SHIMANO 105 R7100 Di2が正式発表されましたね。大方の予想通り、ツール・ド・フランス開幕直前の発表でした。
Tiagra R4800に注目が集まる
以下、Reddit(出典1, 2, 3)で見られた関連スレッドから海外サイクリストの反応をピックアップしてみました。
まずは105 R7100 Di2のスペック概要(シマノ公式サイトのページはこちら)。
- 小売価格で$1,887(11スピードのメカニカル105は$1,140だった)
- フルセットで3,068g
- ディスクブレーキのみ
- カセットは 11-34T / 11-36T のみ
- クランクセットは 50/34 52/36
- バッテリーはUltegra Di2 / Dura-Ace Di2と共通
- より良いブレーキ
- よりエルゴなフード
次に様々な感想をご紹介。
- 1700ユーロか!俺の105組みのカーボンエンデュランス完成車はもっと安かったぞ
- 2019年にメカニカルUltegra完成車を買った時は、このコンポ一式より安かった
- 俺は手元にあるメカニカル105を頑張って永遠に使い続ける
- 11-30のカセットがないのか。レーサー向きでないのはわかるが、用意すればそう腹を痛めずにレーサー市場も開拓できると思うのだが。Hyperglide+もない。昔は105からDura-Aceまでチェーンやシフトの隆起は共通だったから、レバー・フィールを除くとシフト・フィールは同じだった。それが変わったように見える。105の変速はDura-Ace/Ultegraよりもダウングレードしたのではないか
- メカニカル105は終わりということだろうか?
- 現行のR7000 105がR4800 Tiagraとして生まれ変わる可能性があることだけが、今回のニュースでワクワクするところだ
- シマノは間違いなくR7000 105をディスコンにするだろうし、間違いなくR7000をリブランディング・リペイントしてR4800 Tiagraを生み出すだろう
- 目覚めよ、Tiagra…!太陽の下で己の場所を取れ…!
- Tiagraは100パーセント、現行の機械式105とUltegraの後継になる。あらゆる部品が現行11スピードから流用されるだろう
基本的には「高い!なぜ機械式がない!なぜリムブレーキがない!世の中何もかも値上がりしてオラもうこんな世界イヤだ!」等々の意見が大半ですが、前向きで興味深い意見としては「11スピードの機械式105は今後Tiagraとして生まれ変わるのだ」というもの。
12スピードの機械式R7100も来年2023年4月に登場が予定されている…という噂も他の海外掲示板で見たことがあるのですが、それよりも「R4800 Tiagra」のほうが確かに現実味がありますね。
これまで私達が「105」という製品ーーいや、製品を超えて「ブランド」と呼ぶべきでしょうーーに対して持っていた「安価で、性能も信頼性も保守性も高いサイクリストの友」という印象は、今後Tiagraに引き継がれていくことになるのでしょうか。
しかし11-30TのカセットがないことやHyperglide+非対応なのは個人的にも少し驚きでした。レーサーはアマチュアも含めてUltegra / Dura-Ace Di2に仕向けていきたい感じなのでしょうか。