Shimano 105 12スピードのメカニカルバージョンが登場する可能性が高くなってきました。KHS FLITE 700の2024年モデルに、搭載されているシフターとディレイラーの型番として「R7100」という表記が見られるからです。下がそのFLITE 700。ただし、これは11スピードの105を搭載した古いバージョンの写真です。このニュースはBicycling等が報じています。
存在しないST-R7120やRD-R7100という記載が
同バイクのスペック表には、FD-R7100, RD-R7100, ST-R7120という、現時点では存在していない105の型番が見られます。12スピードDi2であれば、それぞれFD-R7150, RD-R7150, ST-R7170になるはずです。クランクセットはシリーズ外のFC-RS520が採用されていますが、これは既に存在している12スピード対応製品。105 Di2ならFC-R7100、メカニカルならFC-RS520、という組み合わせになりそうで腑に落ちます。
チェーンのCN-M7000もSLXグレードの12スピード(105 Di2と共用)。ブレーキキャリパーは油圧のBR-R7170で、これも現行Di2バージョンと共用。リムブレーキ版が出るかどうかはまだわかりませんが、誤記と言うには整合性が取れすぎているので、少なくとも12スピードの油圧メカニカル105・R7100シリーズの登場は間違いないのではないでしょうか。
ところ昨年11月に、Shimano GRX RX820(12スピード・メカニカル)が出るのではないかと下の記事でお伝えしました。
12スピードのGRXと105、どちらが先になるのかはわかりませんが、当然Di2よりはぐっと安くなるでしょうから、多くの人に歓迎されそうです。リムブレーキ対応版のSTIも出てくれたら嬉しいですね。また、Tiagraが11スピードに昇格するのもたぶん間違いないでしょうね。