フレーム・完成車

へっぽこサイクリストが、折り畳みミニベロロード3台を乗り比べた結果。

全速前進~~ヨーソローー!!こんにちは、渡辺y…すみません、すみません!! CBN Blog 駄文担当、nadokazuです。

これまでのあらすじ。

友達がいない、ぼっちサイクリストの自分は、東海道新幹線でフルサイズのロードを輪行しづらくなりそう。

東海道新幹線でフルサイズのロードを輪行

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グリーン車を使えば「特大荷物スペース付き座席」のルール施行後も、快適に新幹線輪行できるかな?
東海道・山陽・九州新幹線を使った輪行に、終末の笛をかき鳴らす恐怖の大王「特大荷物スペース付き座席」の制度。その規定にしれっと紛れ込んでいた輪行サイクリストを狙い撃ちするかのような「自席の後ろ最優先ルール(勝手に命名)」が適用されてしまうと、...

手持ちのうどん県メイド折り畳みミニベロロード、Tyrell FXはタイヤを外して畳むと超コンパクトになって新幹線輪行も楽勝。だけど、公式の畳み方ではない…。

Tyrell FX

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東海道・山陽・九州新幹線で輪行する最適解は、「折り畳みミニベロロード」なのかも?
ドーモ、ミナサン。駄文ニンジャ、ナドカズです。神聖な行為であるオジギとアイサツ(古事記にもそう書かれている)の終了から0.02秒、まずは結論から申し上げます。 「やべぇ…たるたるさん(注:Tartaruga Type SPORTS G...

ブロンプトンなら特大荷物規定は関係ないけど、ルート上に坂があると爆散する羽目になることが実証されてしまった。

ブロンプトン

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というグダグダな経緯のもと、公式の折りたたみ方でも超コンパクトになる、折り畳みミニベロロードが欲しい!という物欲が湧き上がり「タルタルーガ」そして「パシフィック リーチ」に試乗してきました。

いやー、どちらもイイ自転車ですよねー。世の中には、たくさんのイイ自転車がいくらでもあるものだなぁ…。

などと呆けていましたが、その間にもガンガン時計の針は進んでいきます。桜前線も例年より早くやってくるということですし、ZWIFTするより外を走りたくなるシーズンの到来は間も無くです。

そんなシーズンを、あたらしい自転車で走り出すには、そろそろ気持ちを固める必要があると思うのです。買わないけど。

そのためには、試乗した2台にいま持っているTyrell FXを含めて、どんな自転車生活が実現できるのかを、それぞれを検討していく必要があるでしょう。買わないけど。

ことと次第によっては、カメラとレンズを売り払って現金化する必要があるかもしれません。買わないけど。

と、いうわけで、個人の感想でしかないチラシの裏のラクガキを、つれづれなるままにダラダラと垂れ流させていただきます。

いつもいつも誠に恐縮ではございますが、ブラウザのタブをそっ閉じ以下略。

それぞれの「ポジ」と「ネガ」をまとめてみる(※個人の感想です)。

Tartaruga Type SPORT

Tartaruga Type SPORT GT

ポジ

  • 絶妙なサスのチューニングが生む、乗り心地の良さ。
  • 豊富なキャリアオプション(フロントバッグどころか釣竿まで装着できる!)による、高い積載性。
  • 前後ホイールとハンドルを外すと超コンパクトに。

ネガ

  • FDやブレーキは、カスタマイズ時に選べるパーツが限られる。
  • ブルーの中古を探して、カンパで組みたくなる。

Pacific Reach

Pacific Reach R20

ポジ

  • カスタマイズの自由度が高い。ホイールサイズすら変えられる。最新コンポもOK。ただしブレーキは機械式ディスク。
  • エストラマーで剛性感と乗り心地を高いレベルでバランスさせている。
  • リアのキャリアオプションで積載性も担保。
  • 前後ホイールを外すと超コンパクトに。

ネガ

  • 「20インチでディスクブレーキ」対応ホイールは選択肢が少なく、手組みホイールに踏み込みがち。
  • 完成車で満足できないと、割と高くつきそう。

Tyrell FX

Tyrell FX

ポジ

  • 一般的なロードバイク用のパーツがだいたい使える。
  • 折り畳みを感じさせない剛性感の高さ。
  • 完成車で割と満足できる。
  • もっと良いのが欲しい!と思ったら、上位モデルのFSXが買える。
  • Di2専用フレームもある。
  • 20インチ406でリムブレーキなので、451のディスクよりは、さすがにホイールの選択肢が多い。

ネガ

  • ホイールサイズは406。
  • 折り畳み工数が多い(剛性・安心感とトレードオフではありますが)。
  • 非公式の畳み方をしないと、超コンパクトにはならない。
  • こじらせると、Tyrell XF(お値段実に125万円の、超超超超超超高額限定チタンモデル。すでに完売)が欲しくなる。

<参考>

それぞれの印象を、勝手に語ってみる(※個人の感想です)。

Tartaruga Type SPORT

他の2台とは異なる性格。

タルタル兄貴は、カテゴリーこそ同じ「折り畳みミニベロロード」ですが、タイレルやリーチとは違った方向性を持った1台だと感じています。

タイレルやリーチが速く走れることを目指した「スポーツカー」だとしたら、タルタルーガは荷物を積んで長距離を快適に走れることを目指す「グランドツアラー」だと言えるでしょう。

Tartaruga Type SPORT GT

最新のシマノコンポーネントが一部装着できないなど、カスタマイズ性には制限ありです。とはいえ、標準装着されているパーツでも必要十分以上の走行性能を有しています。スピードを追い求めるような走りをしなければ、明らかな不満を感じる点は、ほとんど無いと言って構わないレベルです。

積める、積める、荷物が積める。

高い走行性能で走りを楽しみながら、それに加えて大型のサスペンションが生み出す乗り心地の良さを享受できるのがタルタルーガならではの魅力。しかもリアキャリアだけでなく、フロントにもキャリアがオプション設定されたり「ロッドホルダー」が設定されるなど積載性は特に優れています。

たくさんの遊び道具を持って、時間をかけて長い距離を楽しく走って遊ぶ。というライドには、タルタルさんが思いっきり向いているでしょう。

輪行旅行に出たくなる。

そして、そんな楽しみ方をしたいときに「ミニベロである」ということが、きわめて大きくポジに作用すると考えます。

荷物を積んでラクに走るなら、フルサイズのロードバイクにキャリアを付けたりツアラー系のバイクを使うのがベストでしょう。ですが、それは全行程を自走するときに限られます。

ミニベロの武器のひとつは、そのコンパクトさ。輪行時には、最大サイズ・最重量の荷物である「自転車」が極めてコンパクトになってくれます。フルサイズのロードバイクに同じだけの荷物を積んで走ったときに比べて、輪行移動時に持ち運ぶ荷物のサイズがガッツリ減少。特に復路では、負荷低減の恩恵を絶大に感じられるでしょう。

こういった側面と走行特性までを含めて「旅に出たくなる」のが、タルタルーガという自転車なのだと思いました。

Pacific Reach

洗練されたデザインと乗り心地。

より現代的で、洗練されたフレームデザインと仕様。タルタルーガよりも、グッとロードバイク方向に振られている印象です。

Pacific Reach R20

サスペンション機構の挙動も、タルタルーガに比較するとかなり控え目。乗り心地の良さは、タルタルーガに分がある印象です。とはいえ路面からのイヤな振動は、特にサスペンション機構の無いタイレルと比較してグッと抑えられていることは間違いありません。

このあたりは、「実にうまいことバランスとった。さすが!」と、言えます。

どこまでも行ける!リーチの深い沼。

最新のコンポーネントが無理なく装着可能な「カスタマイズの自由度の高さ」という点では、リーチはタルタルーガを軽く凌駕します。

ブレーキは機械式ディスクなので、標準からのグレードアップは敷居が高そう。ですが、ここはホイールの外しやすさを含めてのディスク仕様。納得せざるを得ないところです。

Pacific Reach R20

そして451のディスクブレーキ対応ホイールで、しかもフロントはスルーでリアはクイックという変則的な構成になっているため、フレームセットから組み上げる場合はホイール選びが大きな悩みどころになりそう。

ですがホイールとブレーキ以外はもう一般的なロード用のパーツ、コンポーネントからほぼ選び放題になるわけで、カスタムして理想型に近づけていく妄想がはかどって止まりません。

そんなわけで、自己満足できる仕様にしようとすると「じゃあ手組みでお願いします!」「セラミックハブのBBで!」「コンポ?デュラでしょ!」「変速はワイヤレス!!」ということになってしまうので、突っ走り方次第では完成車が2台買える購入金額にだっていとも簡単に到達してしまいます。

フレームセットで購入するなら、きわめて大きな覚悟(主に経済的な)が必要な1台です。

Tyrell FX

(注:オーナーの贔屓目が多分に混入しているので、その辺は大幅に差し引いてお読みください)

タルタル、リーチとの仕様差異。

Tyrell FXには前述の2台に比較して、走行性能に関わる仕様で明らかな差異があります(完成車ベースの場合)。それは、以下の3点。

ひとつは「ホイールサイズが同じ20インチでも、微妙に小さいこと」。タルタル兄貴とリーチは451で、Tyrell FXは406です。ということは、ハブの性能を無視した場合は、回転の持続性能が若干劣るということになるでしょう。実際に明確な差がつくかは不明ですが、あくまで一般論としては。

ふたつめは、「サスペンション機構が無いこと」。かろうじてアルミ+カーボンのフロントフォークで配慮はされているものの、サスペンション付きの2台に比べれば振動吸収性には明確な差がつくでしょう。

それだけに走行時の振動と衝撃は、大きく減衰されることなく尻そして腰を直撃します。ちなみに自分はTyrell FXに乗り換え後しばらく乗りまくっていたら腰を痛めて、慌ててカーボンシートポストに買い換えました。

そして最後に、「可動部の固定機構が二重化されていること」です。

Tyrell FXはフレームの折り畳み時にリア三角とフロントフォークが可動しますが、リア三角はクイックと固定用のピン。フロントフォークの折り曲げ部は、クランプとピンで固定するようになっています。どちらの可動部も「2つの方式を併用して固定している」というわけです。

Tyrell FX

折り畳み作業としては手間が増える要因ですが、固定機構としてバックアップになっているのは大きなポイント。たとえば万一「ピンが折れた!」とか「クイック緩んだ!」という不測すぎる事態が発生したとき(発生しないと思うけど)にも、事故に直結する確率を限りなくゼロに近くまで低減できます。安心感は絶大です。

長い下り道を平坦では出せない速度で走っているときにも、折り畳みであることに起因する不安に苛まれたことは微塵もありません(これがブロンプトンだと、クランプ緩んでない?キッチリと締めたっけ?振動で緩んでたら終了じゃね?と不安になることも)。

また、フレームの剛性確保という点からも、これは明らかにポジティブと言えるでしょう。たとえばリア三角のクイックを閉めたら、ピンはそのまま引き抜けないぐらいの力で固定されるので、そのぶんの固定力が増しているはずです。

また、ステムにも回転機構がありますが、こちらはピンで固定こそされないものの、レバーにロック機構があり、「不意に緩む」という事態の発生を低減しています。

走行中にフレームに可動する場所が、ほぼ皆無。ペダルからの入力が、どこにも逃げない。限られた脚力が余すところなく推進力になってくれるのは、余力が皆無なへっぽこ脚の自転車乗りには実にありがたい限りです。

ここだけは、残念!なポイント。

あと、2台と比較して構造上のネガだと思う部分が1点だけ。それは「後ろ三角の回転時に、FDがメインフレームに固定されたまま残ってしまうこと」です。タルタルーガとリーチは、FDを含めて後ろ三角が回転します。なので折り畳んだ時も、チェーンラインはきちんと保たれたままです。

なんですがTyrell FXはシフト位置を雑にしたまま畳むと、チェーンが外れかかったりします。これはFDがメインフレーム側に固定されていることによる、大きな弱点と言えるでしょう。

Tyrell FX

まぁ、だからと言って折り畳みの機能に致命的な影響を与えるか、というと別にそんなことはないわけで、それだけと言えばそれだけ、な程度のものではありますが。

3等分の花嫁。結局、誰を選ぶべき?(※個人の感想です)。

選ぶ1台は、コレ!

じゃあ、明日、空から税務署に申告する必要のない大量の札束が降ってきて、3台のうち、どれか1台だけ選ばなければならない(いま持っている自転車は消える)としたら、自分はどれを選ぶでしょうか?

それぞれに、それぞれの良いところがあるので頭を抱えて床を転がりまくりますが、結論は出せます。

選ぶのは、「Tyrell FX」です!!! なぜかって?見た目が最高にいいから!!!

Tyrell FX

い、痛い!痛いですってば!! 路傍の石やテクトロのブレーキを投げるのやめてください!!

へっぽこ脚に重要なのは、走行性能より見た目。

いやいや、でもですね。へっぽこ脚の意識低い系サイクリストにとって、モビルス…もとい、自転車の性能の違いは戦力の決定的差にはなりづらいんです。

なぜかって?

自分の巡航時出力が35W(涙)だとして、自転車に1.2倍の走行性能差があったとします。その場合、出力の差はどれくらいになるかを計算してみましょう。そう、7Wぽっちにしかなりません。ひと桁Wの差です。時速11kmの巡航を、12kmにすることすら難しいでしょう。200W出せる方なら、40Wの差になるというのに。

そうなると走行性能の絶対的な高さよりも「所有することに対して、どれだけ自己満足できるか」が、評価指標として重要になるのは明らか。これは数値を元にした、きわめて理性的かつ合理的かつ科学的かつロジカルかつ論理的な判断です(注:本稿執筆者の数学に対する知識・感覚は、小学校低学年の児童に余裕で敗北します)。

Tyrell FXが併せ持つ、ふたつの自己満足ポイント。

そうなると、タルタル兄貴にもリーチにも満たせていない、Tyrell FXの「自己満足を満たす、2つの要素を併せ持っている」という点が、俄然輝いて見えてくるんです。

自己満足要素のひとつめは、カスタマイズが割と好き放題できること。Tyrell FXはロードのパーツを使いまくって、満足できるパーツ構成で仕上げることが可能です。「ここのカスタマイズは、仕様上ムリだから諦めだ…」と感じる部分が、ほとんどありません。

Tyrell FX

もちろん、「自分がカスタマイズしたい方向性とTyrell FXの基本仕様が合致している」というだけではありますが。

そして、そのカスタマイズ性を満たしたうえで、見た目がイイ。すごくイイ。すさまじくイイ…。購入してから、ずっと眺めていますが、今でも「やっぱ良いわ…Tyrell…」とため息をついています。Tyrellのデザイン、最高です…神ってますよ…。

Tyrell FXの見た目で、特に素晴らしいのは?

Tyrell FXの見た目が素晴らしい!と、断言せざるを得ない要素は3点。

塗装がべらぼうに美しいこと。

美しさと耐久性で評価の高いカドワキコーティング社の粉体塗装を採用(量産車初)

http://www.tyrellbike.com/products/#fxより引用

という、普通とは違う(多分)塗装がされていて、何というか、こう深みがあるというか、とにかく明らかに差がわかるレベルでキレイなんですよ。的確に表現できない、自分の語彙力の無さがもどかしい…!

とにかくキレイなんで、お店で実機を比べて見てみてください!これは、写真ではわかりません…!

溶接部の仕上げが美しいこと。

タルタルーガとリーチの写真を撮っていて、気になったのがパーツの接合部にあるモリモリの溶接痕でした。

Pacific Reach R20

Pacific Reach R20

Tyrell FXのフレーム接合部は実に滑らかに仕上げられていて「溶接でくっつけましたー!」という印象が、かなりきわめて非常に希薄です。美しいです。「隅から隅まで舐めるように眺めて、ご飯を何杯でも食べられます!」と、断言できちゃう自信があります。

Tyrell FX

なんですが、タルタルさんとリーチは、モリモリの溶接痕を見てしまったら箸が止まってしまうでしょう。

デザイン性が非常に高いこと。

タルタルさんと、リーチのデザインも良いです。が、Tyrell FXはデザイン性でも、頭一つ抜けていると思います。ここは完全に個人の感想ではありますが。

いくつもの要素が絡み合った、デザインと造形の妙。実はリーチを試乗した日にirukaの試乗会をしていて、irukaの中の方(多分)がアイヴエモーションの廣瀬氏のことを「天才です!」と仰っているのを聞くともなしに聞いてしまいましたが、心の中で「おっしゃるとおりですー!!」と叫ぶほかありませんでした。一切の異論がありません。

購入から10年近く経っていますが、とにかく全然飽きがこないです。やっぱいいわ…タイレル…。と、舐めるように眺めていられます。おまわりさーん!ここに変態がいますー!

心に棚をつくれッ!

公式折りたたみ時の輪行性能は、明らかにタルタルさんとリーチが上。乗り心地はタルタルさんが上だし、カスタマイズの方向性がちょっと変わればリーチのパーツ選択肢の拡さには及ばなくなります。

なんですが、自分はやっぱりTyrellがいいです…。この見た目のためなら「公式折り畳み時の輪行性能が…!」という、そもそもの物欲が湧き出す発端である課題だって、直視しないように心に棚をつくれます。

というわけで、

Tyrell XF(125万円)が、いま手に入らないモデルになっていて、本当によかった…。と、安堵せざるを得ません。

完成車で満足できるのは?(※個人の感想です)

さらに1台を「買い足す」としたら?

というわけで、結論は出ました。

…なんですが前提条件を、ちょっと変えて考えてみましょう。「Tyrell FXは所有したままでOK」かつ「完成車限定、パーツ変更不可」だったら選ぶべき1台は?

「2台目のTyrell FX」という選択肢は、さすがに無いです。じゃあ残りの2台で、どっちが自転車生活の夢を広げてくれるでしょうか?

自分にとって、新しい自転車の楽しみ方を広げてくれそうなのは、間違いなく「タルタルーガ」のほうだと言えるでしょう。

Tartaruga Type SPORT

まぁ、Tyrell FXを持ってたら、同じ方向性のリーチよりも、別のベクトルを持った方を選びますよね、ふつう。

タルタルさんとの生活を妄想する。

Tartaruga Type SPORT GTなら、乗り心地はいいし、荷物は積めるし、それでいて輪行時は超コンパクトです!「DX」に乗ってしまうとホイールだけは残念ポイントとして心に残ってしまいますが、「それはそれ」!! 「これはこれ」!!あえて目を逸らしましょう。

タルタルさんなら無駄に疲労せずサイクリングできるだけでなく、前後のキャリアに荷物を載せてカメラやキャンプや釣りなどの楽しみ方を上乗せできてしまいます。これは…なんだか思ってる以上に楽しそうです。

フロントキャリアには、ミラーレス一眼と輪行グッズを収納。リアの方には椅子とテーブルとストーブとクッカーとタープと食材を積んで出かけたいところ。

始発電車で鶴見を出発して、甲斐大和駅で輪行解除(笹子トンネルを荷物満載のミニベロで突っ切る勇気はありません)。そこから、木崎湖までダラダラと自走します。最小限の補給で体内エネルギーを枯渇寸前まで消費して、空腹ブーストをかけておきたいところ。

湖畔に陣取って暮れていく湖面を眺めてながら、メタル賽銭箱で焼いた肉(※食事ではなく、おやつですよ?)をつまんで過ごします。刻々と変化する湖面の様子をカメラに収めつつ、ご飯を炊いて夕食。あとはコテージに退避して、布団でぬくぬくと休みます。ジジイはテントで寝るとむしろ疲労してしまいますからね!

木崎湖

翌日も湖畔で昼過ぎまでダラダラ過ごしたあと、ゆーぷるで入浴して信濃大町駅から大糸線直通のあずさ26号で輪行帰宅。

タルタルさんだと、こんな夢も広がりんぐですなぁ…。キャンプ用品も買い揃えないとなぁ。…あれ?物欲消えてなくない!?

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著者
などかず

美味しくご飯を食べることをモチベーションにペダルを回し、機材の性能に頼り切って「頑張らないことを頑張る」物欲系へっぽこ自転車乗り。リアルで自転車に乗れない週末にはZWIFTで合計100km以上のバーチャルライドを欠かさないものの、脚力や走行スキルについての言及は意図的に避けている模様。愛車はLOOK675、ブロンプトンCHPT3 V2、タイレルFX(これだけとは言ってない)。

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