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TREK Madone 2023 がクリテリウム・ドゥ・ドーフィネで目撃される:奇抜なデザインについての海外サイクリストの意見

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クリテリウム・ドゥ・ドーフィネでTREKの新型MADONE(2023年モデル)の姿が確認されました。「ISOFLOW」と名付けられた、シートマストとシートチューブ間の大きい開口部が話題になっています。この斬新なデザインについての海外サイクリストの反応を観察して行きましょう。

New Trek Madone

image: road.cc (via reddit)

出典 New Trek Madone seat tube design – Reddit
出典 New Trek Madone – Reddit

目的はエアロ、それともしなり?

  • 奇妙な穴だ。スペアチューブで塞ぎたくなる…
  • 主にしなりのためのものじゃないかな。カンチレバー構造のシートチューブだ
  • これはかつて規定違反のジオメトリだった。大昔に発明されている
  • 今週のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネで使われているから、UCIの認可は下りているんだな。ツール・ド・フランスで正式にお披露目されるのだろう
  • プロのバイクフィッターをしているが、私はもうこのデザインが嫌いだ
  • (エアロが目的というより)しなりが目的じゃないかなぁ。Trekはもう何年もレースバイクでのしなりを売りにしてきているし。IsoSpeedがそのためのソリューションだったわけだが、耐久性やメンテナンスの面で問題が多かった。この新型Madoneでは複雑なパーツをなくして、振動吸収はカーボンの弾性だけに頼っている
  • クラックが出そうに見える。カットアウト終端の点で巨大な収縮ストレスがかかる
  • IsoSpeedはものすごく良かったのに、なぜ変えてしまうのだろう
  • (上の人に)IsoSpeedは摩耗するしメンテナンスが大変だからだと思う
  • IsoSpeedはゴミが入り込むし、いちばん固い設定以外はソフトすぎる感触だし、ボルトを少しでもオーバートルクするとフレームに簡単にヒビが入ったからね
  • このデザインは2つの結果のどちらかしかもたらさない:1)シートチューブがより脆弱で、フレームが割れる(しかしこれはないだろう)2)このデザインでも壊れないようにするためには、重くなる(恐らくこっちだろう)
  • カットアウト部は恐らく快適性・しなりのためのものだろうが、その箇所はかなり強化されていないといけないだろうから、結果的に重いフレームになるかもしれないね
  • IsoFlowというネーミングからするとエアロ面での恩恵を得るためのものに思えるのだが
  • 企業が新しいデザインを試してくれるのは嬉しい。うまく行くものもあれば、うまく行かないものもある。バラエティーがあるのが良いことだ
  • 見た目はクールだと思うが、あのシートポストは大惨事になる
  • ロゴはもっと大きくないと

現時点でわかっていることは、このカンチレバー構造自体は過去にも存在しており、新しいものではないこと、この新型MADONE(2023年モデル)はUCI認証を受けているはずなので一般モデルとして発売されること、開口部のデザインは「IsoFlow」と呼ばれること、等です。

全体的に強度面での心配をする声が多いですね。強度面で問題がないとしたら、開口部のカーボンレイアップはかなり強化されているはずで、その結果重いフレームなる、という意見も目立ちます。「IsoFlow」という名称は確かにエアロ性能を想像させますが、IsoSpeed後継の快適性のためのシステムでしょうか。斬新なデザインなのは間違いないですね。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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