シーラントと言えば誰もがすぐに思い浮かべる安定の選択肢、Stan’s NoTubes。そのStans’sが自転車以外の市場に参入し業績拡大を狙います。
出典 Stan’s makes move to grow outdoor equipment market
公式 Stan's Sealant
みんなこっそり使っていた
Stan’sのMike Bush社長によると、同社の従業員やその友達、知り合いは自転車以外のタイヤでもStan’sシーラントをこっそり使っていたそうです。具体的には芝刈り機、トラクター、ゴルフカート、作業用の手押し車などのタイヤです。
ならこれらのアウトドア・ビークル向けにも製品を出してしまおう、ということに。液体のフォーミュラは自転車用と同じですが、名称をStans’s Tire Sealantとしています(自転車以外の乗り物でチューブを使っているものが少ないので”No Tubes”という言葉を省略したようです)。
シュレーダーバルブコアツールも
これらのアウトドア用品ではシュレーダー(米式)バルブが主流であるため、シュレーダーのバルブコアを抜くツールと、シュレーダーバルブからシーラントを注入するアプリケーターも開発。中にスペアのバルブコアも収納できるようになっています。
サイズは1パイント(473ml)と1クォート(946ml)の2つ。メーカー定価は1パイントが$17、1クォートが$28。
えっ、ちょっと待って。自転車用のStan’s NoTubes Sealantも1パイントと1クォートの2サイズで値段も一緒。1ガロン(約3.8L)くらいの大容量版が出るに違いないと思ったのですが、そんなことはないようです。
それにしてもパイントやガロンやオンスといったヤード・ポンド法(アメリカ合衆国とミャンマーとリベリアでのみ通用する単位)は日本人の私達にはややこしいですよね。
1クォートは下のボトルに書かれている「32 fl oz(32液体オンス)」と同じ。また1クォート=2パイントです。