今年のツール・ド・フランス2022(7月1日開幕)で、またはその前後に正式発表されそうなロードバイク新モデルについてCyclingTipsが憶測をまとめています。
以下、おおまかな内容です。
- Cervelo S5(新型):既にJumbo-Vismaがレースで使用しており、ツールの平坦・高速ステージで使われるだろう
- Cervelo Soloist:これも公式発表はまだだが、全く新しいフレームにこの名が使用される。 Jumbo-Visma development teamが今年のシーズンで使用している。ツールでは見られないかもしれないが、数ヶ月内の発表が楽しみだ。手頃で軽量でエアロなものになることを期待しよう
- Trek Domane(新型):UCIリストに登場したり消えたりして話題になった新型Domaneだが、今年のツールでは第5ステージ、北フランスのパヴェを走ることになるだろう
- Trek Madone(新型):Trek-Segafredoによるクリテリウム・ドゥ・ドーフィネでの使用が目撃されたこのバイクは、ツール全体で使用されるだろう(関連記事)
- Cannondale SuperSix Evo3 Limited Edition:山岳スペシャリスト用の超軽量バイクになるかもしれない
- 様々なブランドからのタイムトライアルバイク:Merida, Colnago, BMC, Scott, Wilierをはじめ、Pinarelloも新型を準備中との噂がある
- Colnago:V3Rsの後継モデル。タデイ・ポガチャルがプロトタイプに乗っているのが目撃されている
- Cube Litening(新型):軽量でエアロなオールラウンダー。既にジロ・デ・イタリアでデビュー済みだが、7月に正式発表があると考えて良いだろう。UCIリストには掲載されていないが目撃されたバイクのシートチューブには認証ロゴが確認できる
- Canyon Ultimate(新型):2016年以降は完全なオーバーホールが行われていないので新型を楽しみにしている人も多いだろう。既に目撃情報がある。Ultimateはエアロ面での改善は最小限に、軽量さへのフォーカスを維持するものと思われる。ケーブルはフルインターナルなので、好みは分かれるだろう。タイヤクリアランスも広くなっているようだ。Canyonは1台で何でもやれる軽量エアロなオールラウンダーは作らない方向だろう
- Giant Propel(新型):AdvancedとAdvanced SLが最新のUCI承認済みリストで確認されている。遅くともツールでTeam BikeExchange-Jaycoが使用するのは間違いないだろう。このエアロフレームも5年ほどメジャーアップデートはされていない
- Scott Foil(と思われるバイク):ジョン・デゲンコルブが新型Foilと思われるバイクと一緒に写っている写真が発見されている。デカールはないが、明らかにScott的な特徴がある。もしこれが新型Foilなら、2016年以来の大幅な再設計になる。チューブはより深く・よりエアロになっており、シートステイはさらにドロップしている。コクピットも攻めたエアロなデザインだ。これが現れるとしたらツールしかないだろう
- Factor OG:UCIリストで確認された。このグラベルバイクはツールでは使われないかもしれないがまもなく発表されるかもしれない。エアログラベルレーサーと思われる
最近はブランドがUCIの承認リストへの掲載タイミングを選べるようになっているとのことなので、リストに掲載されていないモデルがレースで目撃されることも多いようですね。いずれにしても今年は多くの新モデルがツールに投入されることになりそうです。