商品説明を読むと脳内で「!?」が連発するツッコミどころの多いテールライトをAmazonで見かけました。「Volcano Eye」というブランドの2個セットライトで、本記事時点で¥1,510とかなりの安さながら低評価率が非常に少なく、隠れ人気商品のように見えます(4つ星以上評価が合算で85%)。
USB充電式(タイプ不明)で駆動時間は「テールライト:4時間(安定モード)、10時間(ゆっくり点滅)、12時間(高速点滅)、8時間(循環点滅)」とされています。
超論理
しかし商品画像を眺めていたら、まずこんな宣伝文句に遭遇(白い囲みは筆者による)。
事故の75%が昼間に起きていることを知っていますか?
私達のライトは昼間に100%見えるようにします!
交通事故の75%が昼間に起きる、に近い統計は私も何度か見聞きした記憶があるのですが、問題はその真偽ではなく「私達のライトは昼間に100%見えるようにします!」の部分。75%、100%と数値が並べられていくわけですが、この「100%見えるようにします」の詳細な意味は不明であり、事故発生率とも無関係。客観的(?)なデータに続き、無根拠そうな何かが唐突に爆発しています。
論理ではなくムードで押し切るタイプ、とも言えるでしょうか。テンポが良いのでつい「お、おう」と納得してしまいそうになります。
謎の「タッチグレード」
次の「タッチグレードであらゆる地形に対応」も読解難易度が高いです。画像上部の文言では「防水 IPX4の評価」という見出しの説明として「耐候性設計、すべてのコンディションで使用可能」というフレーズが配置されているように見えるので、「タッチグレードであらゆる地形に対応」は「非常に丈夫」の説明である可能性が高い。すると謎がさらに深まります。
全体的に違う世界線の何かを見せられている感が強いです。
0.7秒という精密表記
次の「モード – ボタンを0.7秒間押し続けてオン/オフします。」も驚きです。0.7秒。1秒でも、約1秒でもない。0.7秒だ。さすがに0.1秒とまでは行かないが、1秒もかからないのだ。嘘だと思うならストップウォッチで計ってみるがいい。そんな挑戦状を叩きつけられたような気になります。キリのいい0.5秒にしないあたり、正直な会社ではないか、と思ったりもします。
また「商品の説明」には「アメリカの工場で設計から生産、そして試すことを誇りにしています。」とあり、これを読む限りMADE IN USAに思えてしまいます。えっ、ほ、本当なの……?と 思ってしまいますが、この値段ならまず中国製造だと思われるのですがどうでしょうか。
と、こんなふうに商品説明は謎に満ちていますが、評価は概ね良好に見えるのでガジェット好きの方は試してみてはどうでしょうか。ユーザーレビューを読む限り、少なくとも明るさに関しては高評価が多いようです。