仏デカトロンのハイエンドブランドVan Ryselが2023年製品を公式サイトで発表しており、その中にメカニカル105とメカニカルGRXの12スピードへの言及があります。メカニカル105 12スピードは今年1月にKHSの2024完成車ページでフライング(?)公開されており、GRX 12スピードも昨年11月にGRX RX820が海外ショップでその存在が示唆されていました。
公式 VELOFOLLIES 2023 by VAN RYSEL – VAN RYSEL
メカニカル105版が用意されるNCR
こちらは「速さの喜びを楽しみたい全てのサイクリスト」に向けられたNCR(Neo racer Carbon Frame)というエントリー〜ミドルレンジモデル。写真はTIAGRA搭載のものです。説明にはSRAM Rival AXSのほかShimano 105 12 Vitesse(=12スピード)も見られます。
105 Di2については他のモデルでDi2と明記されていること、Fulcrum Racing 300組みで2000ユーロ(本記事時点のレートで28.7万円)という価格帯であることからもメカニカルで間違いないでしょう。これは多くの人に歓迎されますね。NCRは3月から入手可能と記載されています。
メカニカルGRX版が用意されるRCX II
こちらは「泥を愛する人」のためのシクロクロスRCX II。写真はSRAM Force AXS搭載車両ですが、GRX 12スピード・Fulcrum Rapid Red 900組みの完成車が用意され、価格はNCRと同じ2000ユーロ。SRAM Force AXS 12スピード組みの完成車は3100ユーロ。
RCX IIは4〜5月から入手可能とされています。メカニカル派の方は高級シフトケーブルを用意して待機しましょう… といってもコンポ単体売りはだいぶ先かもしれませんね。