便利でカッコいい製品の紹介です。米国サンフランシスコに拠点を置くフレーム・パーツメーカーSOMA Fabricationsから「PortFolder II(ポートフォルダー 2)」という面白いフロントラックが登場しています。
上の画像の左側は展開時で、右側が折りたたみ時の姿。これなら狭い場所でも使いやすくなります。駐輪時は勿論、電車やフェリーなどにそのまま自転車を持ち込める場合にも活躍してくれそうです。
必要な時だけ幅広に
両サイドを持ち上げる時はそのまま引っ張り上げるだけ。たたむ時は赤いボタンを押します。必要な時だけ幅広に…こ、これは欲しい!!
折りたたみ機構があるせいか本体重量は830gと重めですがこれは致し方なし。耐荷重は、上のインスタ動画から判断すると10kgですね。マテリアルはアルミで、寸法は展開時で40.64cm x 34.29cm(16″ w x 13.5″ d)。対応タイヤ幅は26インチから29 x 2.1インチ。ただし取り付けられないフォークもあるそうなので注意。
ヘッドアングルは70-73°またはそれより寝ているものに最も良く適合するそうです(SOMA公式サイトではロード、シクロクロス・グラベル、クロスバイク、26インチシティバイク・MTB、トラックバイクの一部が例に挙げられています)。
収納時はパニアバッグの装着も可能。ただしフックの位置が調整可能なものが良いとのこと。
初代ポートフォルダーとの違い
このポートフォルダー2は先代ポートフォルダーの改良版です。今回のバージョンアップで後ろ側に荷物止めが追加されて、より多くの車体に適合するようになっているそうです。
初代ポートフォルダーについてはSOMAによる公式動画があります。利用シーンが非常にわかりやすく描かれていますね。お部屋でも省スペース、形態が安定しない大きい荷物もバンドで縛っておけて、電車でもストレスなし。日本でも自転車が持ち込める少数の公共交通機関では重宝するのではないでしょうか。
海外だとこういう幅広のラックはビールケースや大きいピザの箱を運ぶのに便利だ、と言われることがよくありますが、日本ならトイレットペーパーや米袋などを買って帰る時に活躍しますよね。
オプションと価格
カラーはシルバーとブラックの2種類で、価格はSOMA直販サイトで$ 169.99。日本からも注文可能で、最低送料は$ 25.00。正確な送料については注文後に了承を求める連絡が来るシステムになっています。
国内で買えれば良いのですが、調べてみたところまだ流通していないようです。代理店さんには是非取扱いをお願いしたいところ… ですが、数があまり出なさそうなので難しいのかな。
ちなみに私が愛用しているフロントラックはADEPTのトランスポーターラック。折りたたみ機能こそありませんが、品質も見た目も良く、これはこれでとても満足しています。
ADEPTのラックとWALDのフロントバスケットを下の記事で紹介してあります。ご興味がある方は是非どうぞ。
関連記事:【ADEPTとWALD】フロントラックとバスケットに手を出してみた