ブロンプトンが2022年モデルの発表に合わせ、命名規則を刷新しました。これまでの「Mシリーズ」や「Sシリーズ」といった括りから、基本的に「A Line・C Line・P Line」の3ラインナップに変更されます(※国内ではA Lineの販売はありません)。
公式 Help me choose | Brompton Bicycle | Commuter Bike
基本は「A Line」と「C Line」
A Line
「A Line」はエントリーモデルで、2019年に海外発売された「B75」に相当します。カラーや変速を選べなかったり、一部パーツが簡略化(ペダル折りたたみ不可)・ダウングレードされているかわりに英国価格£850(日本円で13.4万円)という廉価版。しかしB75同様、国内販売の予定はないようです。
- 変速:3スピードのみ
- ハンドルバー:ミドルのみ
- カラー:ホワイトメインフレームに末端部ブラック
- マッドガード:なし
- ライト:なし
- フロントキャリアブロック:なし(別売)
C Line
「C Line」は日本でも展開されるメインのラインナップ(選択可能なオプションやカラーは異なる場合があります)。変速やハンドルのタイプ、カラー等を選択できます。詳細は下の通りですが、かつての「Sハンドル」は「ローハンドル」という名称に変わりました。
- 変速:2, 3, 6速から選択
- ハンドルバー:ロー・ミドル・ハイから選択
- マッドガード:あり
- オプション:ラック・サドル(Brooks)・ダイナモ・ライト
- C Line “Urban”は2速で、これまでのM2LとS2L相当
- C Line “Utility”は3速で、これまでのM3L, M3R, S3Lに相当
- C Line “Explore”は6速で、M6L, M6R, S6L, S6R, H6L, H6Rに相当
“Urban”(アーバン)は坂の少ない街乗り向き。”Utility”(ユーティリティ)は通勤通学・お買い物に便利。”Explore”(エクスプロア)は存分にライドを楽しむ人向け、という考え方になりますね。
▼ Bromptonがピッタリ収納できるIKEA DIMPAは保管時に便利でオススメ!
P Line, Electric C Line
他に一部パーツにチタンを採用したモデルが「P Line」(スーパーライトモデル)となり、英国では電動アシスト付きの「Electric C Line」もあります。
国内では「C Line」と「P Line」のみ
日本国内では「C Line」と「P Line」のみの展開です。この命名規則の変更、メルセデス・ベンツのそれに合わせてきた感じがする、わかりにくい、という声も海外掲示板では見られます。個人的には特にわかりにくい感じはしないですが(国内ならチタン版を除き、基本的にはどれも「C Line」のカスタマイズになる)、ブロンプトンオーナーの読者の方はどう思われるでしょうか。
筆者が現在所有している「S6L」は、自分でフェンダーを外して「S6E」仕様にしてありますが、これからは単に「C Lineをカスタマイズしたもの」と呼ばれることになりそうです。
▼ 最初のブロンプトンバッグとして筆者おすすめのBACKPACK 14L。背負えるので輪行時・移動時に特に便利(※マグネットスナップの受け側パーツが緩みやすいので、ロックタイトを塗ったほうが良いかも。開口部もやや開きにくいですが、総合的にはやはり使いやすいです)。
▼ BACKPACK 14Lについてはレビュー記事もあります。こちらも是非どうぞ!