Convercycleというニュータイプの自転車がIndiegogo(クラウドファンディングのサイト)で出資を受け付けているのですが、8月にファーストロットのデリバリーが開始するようです。開発者はドイツの方。
Convercycleは”Convertible”と”Cycle”を組み合わせた造語で、英語圏では「コンバーシクル」と読まれています。
Convercycle = 電動+折りたたみ+カーゴバイク
どんな自転車かというと、電動(※後述しますが電動でないバージョンもあります)+折りたたみ+カーゴバイクというおもしろい変態自転車です。動作の様子は動画をご覧いただくとして…
ブロンプトンのように展開するとカーゴバイクになりますが、展開しなくても普通に乗れるところが面白いです。スーパーやホームセンターで大きいものを買った時に積めるのがありがたいですね。
基本的に電動バイクなのですが、法律要件をクリアしているのはEUとUSAのみ。そのため日本ではこのまま乗れないのですが、せのせいか非電動バージョンも用意されています。
Convercycleのフルスペック
フルスペックは次の通り(最終的に変更が入る可能性はあります)。リアハブはShimano Nexus 5 speed。ディスクブレーキはブランド不明ですが、見た感じは油圧式です。
- モーター:250W
- リアハブ:Shimano Nexus 5 speed
- 最高速度:25km/h
- ホイール:28インチ
- 重量:18kg
- 折りたたみ時の全長:185cm
- 展開時の全長:255cm
- 横幅:43cm
- フレームサイズ:ワンサイズ
- 対応身長:158cm-195cm
- ライダー最大体重:120kg
- 積載可能重量:60kg
- ブレーキ:ディスク
- ライト:フロント・リアともに内蔵
- スタンド:折りたたみ式
- 価格:電動バージョン ¥175,206(1,399ユーロ) 非電動バージョン ¥137,635(1,099ユーロ)
- 送料:込み
- 付属品:取り外し可能なバッテリー
- 出荷時期:2019年8月
荷台にはチャイルドシートも載せられるのでお子さんの送迎や買い物でこれを使いたいというママさんもいるのではないでしょうか。ただせっかくなら電動版に乗りたいところですよね。
なお日本の法律では全長190cmまでが普通自転車としては許可されていますが、Convercycleの展開時の全長は255cm。これは…日本ではどうなんだろ。
Surly Big Easyもいいね
ところで折りたたみこそできないのですがサーリーから”Big Easy”という電動カーゴバイクがわりと最近出ました。カーゴというかトレイラーバイクと呼んだほうがいいでしょうか。既存モデルの”Big Dummy”を電動化したような感じです。
アメリカだと折り畳めなくても困らないことのほうが多いと思いますが、Convercycleのほうが重いものを運ぶ時は重心が低くなるので安定するような気はします。でもBig Easyもなかなかに魅力的な自転車です。