Zwiftinsiderに人気のペダル型パワーメーターFavero Assioma Duoのレビューが掲載されています。当ブログでも下の記事で紹介していますが、口コミの評判が非常に高い製品です。Zwiftinsiderでの評価はどうでしょうか。その主だったところを紹介します。
404 NOT FOUND | CBN Blog
自転車レビューサイトCBNが運営する自転車情報・セール情報を発信するブログです
出典 REVIEW: FAVERO ASSIOMA DUO POWER METER PEDALS
最も評価が高く、価格は最も安い
- 私は何年にもわたってペダル式パワーメーターのファンである。なぜなら他のバイクにスワップするのが簡単だし、パワーがまさに発生している箇所で計測するからだ
- 私が最初に所有したパワーメーターはGarmin Vector 2で、まあまあ使えたが完璧からは程遠く、適切なトルクでねじ込まないと計測精度に問題が出たり、チェーンクリアランスや突き出たプラスチックポッド(ぶつけると精度に影響が出る)の問題があった
- AssiomaはZwiftコミュニティで最も評価が高く、最も安価だ。デュアルサイド版の価格を他社製品と比較すると次のようになる
- SRM Look Exakt: $1700 (ふざけて入れてみた。誰がパワーメーターに$1700も払うだろうか?)
- Garmin Vector 3: $1000
- Powertap P2: $900
- Favero Assioma: $696
基本スペック
- Weight: 151.5g(片方)
- Q Factor: +54mm
- スタックハイト: 10.5mm
- 精度: +-1%
- バッテリーライフ: 500回までの再充電なら、1回の充電で50時間以上使える
- ペア303gというAssiomaの重量はGarmin Vector 3(324g)、Powertap P2(432g)を抜いて市場にある中で最も軽量だ
週に10時間の使用で寿命は48年間
- ペダル装着直後にアプリでゼロオフセットを実行するが、これは非常に簡単である
- 他のパワーペダル同様、最初の数回のライドではその都度ゼロオフセットを実行したほうが良い
- Zwiftとの接続も非常に簡単である。通信はANT+またはBluetoothで行われる
- バッテリーはGarminやPowertapとは違い、充電式のものがペダルに内蔵されている
- 新しいバッテリーに簡単に交換できるタイプも魅力的ではあるが、内蔵バッテリーの場合はメーカーがその特性を理解しているため、正確な充電表示ができる。水の侵入やバッテリーの酸化の原因となる「バッテリードア問題」も心配しなくて良いし、交換バッテリーを買う必要もない
- フル充電時間は6時間
- Faveroによると1回の充電で約50時間使えるとのことだが、実際は60時間近くもつ
- もし内蔵バッテリーに問題が発生した場合、Faveroは新しいセンサーユニットを送ってくれるが、それが必要になることはないだろう。なぜなら500回までの充電が可能だからだ。それまでは1回の充電で50時間以上もつ。それを超えると最大20%持続時間が低下する。計算すると500回の充電で25000時間乗れる。週に10時間乗るのなら、48年間はバッテリーが使える計算だ
計測精度・通信面も安定
- 筆者はほとんどWahoo KICKR v4 (2018)とKICKR v5 (2020 model)との組み合わせで、少しだけTacx Neoとの組み合わせでも使ってみたが通信や精度の面で問題はなかった
- Assiomaのパワーは概してKICKR V5のパワーと比較して平均で1.5-2.5%大きくなる。Assiomaの精度が+-1%で、KICKR 5の精度が1%なので、駆動系の損失が優に2%に至るとするならスペック内に収まっている
- Assiomaハードウェアのもうひとつの長所は、パワーの演算にInstantaneous Angular Velocity(瞬間角度ベロシティ)を使用することだ。つまり楕円チェーンリングでも正確な結果が出る。これはGarmin Vectorは対応していない。Powertapは対応していると言っている
- イベント・ベースのパワーメーターでZwiftをやっている時、ペダリングを急に止めると発生する「スティッキー・ワット」(2-4秒ほどワットが張り付いたように動かなくなる)はやはり発生する。だがこれはZwiftの問題であってAssiomaの問題ではない。私はこのせいでKICKR V5をメインのパワーソースとし、Assiomaをバックアップソースとして使っている
- GarminのGPSコンピューターを使っているのなら、IAVサイクリングダイナミクスを使える。パワーが適用されているのはペダルストロークのどこなのか、サドルに座っているのか立っているのかといったPhaseやPositionを計測・表示できる。これらはANT+でのみ通信が可能で、Garminのヘッドユニットだけが対応している
メンテナンス性が良く、躊躇なく推薦できる製品
- iOS/Androidのアプリは動作が素晴らしい。ゼロオフセット以外にもクランク長の設定や、あらかじめ重量を把握している重りを使ったキャリブレーション(Static Weight Test)も可能だ
- ペダルボディは電子部品とは別になっているため、摩耗した場合はベアリング・オイルシール等を含む交換ペダルボディを59.90ユーロで購入できる。ベアリングの交換や潤滑を自分で行うことも可能だ
- 弱点があるとすれば、やや重箱の隅をつつくようなマイナーなものだが、Xpedoクリートが使われているところ。Lookに似たクリートだが、XpedoのクリートをLookのペダルにはめるとやや固い。ロードバイクが1台だけという人なら問題にはならないだろうが、より標準的なクリートを採用してもらえるとありがたい
- WahooのヘッドユニットがIAVサイクリングダイナミクスに対応していないのも弱点…だが、これはFaveroの問題ではない
- 結論としては、感心するような精度で、市場で流通しているものの中でも最も安価なこの製品がZwifterに愛されているのは驚きではない。ペダル式パワーメーターを探している人に対して、私は躊躇なくまずこのペダルを推薦するだろう
この記事で当ブログ読者の方の評価、海外での他の評価も紹介していますが、Zwiftinsider記事執筆者による評価も驚くほど高いですね。専用充電池を内蔵している点が気になっている方も多いと思いますが、寿命的に心配する必要はあまりないようですし、万一の場合でも保証の範囲内での使用であれば電子ユニットだけ送ってくれるというのも安心できますね。
これらの情報を読む限り、ペダル式パワーメーターを選ぶのであればこれ以外の選択肢は考えられないような気さえしてしまいます。
ガーミン Edge 830 Bundle ブラック
posted with カエレバ