SRAMからグラベルライドを意識した12スピードの駆動系パーツ「XPLR」シリーズが登場しました。10-44Tのカセットと1x専用のリアディレイラー、チェーンリングが含まれます。Cyclingtips等海外メディアが伝えています。
出典 SRAM FINALLY CLOSES THE GEARING GAP WITH NEW XPLR 10-44T CASSETTES – Cyclingtips
公式 XPRL COLLECTION – sram.com
待望の使いやすい10-44Tカセットを用意
- SRAMにはこれまでなかったロードとMTBの中間を埋めるような1xドライブトレイン
- Red, Force, Rivalの3グレードで展開
- 10-44Tカセット、1x専用のリアディレイラーとチェーンリング
- カセットはXPLR XG-1271とXPLR XG-1251(RivalとForceグレードに相当)の2モデルが用意される。構成は10,11,13,15,17,19,21,24,28,32,38,44で、シマノの11-46Tよりも広いレンジだけでなく、ジャンプも小さいのが特徴
- カセット素材は基本スチールで、XG-1271の44Tのみアルミで軽量化。今のところX-Dome構造の軽量Redグレードは用意されていないが、今後恐らく登場するだろう
- チェーンはSRAMフラットトップのみ対応
- 新型10-44Tカセットは1xにのみ対応し、専用のディレイラーを必要とする
- XPLRリアディレイラーは既存の10-36Tカセットでも使える(それ以下のサイズでは使えない)
- XPRLリアディレイラーのアッパープーリーは1x向けにオフセットされている。プーリーはクラッチあり(Red/ForceはOrbit、Rivalのみフリクション)
- バッテリーは既存AXSシリーズと同じで、駆動時間は1000km/60時間
- Red XPRLリアディレイラーは重量293gで定価は$710
- Force XPRLリアディレイラーは308gで$350
- Rival XPRLリアディレイラーは327gで$255
- 22〜35g軽量化できるダイレクトマウントの1xチェーンリングも用意される(38, 40, 42, 44, 46Tで、グレードはRed/Force)
- さらに太いタイヤ・チェーンリングクリアランスが必要な人向けにRival 1 Wideクランクも用意される
XPLRシリーズは既に少数ロットの販売が開始されていますが、本格的には9月からの流通になるそうです。
待望の10-44Tカセットを使うにはXPLRのリアディレイラーが必要、という点が少し残念ですが、今後はグラベル完成車でXPRLシリーズを搭載するモデルが増えてきそうですね。
なお他にZipp 101 XPLR(ホイール)、RockShox Reverb AXS XPLR(ドロッパーポスト)も登場しています。