タイヤ・チューブ

Michelin Power Cup TLRはContinental GP5000 S TRを凌ぐ性能のタイヤである。ただし…

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Bicycle Rolling ResistanceにMichelinの新作ロードタイヤ「Power Cup TLR」のテスト結果が掲載されています。条件付きではあるものの、Continental GP5000 S TRを凌ぐパフォーマンスのタイヤに仕上がっているようです。

POWER CUP TLR COMPETITION LINE

© michelinman.com

出典 Road Bike Tire Test: Michelin Power Cup TLR

  • Power Cupはミシュランの最新のロードタイヤ・ラインナップだ
  • チューブド・チューブレス・チューブラーの3タイプが用意される
  • Power Cupは従来のPower Road, Power Road TLR, Power Endurance, Power Competitionの後継となることが示唆されている。Power Time Trialは彼らの最速のTTタイヤとして、Power All Seasonは最高のグリップを誇るタイヤとして、まだ入手可能ではある
  • Power Cup TLRは、4×120 TPIケーシングなので、構造的にはPower Road TLRに最も近い(違いは多くあるかもしれないが)。最も大きい変更点はコンパウンドで、Power CupはGum-Xが使用されている。トレッドの厚みは、最近導入された他のロードチューブレスタイヤ同様、わずかに減っている
  • Power Cup TLRには25-622 (700x25c)と28-622 (700x28c)が用意され、フルブラックと明るいサイドウォールのバージョンの両方がある。入手が難しいため、テストでは25-622 (700x25c)のサイドウォールが明るい色のものを使用した
  • Michelin Power Cup TLR は我々が実施したほとんど全てのテストにおいて、信じられないほどの強さを見せた
  • Continental Grand Prix 5000 S TRと比較した場合、転がり抵抗テストでは互角であり、トレッド・パンク・テストでは15%成績が良く、ウェット・グリップ・テストでは8%の上昇を示した
  • この新しいPower Cup TLRには5点満点中5点を付けたかったが、ケーシングが25-622タイヤにしては大きすぎ、さらに重要なことだが、トレッドが小さすぎるため、0.2点を減点する必要がある
  • トレッド・トゥ・ケーシング・レシオ(トレッドによって覆われているケーシングのパーセンテージ)は35.2%に過ぎず(Grand Prix 5000 S TRは42.2%である)、これまでに我々がテストしてきたあらゆるロードバイク・タイヤの中で最も低いカバー率となっている
  • トレッドが少ないため、このタイヤはワイドリムでの使用には不適であり、リーン角度が高い場合、サイドウォールで走ってしまうリスクがあるので15mmか17mmリムでの使用に留めることを推奨する。MichelinはPower Time Trialのトレッドとケーシングサイズをそのまま使えば良かったと思うのだが、なぜこの方向に向かったのか当惑している
  • あなたがまだ15mmか17mmのリムを使っているのなら、我々はGrand Prix 5000 S TRよりもこのPower Cup TLRを間違いなくおすすめする

テストは25mm版で行われたようですが、旧タイプのナローリムを使っている方にとってはGP5000 S TRに引けを取らない選択肢となりそうですね。Team Cofidisも使っているタイヤ(しかしバージョンは不明)なので今後注目度が上がりそうですが、28mmバージョンでのテスト結果も是非見たいところです。

ちなみに海外掲示板で、少なくともPower Cupのチューブド版は、GP5000よりも脱着がしやすいのでパンク修理面でも有利、という情報も見かけました。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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