SRAMが新Apexをリリースしました。1×12スピードのみでなんとメカニカルバージョンもラインナップされています。
出典 SRAM Apex is now 1×12 with Eagle, XPLR, AXS & Mechanical Options! (Bikerumor)
公式 SRAM Apex | SRAM (sram.com)
以下、Bikerumorの紹介記事から主だったところをピックアップ。
- 1×12のみで、SRAMとしては初の12スピード・ダブルタップ・メカニカル・ロードグループが用意された
- Apex XPLRとApex EAGLEが用意され、それぞれにAXSとメカニカル版がある(それぞれフラットバー用ブレーキレバーもあり)
- カセットは11-44 XPLRまたは11-50 Eagleから選ぶ
- カセットは標準的なHGハブに装着される(最小コグ11T)
- ほぼ全てのパーツが他の同グループと互換性があり、新Apex XPLRはその他のXPLRパーツのどれとも互換性がある(Apex XPLR AXSディレイラーは10-44, 11-44, 10-36ロードカセットにも対応できる。ただしApex XPLRメカニカルは10-44と11-44のみに対応)
- Apex Eagleのパーツはどれもがその他のEagleパーツ(T-Typeを除く)と互換性があり、AXSもメカニカルも10-52カセットに対応する
- ブレーキはすべてフラットマウント
- Apexクランクセットは基本的にはRivalと同じもので、グラフィックと仕上げが違い、OEではスチールチェーンリングもあるがアフターマーケット用はダイレクトマウントのアロイチェーンリング。Rival同様、パワーメーターオプションもある。スピンドルのみロード・MTB両方に対応できるより長いものが用意され、チェーンラインは47.5mmでより広いクリアランスを確保できる
- フラットバー用のブレーキレバーも用意され、Eagle 12スピードMTBシフターと組み合わせられる(AXSでもメカニカルでも)
- MTBカセットとディレイラーでマレット・ドライブトレインを試したいなら、GXとよく似ていて素材が違う新しいX1 Eagleリアディレイラーも用意されるが、これは完成車のみのオプション。自分で組みたい時はGX AXSディレイラーを用意する必要がある(これは標準Eagleチェーンを使う。Apex XPLRはフラットトップチェーン)
- シフターのエルゴノミクスは最新のForceとRivalと同じで、フード外周はより小さく手はレバーにより近くなる
- メカニカル版はEagle 12スピードと同じギア・アクチュエーションを内部に搭載する。GXのメカニカル・ディレイラーのBナックルにバレルアジャスターを追加して対応させた
- Apexメカニカル・シフターはGX, XO, XX1メカニカルディレイラーと互換性があることになる(この場合はケーブルハウジングにインライン・バレルアジャスターを追加する必要はある)
- XPLRでは11-44ロード・グラベルカセットのコグスペーシングがEagleの11-50とは異なるため、プーリーの位置とフィンがケーブルの引き量を調整するために異なっている。そのためXPLRとEagleとのあいだでカセットを交換したい場合、ディレイラーも交換する必要がある。チェーン長も適切にするために交換する必要はあるかもしれない
- Apex AXSは2023年6月から発売され、2500-2800ドルレンジの完成車に搭載される見込み。クランク長は160/165/170/172.5/175mm、チェーンリングは38-46
- Apexメカニカルは9月に投入され、1850-2000ドルレンジの完成車に搭載される見込み
- 各グループセットの公称重量は以下:
Apex AXS XPLR – 2,890g
Apex AXS Eagle – 3,181g
Apex mechanical XPLR – 2,872g
Apex mechanical Eagle – 3,062
SRAMはメカニカルからいずれ完全撤退するのだろう…と思い込んでいたので、トップグレードではないもののメカニカルのダブルタップ12スピードの登場には個人的には大変驚きました。