アルベルト・コンタドールとイヴァン・バッソがプロデュースするロードバイクが29日に正式発表され、その全貌が明らかになりました。ブランド名はAurum(オーラム)、モデル名はMagma(マグマ)です。本人達によると「究極のレーシングバイク」であるとのことです。
公式 AURUM Bikes | Born From Experience
参考 Alberto Contador and Ivan Basso launch Aurum Magma carbon disc-brake road bike
以下、road.cc紹介記事から。
- ブランド名はAurum、モデル名はMagma
- フラットマウント・ディスクブレーキのみ
- ケーブルはヘッドチューブ上端から入るインターナル
- BBドロップは最小サイズのみ74で他サイズはすべて71
- トレールは59〜60
- BB386EVO
- タイヤクリアランスは30mm
- シートポスト径27.2mm
- 電動・メカニカル両対応
- 12mmスルーアクスル
- 1-1/8” to 1-3/8”テーパードヘッドセット
- 完成車オプションはDura-Ace Di2組みが2つとSRAM Red AXS組みが1つ
- シマノ完成車はEnve SES3.4と同社製フィニッシングキットのモデル、Lightweight Meilenstein Evo Discと同社製フィニッシングキットのモデルが用意される
- スラム完成車のホイールはZipp 303 NSWでフィニッシングキットもZipp
- カラーはグレイシャル・ブルーとカーボン・ブラックの2色
- フレーム単体価格は3720ポンド(4099ユーロ=約50.8万円)、完成車は8890ポンドから
- 販売は既に開始されており納期は数週間かかる
- フレーム重量は無塗装のサイズ54で805gとディスクロードとしては最軽量ではないが文鎮でもない
- サイズ毎にダウンチューブのサイズを調整しどのサイズでも同じ剛性・ライドフィールを得られる
- NACAエアフォルチューブ形状を採用。最も重要なエアロ的な特徴はハンドルからケーブルが入るヘッドチューブの溝で、コクピットの組み立てと調整にも優れる
- シートステイは薄いデザインで特殊なカーボンレイアップを施すことによりロングライドで快適になるよう縦方向のしなりを確保している
- リアトライアングルでの振動抑制はタイヤと地面との接地を向上させる
コンタドールとバッソは次のように語っています。
- これは究極のレーシング・ロードバイクである
- フレームはハンドリングのバランスが取れていなければならない。ロングライドでは快適で十分にしなやかでなければならない、サドルから立ち上がって登る時は固くなければならない
- フロント側はタイトコーナーを正確に追従しながら曲がる時に反応が良いものでなくてはならないし、最高速度の下りでも確実に攻められるような安定性が必要だ
読んだ感じはまさにオールラウンドバイクといったところですね。(ほどほどの)エアロ性能・ハンドリング性能・下りでの安定感・ロングライドでの快適性・ヒルクライムで必要な剛性、といった要素をバランス良く詰めていったバイク…って、これ「グランツールを走るためのバイク」やんけー!
カラーはティーザー時とは違ったものになりましたが、これはこれで非常にカッコいいと思います。また画像ではシートチューブにUCIロゴが入っているのでレース認証も受けているようです。