ポンプ

ブロンプトン専用ポンプがLEZYNE製に変更 2022年モデルは6速を除き標準付属せず

ブロンプトンのシートステーには専用ミニポンプを格納できるフックがあり、車体購入時にはこれまでZefal(ゼファール)社製のポンプが取り付けられていました。しかし2022年モデルから事情が変わり、今後はLEZYNE(レザイン)社製品に置き換わります。また一部モデルではポンプが別売りとなるようです。筐体にもLEZYNEのロゴが見えています。

Brompton Pump

© brompton.com

公式 Brompton Pump | Repair & Maintenance | Brompton Repair UK

ゼファールからレザインに変更

レザインポンプを愛用されている方ならわかると思いますが、柔軟性のあるホース(米仏バルブ兼用)が内部に格納されています。これは実際使い勝手が製品なので、旧型からレザイン製品に変更された点については個人的には良いアップデートではないか…と思ったりしました。

Brompton Pump

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下が今後は「旧型」になるブロンプトンのポンプ。一部では「チープで使いづらい」と不評なのですが、ポンプとして機能はしますし(筆者も実際何度もこれでパンク修理しました)、クラシカルな外観でこれはこれで良いものだと思います。

Brompton Zefal Pump

Brompton Zefal Pump © brompton.com

そして今後は6速の「Explore」モデルを除き、この新しいレザイン製ポンプが別売りとなります。ポンプ単体の英国価格は£32.50。ゼファールの旧型が£19.00なので値上げになります(とはいえレザインのポンプは市販品も高価なので、致し方ないとは思います)。

Brompton Pump

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先日、「ブロンプトンが2022年モデルから命名規則をベンツ風?に刷新 3つのラインナップに統合」という記事を書いた時には気付かなかったのですが、2022年モデルのブロンプトンのシートステーには、旧型のゼファールをハメこむことができたブレーズ・オンのフックが溶接されていないという情報も海外掲示板で見かけました。

新たに用意されたレザインのポンプはマウントを自分でボルトオンする仕組み。するとポンプ格納部を溶接する必要はないですよね。製造工程の簡略化という理由もあったのでしょうか。ブロンプトンの標準ポンプは元々使っていない方も結構いると思うので、賛否両論ありそうです。レザイン製品の採用自体は歓迎ですが、ゼファールポンプが姿を消すのは若干寂しい気も。

このレザイン製ブロンプトン専用ポンプの重量はマウント込みで104g。ゼファール製は実測92g(筆者所有個体)でしたが、フレームへのブレーズオンが省略されているならトータル重量はあまり変わらないかもしれないですね。

▼ これからは別体型のポンプを携帯するブロンプトンユーザーが増えてくるのでしょうか

 
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マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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