GPS・サイコン

Garmin Edge Explore 2はトレーニングデータを重視しない人にはコスパの高い素晴らしい選択肢

先日発表されたばかりのGarmin Edge Explore 2(2018年以来のアップデート)について、DC Rainmakerがレビュー記事を公開しています。読んでみたところ非競技系またはツーリング系サイクリストにとってはフラッグシップのEdge1040より使いやすい製品に仕上がっている印象を受けました。

Garmin Edge Explore 2

© garmin.com

出典 Garmin Edge Explore 2 In-Depth Review
公式 Garmin Edge® Explore 2 | Cycling Computer with GPS

価格とディスプレイのサイズを考えると素晴らしい

以下、元記事から情報を整理してみました。基本的な評価は非常に高いようです。

  • ライド中の各種メトリックよりもライドの行程そのものにフォーカスしたい大部分のサイクリストにとって、Edge Explore 2は価格とディスプレイのサイズを考えると素晴らしいものだ
  • 画面は530/830よりも大きく、Edge 1040搭載のものと同じ新型のユーザーインターフェースになり視認性が良くなった
  • トレードオフとしては、トレーニング負荷や回復といったメトリック、Stravaライブセグメント等がないことが挙げられる。ストラクチャード・ワークアウト非対応。しかしClimbProが追加されているのは素晴らしい
  • 使いやすさや機能性という観点では、私はこれを毎日簡単に使えると思う。パワーメーターとハイエンドのGarminウォッチ(ForerunnerやFenix)を併用すればPhysio True-up機能も使えるので、ウォッチ側でトレーニング負荷・回復系の計算と表示ができる
  • スタンダードモデルのマウント面に充電用ピンがないのはおかしな感じはする。発売から3年が経過する299ドルのEdge 530にさえそれがある。Explore 2では100ドル高いパワーマウント・バンドル版を買わないと、この充電ピンがついてこない
  • しかし大部分の人は、この製品はコスパが高いと感じるだろう。これは私の父には完璧なものだ。私の父は熱心なサイクリストだが、トレーニング負荷や回復に関するメトリックは必要としない。彼は多分100kmかそれ以上のライドに出かけるが、それにはナビと大きいディスプレイが必要だ。Explore 2はそれらを手頃な価格かつ使いやすいパッケージとして提供してくれる

Edge Explore 2のGPSチップはEdge1040に搭載されている最新のマルチバンド・デュアルフリークエンシータイプではなく、トレーニング関連データやリアルタイムスタミナ表示、WiFi同期等もないようですが、逆にEdge 1040にはないゲストモードが搭載されている等、基本機能とナビゲーションを気軽に使いたい人にとっては逆に直感的に使いやすいのかもしれないですね。

しかし標準モデルとパワーマウントバンドルでは本体底面そのものが違うため、将来的にCharge Power Packを使いたい方やPower Mount経由でE-Bikeから給電したい方はパワーマウントバンドルを買っておかないといけません。本体側は確かに同じ仕様にしたほうが良かったような気がしますね。アクセサリーの有無だけの違いではないので気を付けたいところ。

Garmin Edge Explore 2

左が標準モデル・右がパワーマウントバンドルの本体底面 © garmin.com

雨天でUSB-Cポートから充電・給電する機会がないと感じる方は、標準モデルでも問題はないでしょう。

Edge Explore 2は標準モデルが$299.99、パワーマウントバンドルが$399.99。定価ベースでは、Edge 530がやはりが$299.99、Edge 830が$399.99。Edge Explore 2の大きさはEdge 530/830とEdge 1040の中間くらいなので、これがちょうど良いと感じる人も多いかもしれませんね。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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