下の記事で紹介した廉価版中華コンポーネント・SENSAH EMPIRE。これは2×11でしたが、2×12が出るようです。
こちらがその動画。恐らくSENSAH関係者と思われるAlan Xiaoという方がTwitterに投稿しています。
SENSAH EMPIRE Pro 2*12s pic.twitter.com/xKT4OXB4ai
— SENSAH –Alan Xiao (@AlanXia32692058) October 30, 2019
YouTubeにも同じ動画がありました。
ブレーキング性能にも自信があるようです。
ブレーキ効果 pic.twitter.com/6IEwy9cvp4
— SENSAH –Alan Xiao (@AlanXia32692058) October 31, 2019
ただこのSENSAHの公式サイト、だいぶ前から403エラーが出ていて機能していません。一体どうしたんだ…
この12スピードEMPIREは、画像自体は10月の時点でTwitterに投稿されていました。画像からするとカセットはトップが11Tのようです。普通のシマノハブで使えるのはほぼ間違いないでしょうから、個人的にはこれだけ欲しいです。トップ側がクロスレシオだったら1xの自転車で便利そう…
現時点で発売時期や価格情報は見当たりません。
続報が気になる方はこの方のTwitterをフォローしておくと良いでしょう。
ところでSENSAH EMPIRE 2×11のほうですが、通常¥16,580のところ現在¥1,000 OFFになるクーポンが出ているので¥15,580で買えます。
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カーボンボディのモデルは割引がありませんが、それでもこのセットで¥19,800と破格です。
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製品説明によると
製品は5800と6800ラベルの間、インストールも簡単で、ちょっとお金で楽しむことが感じできる
とのことなので、グレード的にはShimano 105とUltegraの中間的なイメージでしょうか。
部屋の片隅にフレームが1台余っている…という方はこれで組んでみたら楽しいのではないでしょうか。
microSHIFTとSENSAHという中華二強
廉価版の中華コンポーネントといえば下の2記事で紹介されているmicroSHIFTも人気ですが、microSHIFTとSENSAHは「中華二強」に育ってきた感じがしますね。
製品外観はmicroSHIFTのほうがだいぶ洗練されてきた印象はありますが、SENSAHの「いかにも中華ガジェット的な雰囲気」も見慣れてくると不思議な味わいのようなものを感じますね(笑)。
SENSAHは電動シフトコンポも開発中らしいので、今後2〜3年、シマノ・SRAM・カンパといったビッグブランドはよほど気をつけないとアマチュア市場での販売が低迷する可能性もなくはないような気がします。プロのレースの現場ではこれらが使い続けられていくとしても、消費者の大半はアマチュアです。
特に電動系のテクノロジーは駆動アルゴリズムが一般化してモーター系がユニット化してしまえば、その部分に限ってはメーカー各社とも大きい差別化をできなくなる恐れがあります。その段階でメカの部分の精度があらためて浮き彫りになるのかもしれませんが、それでも大メーカーは油断できないなぁ、と思いますがどうでしょうか。