EF Pro Cyclingが未申請ジャージでUCIに罰金を課せられたのは巧みなマーケティング戦略?

ジロ・デ・イタリア2020のチーム・プレゼンテーションでTeam EF Pro Cyclingが奇抜なジャージを着て登場し、大きい話題になりました。RaphaとスケートボードブランドのPalaceとのコラボによる、かなりポップなデザインのジャージです。

しかしこのジャージ、事前に必要な申請がなされていなかったとして、EF Pro CyclingはUCIに4,500スイスフラン(約51.8万円)の罰金が課せられてしまいました。

実は巧みなマーケティング戦略?

この件を巡ってEF Pro Cyclingのゼネラルマネージャー、ジョナサン・ヴォーターズは当然ながらSNSでUCIの保守性を糾弾し、暴れはじめます。

ああ、⁦@UCI_cycling …あなたたちはこのスポーツの最良の利益のことを考えているんだろう? 俺たちのいかれたアヒルのウェアに$4000の罰金を課してくれてありがとう。 @DLappartient⁩ がディナーを楽しんでくれるといいな。俺たちの金でね!カンパーイ!

しかし一方で、この「未申請ジャージ騒動」は意図的に起こされた巧みなマーケティング戦略だったのではないか、という指摘が各所で持ち上がりはじめています。例えば…

@Vaughters 思うにルールはルールだが、ジャージのデザインが #Giro2000 の前にUCIに提出されなかった理由はリークを防ぐためだったんだよね?

これがみんなを驚かせたのだから、EFはうまくやったもんだ。これは意図的に起こした騒ぎだ、今回の罰金はマーケティングの総仕上げというわけだ!

この指摘に対し、とぼけてみせるヴォーターズGM。

ユニフォームは数ヶ月前に提出してあったよ。Palaceロゴなしで。周知のようにUCIは機密情報の保護が良くないから、私達はロゴを外しておいたんだ。それが問題になったんだ。

今回のジャージ騒動は、RaphaとPalace、キャノンデール、そしてEF Pro Cyclingのイメージと認知度にマイナスの影響を与えるでしょうか?

悪影響がゼロとは言えないかもしれませんが、むしろチームやスポンサーブランドの認知度向上に与えた圧倒的な効果を考えれば、あったとしても些細なものと言えるでしょう。むしろメリット、恩恵のほうが上回ります(眉をひそめる人はいるとしても)。

今回の件がUCIの保守性を逆手に取ったジョナサン・ヴォーターズGMによる「仕込み」だったとすると、なかなかの手腕ではないでしょうか。50万円の費用で、Rapha/Palce/Cannondaleの画像が世界中に大拡散されることになったのでした。スポンサーもたぶん喜んでいるでしょう(笑)。

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