こんにちは、CBN Blogのウェブマスターです。今日は私の愛車を紹介します。今年のお正月に手に入れた14インチホイールのミニベロ、Dahon K3(2020年モデル)です。
これまでも「開封の儀」からカスタムパーツの紹介などで何本か記事を書いてきましたが、最近ようやく基本的なカスタマイズが一段落して、当分はこの仕様で行くだろう、という感じに仕上がったので、ここで愛車紹介記事としてあらためて紹介してみたいと思います。
ロードバイクに乗られている方のセカンドバイクとしては勿論、アレンジによっては「自転車はこれ1台!」という人にも対応できる、なかなか懐の深いミニベロだと思います。よろしければ最後までお付き合い下さい。
プチカスタムの記録
それではDahon K3を入手してから交換したパーツや、新たに取り付けたパーツの紹介からはじめたいと思います。と言っても、プチカスタムのレベルです。
グリップ
まずはグリップ。14インチ小径車ということもあって、ハンドルから手に伝わる衝撃はなかなか大きいです。これを軽減するために、紆余曲折あって最終的には「Tioga Ascentia Eグリップ」という製品に落ち着きました。
こうしたグリップの定番にERGON社の製品がありますが、当たり前すぎるのでこれを試したところ、なかなかクッション性も良くて気に入っています。あと安い。
サイコン
サイコンはXOSS G+をチョイス。というか私の場合、Dahon K3は2kmくらい離れたスーパーに買物に行ったり、近所の路地をポタリングするのがメインなので、サイコンがなくても構わない自転車です。ただ、たまに気の向くままに50kmくらいK3で走ってしまうこともあり、そんな予感がする時はこのGPSサイコンのスイッチをONにします。
ボトルケージ
K3には一応、ボトルケージ用のダボ穴があります。というわけで、ミノウラのペットボトル用ケージを付けています。
このポジションから想像できると思いますが、急ブレーキ時などにボトルが吹っ飛んでいくことがあるので、ケージをグイッと押し下げて、テンションをきつめにしてあります。すると「綾鷹」や「いろはす」が道路にゴロゴロ転がっていくことはだいぶなくなりました。
ペダル
ペダルは紆余曲折の末、MKS(三ヶ島ペタル)のシルヴァン・ツーリングのEzy Superiorモデルに落ち着きました。とにかく回転が軽い!
あと工具がなくとも簡単に外せるので輪行時には車体をコンパクトにできます。このペダルには小さいキャリングポーチが付属するので、それをスリップバッグ(Dahonの輪行袋)の中に入れています。
スタンド
スタンドも付けました。Dahon K3は、初期状態ではスタンドが付属しません。NUVOというよく見るロゴが付いていますが、一応Dahonバイクの純正スタンド扱いとなっています。
若干、車体が倒れすぎる感じがするのと、立てる時にクランクの位置に気を使う必要があり、センタースタンドタイプのほうが良かったかなという気もするのですが、実測重量が157gとなかなか軽量なスタンドです。
サドルバッグ
サドルバッグはオルトリーブの「サドルバッグ2」を付けました。ライムグリーンがK3のカラーにバッチリ合っています。ただ、色合いは車体色よりはだいぶ暗めです。
中に入れているのは、スリップバッグ(輪行袋)・予備のチューブ1本・携帯ポンプ・小型マルチツール・パンクパッチ・タイヤレバーです。トラブルがあった時だけ開きます。
サドルバッグの下には、amazonで見つけた1個222円の謎中華ライトを付けています。フロントにも同じものの白色を装着。基本的に夜は乗らないので、日が暮れた時のための保険です。
タイヤ
ホイールまわりも紆余曲折あったのですが、現在はシュワルベの14×2.00インチのファットタイヤ、ビッグ・アップルに落ち着いています。
個人的にはオリジナルのKenda 14 x 1.35タイヤよりも良いことづくめで、これに換えない理由を探すほうが難しいくらいです。純正タイヤのほうが漕ぎ出しは軽いのは間違いないですが、私の感覚では些細な違いです。
あらためて全体像を俯瞰すると、こんな感じです。ボトルケージに挿す飲料もついでにグリーン系にしてみましたw
他に換えたいパーツをあえて挙げるとするなら、サドルです。乗り心地が悪いサドルかというとそんなことはなく、むしろかなり快適なものなのですが、折りたたみ時にブロンプトン風にサドルのノーズを持とうとすると、やたら持ちづらいのです。
しかしそれ以外は特に不満のない良いサドルであり、輪行時はスリップバッグに入れて肩にかければそれで良いので、サドルは今後も交換はしないと思います。小径車のカスタムは、本当に必要でなければ交換しないに越したことはありません。
他に換えたいところは…
付属のベルをKnog Oiに交換したいという気もしますが、このK3は私にとってとにかく「乗るハードルが超低い下駄的なミニベロ」という位置付けなので、あまりゴージャスな改造はしないほうが良いように感じてもいます。
でも勿論、このDahon K3が唯一の愛車だった場合は当然Knog Oiを買うでしょうし、チェーンリングのボルトもちょっと変わった色にしたりとか、各種ボルトを軽量なチタン製のものにしたり、シートポストやハンドルをさらに軽量なものにして、ブレーキレバーもちょっと変わったものに… といろいろカスタムするに違いありません。
私のK3はライムグリーンxブラック、ですが、2020年モデルには他にガンメタルや、レッドxブラック、そしてTeam Skyを思わせるようなブルーxブラックも存在します。どれもカラーコーディネートを思う存分楽しめる色だと思います。
徒歩に限りなく近い感覚
約5ヵ月ほどこのDahon K3と付き合うようになって感じていることは、このミニベロは「徒歩に限りなく近い感覚」を提供してくれるということです。
乗り物で言うなら、自転車というよりキックボードに近い感覚があります。
重さやサイズが自分の身体を大きく下回っているので、よし、乗るぞ、という気合のようなものが、まったく要らないのがおもしろい。
出かける時も、歩いていこうか、それとも自転車で行こうか? 何も決めていない状態で玄関までやってきて、うん、じゃこいつで行くか、という感じで片手でガラガラ引っ張り出してくるその感覚が、まさにキックボード的です。
多くの場合、先にも書きましたが、せいぜい2km程度先のスーパーに買物に行く程度の使い方が多いのですが、天気が良いからその前にちょっとポタリングしようか、とふと思い、気がつくと20km走っていて、帰宅する頃には50km走っていた、ということも珍しくありません。
徒歩やキックボードだとさすがに50kmも移動するのは大変なことでしょう。
しかしこのDahon K3、家を出る時は徒歩のような、あるいはせいぜいキックボードをお供にするような気軽な感覚でありながら、その気になれば50kmくらいは平気で走れてしまう、不思議な自転車です。
100kmは無理です(私の場合はね!)。ブロンプトンなら100kmは余裕ですが、このK3だとさすがに疲れるような気がします。
でも、往復50kmくらいなら、なんというか歩いているのか自転車に乗っているのか、どちらか定かではないような、まるでアラブの神話に登場する「魔法の絨毯」に乗っているかのような、不思議な軽さで私をいろんなところに連れて行ってくれる、そんなミニベロなのです。
現在のスペック
カスタマイズの結果、現在使っているパーツ一覧です。リンク先はamazonになっています。いいなと思ったものは是非チェックしてみて下さい。
- グリップ:Tioga Ascentia Eグリップ
- サイコン:XOSS G+
- ボトルケージ:Minoura ペットボトルケージ
- ペダル:MKS SYLVAN TOURING NEXT Ezy Superior
- スタンド:DAHON CENTER STAND
- サドルバッグ:Ortlieb Saddle Bag 2 (1.6L)
- 輪行袋:Dahon Slip Bag ミニ
- ライト:Besthomelife セーフティライト
- タイヤ:Schwalbe Big Apple 14×2.00
Dahon K3 2021年モデルについて
さて、本記事で紹介した私のDahon K3は2020年モデルですが、2021年モデルでは仕様が若干変わったのでその点に触れておきたいと思います。
まず私の個体のカラーである「ライムグリーン」は廃盤になってしまい、代わりに「シルバー×ブラック」が追加されました。その他のカラーは「ガンメタル×ブラック」と「レッド×ブラック」です。
そして最大の変更点がヘッドチューブに「ラゲッジソケット」が追加されたことです(下の画像参照)。フロントバッグやバスケット、ラック等をヘッドチューブにダイレクトに取り付けることができます。ブロンプトンで標準搭載されているシステムと同じ仕組みで、バッグを取り付けていてもハンドリングに影響が出ない素晴らしいシステムです。
このラゲッジソケットは純正オプションアダプター以外にもリクセン&カウルの「KLICKfix」と互換性があるので様々なバッグを装着できます。
Dahon K3 2021年モデルを買われる方は私よりもさらにK3を楽しめるようになっていると思います(羨ましい!)。