フレーム・完成車

CANYONの新型Aeroadは何がどう変わる?

シクロクロス・ロードレース・MTBといった多ジャンルで目覚ましい活躍を見せているマチュー・ファン・デル・プールが登場するZwiftのウェブ広告動画をご覧になった方は多いと思います。

この広告動画の中でファン・デル・プールがまたがっているCANYONのバイクが同社の”Aeroad”(エアロード)の新型ではないかと話題になっています。

というかこれはZwiftとCANYONが話題の拡散を狙って共同で作った、巧妙なチラ見せキャンペーンですね!

2014年モデルと何が違う?

下のYouTube動画で海外の方がエアロードの2014年モデルと何が違っているのかを考察しています。

大体こんなことを語られています。

  • エアロシートポストがより深くなったようだ
  • 2014年モデルでは露出していたシートクランプのボルトがないように見える
  • シートチューブとシートステイ接合部の上にある穴がシートポストのクランプかもしれない
  • その結果シートポストが少し柔軟になったりするのだろうか、いやこれは完全に思い込みかもしれないけれど
  • ケーブルは内装式になっている
  • MadoneやVengeに比べてステムはかなり薄く、どうやってケーブルを通しているのか興味深い
  • フォークはテーパー形状になっていた2014年モデルに比べ、よりストレート気味になっているが、Trek MadoneやSpecialized Vengeのフォークほど太くはない
  • シートステイ・チェーンステイ接合部のデザインは大きく変わっており、よりエアロになっているようだ
  • マチュー・ファン・デル・プールはフロントのローターに140mmを使っているところが興味深い
  • 2020年のツール・ド・フランス前に発表されると嬉しいね

ケーブルのフル内装化とリア三角の形状が大きい変更点でしょうか。ここ数年はケーブルのフルインテグレーションが当たり前になっているので順当な進化です。2014年当時はまだ現在ほど主流ではなかったですよね。

打倒ヴェンジ?

またシートポストが幅広になったかわりに、シートチューブの後方への張り出しが押さえられているようにも見えますね(その分、より太いタイヤに対応していたりするのでしょうか)。

約6年ぶりのリニューアルとなるCANYONのAeroadですが、今年はファン・デル・プールが駆ることでも大きい話題となりそうな一台です。上の動画でも言及されているトレック・マドンや、史上最速とも言われるスペシャライズド・ヴェンジと比べてどのような評価が下されるのかも注目です。

おまけ

余談ですがキャニオンのウェブサイトはこの年末年始、大規模なサイバー攻撃を受けていました。現在もまだ完全に復旧してはいないらしく、注文はできるもののサポートのメールアドレスが機能してないようです。

参考 Canyon targeted by cyber attack

ただ、問い合わせフォームやチャット機能は生きているらしいのでとりあえずすぐに困ることはなさそうです。情報の流出などがあったかどうかは不明ですが、このサイバー攻撃でも主要なソフトウェアやサーバー群は暗号化されていたそうなので多分大丈夫じゃないでしょうか。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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