということですよね、クラッシュは含まれないかと。通常条件使用下での典型的な製品寿命をカバーするということですか?
Chris King: クラッシュは私にとっては当たり前のことのように聞こえますよ。(製品のLifetime=寿命ではなく)オーナーのLifetime(生涯にわたる)保証です。
ユーザー: はは! ならこれは最高の保証ですね!
保証の申請方法
保証の申請方法はこのページの”KING LIFETIME WARRANTY”の項に書かれています。簡単な保証申請フォームに記入し購入レシートとともにアップロードするそうです(申請書やアップロードの場所は明記されていませんが…)。
Chris King本社への送料・返送料はユーザー負担。または国内代理店に依頼することで送料負担を回避することができるそうです。
また必ず製品交換になるわけではなく、リペア方法の提供にとどまることもあるようですが、送料以外の負担なしで製品を使い続けられるようなサポート体制にはなっているようです。売りっぱなしにはしないよ、もし壊れたら修理は無料でするよ、という内容です(ただし中古品は対象外)。
生涯保証をはじめるメーカーが増えている?
Chris Kingによるこのサポートの背景説明を読んでいると、ゴミを減らして環境負荷を低減するというメッセージがあるようですが、それと同時にもっと我が社の製品を買ってほしいというのが本音でしょう。
先日ENVEも同じようなコンセプトの生涯保証制度を導入しましたが、これをかなり意識した動きであるようにも思いました(以下、関連記事です)。近年はユーザーからのブランドへのロイヤルティを高めるために、こうした生涯保証制度を謳うメーカーがかなり増えてきた印象があります。
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