ホイール

ENVEが「問答無用」の生涯保証プランを開始。既存ユーザーも対象に

ENVEユーザーにビッグな朗報です。同社が「問答無用」(“No-questions-asked”)の生涯保証プランを開始したそうです。

ENVE M730E ©ENVE

以下、本件についてのBikeradarの記事の要約です。

  • ENVEは「ごまかし・言い訳なし(no-quibble)」の新しい生涯保証制度を開始した
  • ライド中に破損した場合でも非ライド中に破損した場合でも製品を交換をする
  • ENVE製品は価格も評価も高かったが耐久性が問題となっていた(特にオフロードユーザーにとって)
  • しかし耐久性の問題はもはや過去のものとなる
  • ENVE製のリム・フォーク・ハンドルバー・ステム・シートポストとハブがこの新しいポリシーの対象となる
  • このアナウンス以前に購入された製品も対象となる
  • ライド中でも、レース中でも、クルマのルーフに設置したバイクが車庫の低い天井にぶつかって壊れた時でも交換の対象となる
  • 飼い犬にホイールを食べられても交換の対象になる
  • 保証は製品の最初に購入者に限られる
  • 製品が破損した場合、オーナーはサイトから交換申請をする必要あり。その後、ENVEがパーツ費用・作業費・返送送料を負担する
  • 最悪の事態が発生した時にスピーディーな納期を実現するため、購入したらなるべく早く製品登録することを推奨する
  • 既存の5年間の有限保証は製造上の不良(初期不良)をカバーする
  • この結果、購入者は何があっても壊れた製品を交換してくれることになり安心できるようになると言える

またENVE担当者は次のようにコメントしています。

ENVEのカーボン製品は強度・耐久性・ライドのクオリティで市場を牽引するように設計されてはいるものの、我々は破壊不可能な製品を設計しているわけではありません。

もしライド中や、クラッシュ時や、自転車を積んだクルマを車庫入れする時にあなたが製品の限界を超えてしまっても、心配しないでください、私達がついています。

この保証内容を見ると相当踏み込んだ、というか全面的に踏み込んだ内容ですが、この背景にあるのは昨今のENVE製品の耐久性、品質管理、カスタマーサポートへの不満によるセールスの落ち込みなのは間違いないでしょう。それらの経緯については下の記事2本で紹介しています。

ENVEのMTBリムがテスト中に立て続けに破断。同社からの釈明にも批判の声
Enve M735EというE-MTB用ホイールがpinkbikeのインプレ中に2回連続で破断し、欧米で物議を醸しています。
リム破断についてのENVEの説明はどこがまずかったのか。そしてどんな回答が正解だったのか?
先日、ENVEのE-MTB用リムがPinkbikeのインプレ中に破損して話題になった件を下の記事で紹介しました。

既存のENVEユーザー(新品購入者)、これからのENVEユーザーにとっては朗報以外の何物でもないですが、今後はこの保証が実際にどれだけスムーズに適用されるかが注目されそうです。

最初の返送時の送料はユーザー負担であると思われます。

また「作業費も負担」とあるので、リムだけ買ってショップで組んでもらったような場合でも工賃を負担してもらえるのかどうかも気になりますね。それとも壊れたホイールごと送ってENVEが無償で新リムで組み直してくれるのか…

そして今後はENVE製品を中古で買うのはやめておいたほうがいい、ということになりそうです。オークションに出している方は少し苦戦するかもしれません。

著者

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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