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プロサイクリング

EF Education-NIPPOがUCIルール100%遵守の控え目ジャージを作ったらまたしても話題に

今年から日本の大手道路舗装会社NIPPOが冠スポンサーに加わり、1月1日から「EF Education-NIPPO」となっEF Pro Cycling。昨年はチームがUCIにデザイン未申請状態の衝撃的なジャージを着用してしまい、約50万円の罰金を課されたことで話題となりました。

しかしEF、ある意味まだ懲りていないようです。

公式 Designed to disrupt, created to comply – EF Pro Cycling

ならレギュレーションに従おう。徹底的に、だ

昨年話題になったEF Pro Cyclingの「アヒルジャージ」については下の記事で詳しく紹介しています。果たしてEF、今年はどんな大胆デザインジャージで戦うのかと思いきや…

EF Pro Cyclingが未申請ジャージでUCIに罰金を課せられたのは巧みなマーケティング戦略?
ジロ・デ・イタリア2020のチーム・プレゼンテーションでTeam EF Pro Cyclingが奇抜なジャージを着て登場し、大きい話題になりました。RaphaとスケートボードブランドのPalaceとのコラボによる、かなりポップなデザインのジ...

あれ? なんかおとなしいぞ。袖に白いアクセントのストライプはあるけどほぼ2色じゃないか! こんなのロードレースのジャージじゃない! ピンクは目立つけれど、スポンサーロゴが小さくて控え目。昨年のRapha x Palaceコラボのド派手アヒルジャージとは対照的です。

EF Education-NIPPO Team Jersey 2021

© efprocycling.com

さて、このジャージを拡大すると… 90mmや37mmというルーラーの数値が見えます(画像下)。さらに右下で白く囲んだ箇所には、”reduce complexity”(複雑さを減らすこと)”include Sponsor 1-3″(スポンサー1〜3を入れること)”move to center”(中心へ移動)”don’t think”(考えるな)といった「メモ書き」が見られます。

EF Education-NIPPO Team Jersey 2021

© efprocycling.com

そう、このジャージはデザイナーがUCIによるジャージ規定を徹底的に調べた上で、ささいなルール違反も侵さないよう、ロゴを配置する位置・サイズなどを細かく計測して作成したものとなっています。今回はもう徹底的にレギュレーションに従ってやるぞ、というジャージなのでした。

EF Pro Cycling公式サイトには次のように書かれています。

これらの詳細なディテールはヘリコプターからの空撮映像では見えないが、これを着るライダーやサポーターの方々にとっては、サイクリングを良い方向に変えていきたいという私達の欲望を思い出させてくれるでしょう。テレビや道路脇でチームをフォローしてくれるファンにとっては、当チームの伝統的なハイビズ・ピンクのおかげで贔屓の選手が目立ってくれるでしょう

良く言えばいたずらっ気のあるジャージ、悪く言えばUCIへの当てつけ(笑)とも取れそうなジャージデザインですが、結果的にこの「控え目デザイン」でまたしても大きい話題を作ったのですから、EFもRaphaもその広告宣伝手腕は大したものだなぁと思いました。

あれ何のチームだろう? ロゴが見えないじゃないか! なんだあのスポンサーロゴの見えないジャージのチームは! よし、ググってやろう… へー、これはEF Education-NIPPOっていうチームなのか… どこが作ってるジャージなんだろう… そうかRaphaっていうのか…

目立たせることによってではなく、目立たなくすることによって興味関心を惹く、という斬新な戦略ですね。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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