Zwiftなどのインドアサイクリングを楽しめるスマートトレーナー。コース設計に合わせ、斜度をはじめとする負荷情報を通信できる「ANT+ FE-C」プロトコルに対応しているのが最大の特徴ですが、2020年冬の現在、何割程度のサイクリストが使っているのかが気になったのでアンケートでお聞きしてみました。
アンケートは2020年11月26日に実施、846名様にご回答いただきました。ご参加ありがとうございます!
現所有率は46.7%
アンケート結果です。既にスマートトレーナーを所有している方の割合は46.7%と半数に迫る勢いでした。また「現在は所有していないものの、いずれは買いたい」と考えている方の割合は30.3%で、合計で77%の方がスマートトレーナーに対してポジティブな考えを持っていることが推測できる結果となりました。
一方で「現時点で所有していないし、これからも所有するつもりはない(興味がない)」と回答された方の割合は23%となりました。
ミニアンケートです。スマートトレーナー(Zwiftなどできるもの)、もうお持ちですか?
— CBN (@cbnanashi) November 26, 2020
低価格化が普及の鍵?
では「まだスマートトレーナーは持っていないけれど、いつかは買いたい」と考えている方が導入を躊躇する理由は何が考えられるでしょうか。
トレーナーの設置スペース、騒音の問題、関連用品の調達、機器の接続や通信が難しそうに思える、等々いくつかあると思いますが、最大の要因は恐らくスマートトレーナー本体の価格ではないでしょうか。
スマートトレーナーの多くはリアホイールを外して自転車本体をセットするダイレクトドライブ式で、低価格なものでも8〜10万円ほどします。TacxのエントリーモデルFLUX Sで¥76,500(本記事時点)。
Explova Noza Sは10万円ほどしますが、エントリー〜ミドルレンジ製品として人気が高い印象があります。初代は不具合が多かったようですが、新型はだいぶ改善された・代理店の対応も良いとも聞きます。
最も高価なモデルで15〜20万円の間という感じです。こちらは普及度・人気度を考えると1位がTacx Neo 2T、2位がWahoo KICKR、3位がElite Direto 2という順番になると思います(※統計に基づいた順位ではありません)。
果たしてスマートトレーナーは今後、値下がりしていくでしょうか?
低価格化していけば確実にユーザーは増えると思いますが、コロナの影響で否応なくインドアサイクリングに興味を持つ方が増えている状況なので、メーカーが積極的に値下げしていくようには個人的には思えません。値下げがあるとしたら、恐らくコロナが収束する段階ではないでしょうか。
ミドルレンジのスマートトレーナーでもちょっといい感じのスチールバイクが買えそうな値段なので、新たに自転車を1台買い増しする、という感覚に近いのではないかと思います。しかし値段が下がれば最終的に8割弱の人々がスマートトレーナーを持つことになりそうなアンケート結果となりました。