2020年も残すところ10日! そして今日12月21日は冬至、1年で最も日が短い日です。これからはどんどん日照時間が長くなっていきます。来年2021年は今年よりも外でガンガン自転車に乗れますように… という願いを込めつつ、筆者が今年個人的に購入した自転車関連製品からベスト5を選出してみたいと思います。では早速行ってみましょう!
5位 CATEYE TIGHT
CATEYEのリアライト「TIGHT」は間違いなく買ってよかった製品のひとつです。同社のOMNI系やReflex Autoなどでフタが脱落する問題に悩んできたユーザーは多いと思いますが、これはフタが絶対に外れ落ちない構造となっています。防水性も良く、筐体の工夫のせいもあってか視認性も非常に高い優秀なライトでした。
シートポストに良し、リアキャリアに良し。私の推測では今後OMNIシリーズがゆっくりとTIGHTシリーズのコンセプトで刷新されていくのではないか、という気がしています。見た目も少しだけ洗練されて、OMNIが昭和レトロだとしたらTIGHTは平成デザイン(令和感まではない)。カーボンロードにもスチールグラベルバイクにも似合う微妙なラインを攻めてきた外観ですね。
詳細な紹介記事はこちらから是非どうぞ。
4位 TRP SPYRE SLC
TRPのメカニカルディスクブレーキのSPYRE、その軽量版のSLCです。筆者はTRPの油圧ディスクブレーキHylex、メカニカル・油圧ハイブリッドのHY/RDも使用していますが、グラベルバイクのハンドル交換が多かったため今年はスワップが容易なHY/RDとSPYREがメインでした。
このSPYRE SLCはHY/RDのメンテ中に導入してみたのですが、機械式とは思えないほどの完成度・安定度の高さに大いに満足した製品でした。ひと昔前のAvid BBシリーズを使ったことがある方ならきっと驚くはずです。
次に紹介する日泉の高級ブレーキケーブルセットで使用したところ、さらに効きが良くなりました。ローターが振れた時の調整幅は正直大きくはないのですが、キャリパー側でパッドのクリアランスがおかしくなる、というトラブルは今のところ経験していません。油圧ディスクブレーキはハードルが高い、と考えている方には個人的におすすめできるブレーキです。
ただし流通状態があまり安定しておらず、本日時点でもフラットマウント版は入手が難しいようです。重量にあまりこだわらない方でしたら、非SLCのSPYREなら結構出回っているので探してみてはどうでしょうか。SLCのフラットマウントは見かけた時に確保しておいた良いです。
ロードに良し。グラベルツーリングに良し。こちらにも詳細記事があります。
3位 日泉ケーブルのインナーとアウター
ケーブルなんてどれ使ったって大差ないだろ… とお考えのあなたには是非1度使ってみていただきたいのがこちら、日泉ケーブルのインナーとアウター。アウターはしなやかでインナーはとにかく滑りが良いです。
筆者は上で紹介したTRP SPYRE SLC用に導入したのですが、とりわけフレームになが〜く這わせないといけないフルアウターのリアブレーキの引きが軽くなって感動しました。
Twitterでも、愛用してるよ〜! との声多数。既にケーブルセッティングが最適化されている方は体感しにくいこともあるようですが、良いブレーキを使っているならケーブルも良いものにしないともったいないんだな、と痛感しました。
下の記事で詳しく紹介しています。
2位 Brompton Metro Backpack 14L
ブロンプトンに乗られていない方には申し訳ないですが、第2位はブロンプトンの新しい純正バッグです。このMetro Backpack 14Lはちょっと外せません。先月買ったばかりなのですが、名品確定。普段使いにピッタリなちょうど良いサイズの、はじめてのブロンプトン純正バッグという感じがします。
これまでメインで愛用していたSバッグにも大きい不満はないのですが、荷物少なめの時はこのバックパックが便利。レンズ付きミラーレスカメラ1台と交換レンズ、あと輪行袋や身の回り品が余裕で入ります。
横への張り出しが少ないので電車や船内での移動も気苦労が少なくて済みます。両肩で背負えるので輪行時にブロンプトンを片手に持っている時でも身体への負担が少ないのもありがたい。考えてみれば、今まで何故存在していなかったのかが不思議なバッグです。
詳細レビューはこちら。
1位 Dahon K3
そして映えある1位は… ミニベロのDahon K3です! これは今年のお正月に買いました。とにかく軽い! ポタリングが楽しくなる自転車です。
一時16インチ化の改造にも手を出しましたが、足回りは最終的にタイヤをSchwalbe Big Apple 14×2.00に換装することで落ち着きました。このタイヤがまた素晴らしく、K3は純正でこれを搭載したほうが良いのではないかと思うほどです。多くのK3ユーザーに推奨したい基本カスタムです。
長距離を走る自転車ではないのですが、長距離を走る機会が本当に少なかった2020年だったからこそ、その魅力が光った小径車でした。タイヤがBig Appleなら往復40kmくらいは余裕で楽しめます。
どっしりとした安定感はブロンプトンには敵いませんし、遠くまで速く行くのならロードバイクには敵いません。
しかしそこそこのスピードを出せて(そう、タイヤがBig Appleならね! 笑)、道路の向こうに渡りたいけれど横断歩道がどこにもない! というような時、担いで歩道橋を渡るのもラクラクの軽さ。持ちやすいわけではないのですが、そこは圧倒的な軽さでカバーできています。
ハードに乗り回すと定期的にヘッドセットねじの増し締めが必要だったりもしますが、よくできている小径車。もしこうした小径車を持っていない方で、ロードバイクに疲れちゃった…という方にも試していただきたい1台。値段も7〜8万円とお手頃です。
近所ポタ以外でも、輪行にも良し。とにかく軽い。これはやっぱり今年買ったものの中でナンバーワンでした。
Dahon K3については今年多くの記事を書きましたが、興味を持たれた方には特にこの記事がおすすめです。
あわせてCBN Blogライター、などかずさんによるこちらの記事も未読の方は是非お楽しみ下さい!