サイクリング

利尻島にサイクリングに行ったけど、すごく良かったよ。

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バイシクルクラブ2019年9月号を読んでいたら、岩田編集長が北海道の利尻島と礼文島をソロで走って取材する、という面白い企画がありました。

ペシ岬

ペシ岬

私が利尻島を走ったのは6年前の2013年の夏だったのですが、その時のことを懐かしく思い出しました。今回の記事では当時の思い出を振り返ってみます。

飛行機輪行で羽田→稚内→フェリーで利尻島

岩田編集長は羽田から千歳空港乗り換えでダイレクトに利尻島まで渡られたようですが、私は羽田から稚内空港まで。稚内空港で降りてからは利尻島行きのフェリーが出るまでの時間、近辺を走り回りました。利尻島から稚内に戻ってからも周辺を少し走りました。

その時に使用した輪行袋はタイオガ・コクーンです。前輪だけ外すタイプ。飛行機輪行にはベストと判断しました。羽田空港まではT-CAT(東京空港交通のリムジンバス)。飛行機はANA。当然ながら、いずれも当時は各社の規定内の運用です。

バイクラの岩田編集長はなんとオーストリッチのOS-500で行かれたのだとか。これは一応背負える輪行袋ではあるものの、約2.5kgもある大物の横型輪行バッグ。自転車の損傷確率はグッと減ると思いますが、目的地についたらまず宿にこれを預ける必要があります。それをクリアできればこれがいちばん良さそうだなと思いました。

宿泊したのは沓形(くつがた)地区にあるホテル利尻。稚内からフェリーが到着した鴛泊(おしどまり)からは自走で20km以上あったと思うので、OS-500だと難しかったでしょう。

利尻島を走る

利尻島は一周すると約53km。プラス全長24.9kmの利尻島自転車道があるので、観光スポットを訪れながらゆっくり絶景写真などを撮る場合、1泊したほうが余裕を持って楽しめると思います。

利尻島自転車道

利尻島自転車道

利尻島からはすぐ近くに礼文島が見えました。この時、スケジュールの都合で礼文島に渡らなかったのが今でも残念でなりません。当時、「サイクリングなら利尻島がおもしろい。礼文島はダートが多くロードだとちょっとしか走れないよ」と聞かされていたせいもありますが、岩田編集長はなんと最北端のスコトン岬まで行かれているではないですか。しかもスリックタイヤのロードで。

礼文島の島影

礼文島の島影

利尻島はとても気に入ったのでもう1度必ず行くと思います。ただ他にも乗りに行きたい場所はたくさんあるので、次に利尻島に行く時はそれが最後になるかもしれません。その時は必ず礼文島に行こう…と決めています。人生は短いので、利尻島に行く方は礼文島もあわせて訪問したほうが悔いが残らないと思います。

沓形の「夕陽ヶ丘展望台」から礼文島を望む

沓形の「夕陽ヶ丘展望台」から。遠くに見えているのは礼文島

下は利尻島のシンボル、利尻富士です。次回行く時はここへの登山も組み入れる予定。なお現地の方と会話中、何度か「利尻富士は登られたことありますか?」とお聞きすると全員が「ない」と回答。まぁ、不思議ではないですよね。観光ではなく生活しているのだから。日本人が全員富士山に登ったことがあるわけではありません(私も富士山の登頂経験はありません)。

利尻富士

利尻富士

下はポンモシリ島。アイヌ語で「小さい島」を意味するそうです。島の地名や名所には北海道同様、アイヌ語由来のものがたくさんありました。こういうポツン、とした休憩所や灯台はなんとも言えない風情があり、どこを撮っても絵葉書になりそうな風景がひろがっていました。

ポンモシリ島(アイヌ語で「小さい島」の意)

ポンモシリ島(アイヌ語で「小さい島」の意)

利尻島でライド中に立ち寄った「ラーメン味楽」。現地のお客さんで賑わっていました。沓形地区にあるお店で、行きのANAの機内誌で紹介されていたので必ず寄ろうと思っていました。

ラーメン味楽

ラーメン味楽

食べたのは「焼き醤油ラーメン」。クオリティの高いおいしいラーメンでした。利尻昆布を使った「とろろ昆布」が別皿で供されます。食べログを見ると現在(2019年8月)も健在で、営業時間は11:30~14:00、定休日は木曜日となっています。

ラーメン味楽の「焼き醤油ラーメン」

ラーメン味楽の「焼き醤油ラーメン」

そして北海道といったらウニ・イクラ。鷲泊港にある「さとう食堂」が有名と聞いていたので、朝一番のフェリーで稚内に帰る時、朝8時頃に立ち寄ると開いてました。

さとう食堂

さとう食堂

食したのはバフンウニ丼。3800円というお値段に驚きましたが、当然おいしかったです。当時は「もうちょっとウニの量ないのかな…」などと思ったのですが、写真を見た方から「いや、それすっごいいいウニだから。全然高くない」とコメントをいただきました。確かにうまかった。量より質で勝負。

さとう食堂のバフンウニ丼

さとう食堂のバフンウニ丼

利尻島全体図とサイクリングの概要

最後に利尻島の全体図。最近利尻島の観光ポータルサイト「りしぷら」が充実していて、そこから各種PDFをダウンロードできます。

利尻島ガイドマップ

利尻島ガイドマップ © りしぷら

  • 稚内からのフェリーが着くのは鴛泊(おしどまり)
  • 飛行機で利尻空港までもあり。羽田から千歳空港経由
  • 礼文島へのフェリーは鴛泊・沓形(くつがた)の両方で発着
  • 礼文島は行っておかないと後悔するからあわせて行きたい
  • 島を1周すると53km
  • 利尻島自転車道は全長24.9km
  • 1日でも回れるが1泊がおすすめ

筆者が書けなかった礼文島については下のバイクラ9月号の記事でどうぞ(旧本ですがKindle版もあります)。礼文島をはじめ、旅先に「日本でいちばん◯◯な場所」があったら、行っておいたほうが後悔が少ないと思います。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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