CBNにSTRIDA LTのレビューが投稿されて話題です(FRONTSINGLERさんご投稿)。詳細は是非CBN本館でお読みいただくとして、STRIDAは私も過去に乗っていたことがあるのでちょっと懐かしくなりました! というわけで本記事では私の過去の印象も書いてみたいと思います。
出典 STRIDA LT
広々とした視界を楽しめる
FRONTSINGLERさんによるとBromptonと比べた場合の三行インプレは次のようなものだそうです。
- 速く走らない!
- 折り畳むと意外と大きい!
- 究極のシンプル!
Twitterでは「いや実は速いぞ」や「そんなに大きくないよ」というご意見も見かけましたが、私自身の感想もFRONTSINGLERさんのそれと同じ! 私がSTRIDAを所有していたのは10年以上前のことで、STRIDA 5.0というモデルでした。専用のリアキャリアやフレームパッドを付けて輪行も楽しみました。
あくまで個人的な感想ですが、長距離はちょっときつかった。往復40kmくらいが限界だったように記憶しています。その原因はやはりポジションで、サドルにどっかり座るので体重がどうしてもお尻にかかってしまうんですよね。
逆に頭が下がらないので視界は広々としていて、景色を存分に楽しみながら乗る分には本当に楽しい自転車でした。ポタリングには至適!
折りたたみ方法自体はシンプルで扱いやすいものでした。しかしちょっと重さを感じるので体力のない方だと頻繁な収納と展開は少し億劫になるかもしれません。あと、畳んだ時のフットプリント(底面積)はものすごく小さく、場所は取らないので電車内では気を使いません。が、少し重い・持ちにくい・自立させてもあまり安定しないということもあり、他にいろんな自転車が増えていった時に友達にあげてしまいました。
当時、友達に私のロードバイクを貸して、私はSTRIDAで一緒に荒川に走りに行ったことがあります。すると友達は「首が痛い…もうイヤだ…」と言うので、自転車を交換したところ彼はニンマリして、
俺… これでいい… いや、これがいい…
と遠い目で呟いたのが今でも印象に残っていますw
楽しい自転車だったのでスペースに余裕があれば今でも持っておきたい1台ではあります。
Schlumpf Speed Drive搭載のSTRIDA
ところで下はSchlumpf(シュルンプ)のSpeed Driveという2段変速を搭載したSTRIDAです。2009年頃に香港のデパートで見かけました。当時82,000円くらいで、このスペックとしては破格でした(写真にあるオプション品ほぼ全て込みの値段)。
Speed Driveは2速のギアボックスです。クランクの付け根をかかとで押すと中にあるボタンが押されて変速する仕組み。このモデルは当時日本では流通していなくて、その後も発売されなかったと思うので幻のモデルです。現在のSTRIDAのラインナップにはSTRIDA EVOというスターメーアーチャーの3速内装ギアを搭載したモデルがあるようです。
見ているとまた乗りたくなってきました。「走る三角形」や「走る三角おにぎり」などとも呼ばれるこの独特のフレームなんとも魅力的ですよね。
愛されるSTRIDA
最初にご紹介したFRONTSINGLERさんのレビューをTwitterで紹介したところSTRIDAファンが多くて驚きました! 乗り込んでいる方の中には距離50kmも余裕という声や、なんと2台持っているという方も。
小径車の中でも唯一無二の形状とジオメトリ(A-BIKEは少し似ている)・構造を誇るSTRIDA。興味のある方は機会があれば是非試乗してみてはどうでしょうか。
そういえばSTRIDA LTは人気マンガ「おりたたぶ」の第2巻にも登場していました(折りたたみの描写がすごくわかりやすいです)。絵もすごく魅力的でストーリーも面白いマンガなので未読の方は是非。