新企画「Zwift超入門」シリーズをはじめます。バーチャルサイクリング・プラットフォームのZwift(ズイフト)を試したことがない方向けに、Zwiftで何ができるのか、そして「Zwiftをはじめたばかりだけれど何をどこで設定すれば良いのかわからない」という初心者の方向けにハウツー情報を紹介していきます。
私自身Zwiftをはじめたばかりなので、初心者目線で自分が疑問に思ったことなどをピックアップしていく予定です。初回の今回は「アバターと機材の選び方」を見ていきます。
なお本記事ではZwiftのMac版アプリの使用を前提にしています。スマホやタブレットとは画面遷移やレイアウトが若干違う可能性がありますが、ご容赦ください。
My Garageでアバターや機材をカスタマイズする
アバターや機材のカスタマイズは”My Garage”で行います。”My Garage”に行くには、Zwiftアプリ起動〜ログイン〜スマートトレーナーの接続〜ルート選択、という流れを経て「ライドを開始」した後、画面左下の「メニュー」をクリック。その次の画面右側の”Garage”アイコンをクリックします。
するとこんな画面が表示されます。ここで自分のアバターや機材をカスタマイズします。アバターの詳細やウェア類、バイクのフレームやホイールを選べます。
ライドを開始する前にこの画面にアクセスできても良いような気がするのですが、現在はこういう仕様です。
ヘアスタイルを選ぶ
まず”Me”をクリックしてヘアスタイル(Hair)から… と、その前に。Zwiftのアカウントを作成する時に男性か女性かを選ぶのですが、女性を選んだ方は違う内容が表示されると思います。そのため本記事では女性を選んだ場合の選択肢は紹介できないのでご了承ください。
髪型、いろいろ選べます。スキンヘッドでパンターニ風にすることも可能。モヒカンもあるのが面白いですね。
髪の毛の色はブラウン、ブロンド、オレンジ系、ブラック、シルバー等が選べます。
ヒゲの種類を選ぶ
“Facial Hair”ではヒゲや顔の毛を選べます。カイゼル髭とかウィギンス風のもみあげとか、一体誰得なんだという選択肢がありますがこのあたりのこだわりが素晴らしいですね。
↑ この長髪とヒゲとグリーンジャージはピーター・サガンをイメージしてみました。
肌の色を選ぶ
肌の色(Skin Tone)も選べます。アフリカ出身選手風にしてみました。
ジャージを選ぶ
次にジャージを選んでみましょう。だがしかし。私の場合、Zwiftをはじめてすぐの状態では、ジャージを選ぶことができませんでした。最上段のまんなかのオレンジ色の「Z」のロゴのあるグレーのジャージがデフォルトで、それ以外は着られなかった… 最近この画面を開いたら選択肢が増えていました。走行距離が増えるなど経験を積むと選べるようになってきます。
ヘルメットを選ぶ
ヘルメットを選べるようになるのはレベル3からです。”None”を選べば着用しないことも可能です。
グローブを選ぶ
次にグローブですが、これがひどい。レベル6に達するまでは素手で走らなければなりません。これは見せしめですか。何かの嫌がらせですか。金払うから売ってくれ。いや、素手が好きな人もいますけどね(笑)。
それにしてもこうやって継続的にライドしないとアイテムが手に入らないようにする策略、なかなか考えられていて感心します。Zwiftは月1500円の課金サービスなので会社側も継続してもらうためにいろんな工夫をしているようです。
ソックスを選ぶ
最近気付いたんですが、ソックスも選べるようです。そして右側にスライダー(つまみ)があるのですが…
このスライダーなんだろ、と思って上にあげてみると… なんとソックスがビヨ〜ンと上に伸びる!!
無駄すぎるだろwww
いや、でも面白くていいですねー。こういう無駄な細部へのこだわりが仮想世界のリアリティを支えていくのです。ちなみに限界まで上にあげてもUCIのソックス長規定にはひっかからないようです。
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フレームを選ぶ
バイクですが、Zwift開始直後はフレームを選ぶことができませんでした。”Zwift Carbon”というのがデフォルトのフレーム。他の人がいろんな自転車に乗っているのを見て、いいなぁ、あれはどうやって手に入るんだろう、と不思議に思っていたのですが、走行距離が増えると選べるようです。
この時点での私はレベル2なのでデフォルトのフレーム以外に”Zwift TT”というタイムトライアルフレームを選べます。
ホイールを選ぶ
ホイールも選べる… ようですが、レベル2ではまだ選べません。デフォルトは32mmのミッドハイト・カーボンリム。空力的にも重量的にも星2個。お前はこれで十分だろ、という感じでムカつき…いや、愛を感じます。
Drop Shopでフレームを買う
さてここまでは基本的なアバターのカスタマイズやライドのレベルに応じて選べる機材について書きましたが、それとは別に「メニュー→Garage」から入れる画面の右側に”Drop Shop”というものがあります。
Zwiftでは走っているうちに”Drop”というポイントのようなものが貯まり、それでモノを買えるようになるんですね。この”Drop Shop”ではフレームやホイールを売っています。
フレームについては10ブランド以上あります。私の45,914ドロップで何か買えるだろうか…
いろいろと探しまくった結果、いちばん安いフレームはCannondale CAAD12であることが判明しました。それでも貯金が全然足りません。もっと走って稼いでこないといい自転車には乗れないのです。うう…
Drop Shopでホイールを買う
ホイールも売ってます。ENVEやZIPPをはかせたらスマートトレーナーの負荷が軽くなったりするんだろうか… というかそれ何の意味があるんだろうか… などと疑問に思ったりもしますが、楽しいですね。
カンパニョーロショップを覗いてみよう。すると… BORA ULTRA 50はレベル27から! まだ全然買えないじゃん!
Zwiftワールドを走っているとスペシャライズドのロゴが入ったバイクに抜かれたりするのですが、それだけでその人が経験値の高いライダーだということがわかります。果たして私がENVEやBMCでイキれる日はいつなのか…
こういう仮想世界内でのメーカーとのタイアップ企画、おもしろいですね。余談ですがZwiftの中を走っていると道の脇にメーカー以外にEvans Cyclesの広告看板を見かけたりします。大昔に大流行していつのまにか忘れられた(?)「セカンドライフ」を思い出しました。
そのうちZwiftの世界にカフェができたりしてアバター同士が会話できたりするようになってもおかしくないような気がします(既に走行中のチャット機能はあります)。「ドロップ」がリアルマネーと交換されたりZwift内で結婚する人が出てきたりして。