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Zwiftがついにステアリングに対応か EUROBIKE 2019でMTB対応デモが登場

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つい先日8月3日のことですが、Zwiftアプリ最新版に「ステアリングとブレーキングに関するプログラムコードが書き込まれている」という記事を書きました。

Zwiftがステアリングとブレーキング機能の実装を計画している?
Zwiftがステアリングとブレーキング機能の実装を計画しているという噂があります。 「曲がる・止まる」に関するコードが発見される Zwiftのアプリは昨日8月2日に最新版の1.0.38296にアップデートされたのですが、そのひとつ前のビルド...

そしてPinkbikeが9月4日のInstagramで、ドイツ・フリードリヒスハーフェンにて開催中のEUROBIKE 2019にて「MTB対応のZwiftのデモ」を目撃、その様子を動画で紹介しています。

ステアリング対応環境はMTBer向けだった!?

キャプションにはこんなことが書かれています。

We’re at @eurobike_show this week and one of the things that immediately caught our eye is @gozwift’s new mtb specific smart trainer complete with steering.

私達は今週ユーロバイクショーに来ているのですが、すぐ目にとまったのが@gozwiftの、ステアリングを兼ね備えた新しいMTB専用のスマートトレーナー環境です。

投稿では” @gozwift’s new mtb specific smart trainer”と書かれているので、一瞬Zwiftがスマートトレーナーを出したかのように思ってしまいましたが、動画を見る限りそこにあるのはTacx Neo 2です。

するとトレーナーを出した、というよりも、「Zwiftにハンドル操作のできるMTB対応コース・環境ができた!」という解釈のほうが自然です。

いや、しかし映像を見ると楽しそうにハンドル操作しているではないですか。人によってはZwiftも退屈だ、という意見もあるようですが、個人的には従来のローラー台よりははるかに飽きにくく室内で乗れています。ここにハンドル操作が加わったら… さらに満足度が高くなりそうです。

動画ではブレーキ操作はあまりしていないように見えますが(最後のほうで少し握っているかな?)、シングルトラックをコースアウトしそうになっている様子などホント楽しそうですね。なるほど、これはロードバイクより先にMTB向けに実装されるのが自然な機能です。そしてこれならブレーキングに関するコードの必要性も十分に推察できます。

これはやってみたい!!

ハンドル操作はホイール下のブロックで感知?

で、どうやってハンドル操作を感知しているかというと、この限られた映像から推測するとタイヤの下の置いたフロントホイール用のブロックです。ハンドル操作に合わせて回転しています。

なるほどこの手があったか。これ、いいじゃない。3万円以下だったらすぐに買いますw

さて、これに対して町の人がどのようなコメントを残しているかというと…

Why wouldn’t you just go for a real bike ride? It’s like all the bad bits of biking and none of the good bits

リアルなライドに出かけたらどうなんだい? ライドのつまらないところばっかりで、良いところが全然ないじゃないか

いや〜、そりゃ言いたいことはわかるけどさ、あんたそれTwitterで言うところのク○リプみたいなもんだよwww

追記です。ステアリング機能はスマホの加速度センサーを利用して検知されることが判明しました。詳細は下の記事をお読みください。
Zwiftのステアリング機能は今月末までに実装。スマホで誰でも使用可能に
昨日下の記事で紹介したZwiftのステアリング機能について詳細情報が入ってきました。結論から言うと専用のデバイスは必要なく、誰でも今月中に使えるようになる模様です! 詳細はBIKERUMORやBicycle Retailerが報じています。...

Zwiftは現実と競っているわけではない

下の記事で書いたのですが、私感としてはZwiftの面白さは「現実の忠実な再現」にあるのではなく、フィクション性です。

Zwiftのおもしろさは現実の忠実な再現にこだわりすぎていないところ
日本全国で、というか世界的に大変な猛暑が続いており、筆者が暮らす東京でも既に35度以上の猛暑日や熱帯夜があらわれはじめました。 緯度の高い北海道でさえ今年はこの暑さから免除されてはいないらしく、断熱性が高くエアコンのない住居が多い同地では扇...

屋外でのライドと比較したらそりゃつまらないに決まっています。そんなの当たり前じゃんw しかしここには別の種類の面白さがあるのです。そういうところに注目したほうが人生はずっと楽しいものになります。

完成度もきっとまだ高くはないでしょうし、レーシングカーゲームのような興奮もまだないでしょう。でもこれは入口。これからもっと面白くなってくるんじゃないでしょうか。

こんなコメントもありました。

I used to think the same but for me Zwift gives me the chance to train in the week. Dark by the time I get home from work and no way I can ride. Improved fitness= faster up climbs = quicker to get to the downhills.

僕も同じように思っていたけれど、Zwiftは平日でもトレーニングする機会を与えてくれるんだ。仕事から帰宅する頃には真っ暗で、とても乗れたものではないよ。フィットネス向上=より早く登れる=ダウンヒルも早く楽しめる、というわけさ。

これは同意できるコメント。私もZwiftをはじめて2ヶ月ほどですが同じように感じています。リアルワールドのライド体験に比べたら、坂を下っても風が吹いてくるわけでもなく、斜度に合わせてハンドルが上下するわけでもないですが(今のところは、だ…)、毎日30分でもWatopiaを走っているだけでリアルお外に出た時は自分の成長を感じます。

毎日が初春や秋のような天気ならZwiftは要らないのですが、どうも最近はそういう天気が少ない。というわけでZwiftとスマートトレーナーにはかなりお世話になっています。

ところでCBN Blogには「Zwift+スマートトレーナー」に関する記事が増えてきました。下のページに主要な記事をまとめてあるので、「やってみたいなぁ」と思われている方は宜しければ是非お読みください。

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2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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