Campagnolo Ekar 1x13が正式発表 メカニカル・1xオンリー・ディレイラー1種のみのシンプルさで攻めるグラベルコンポ

カンパニョーロがついに初のグラベル・グループセット「Ekar」を発表しました。

9月23日夜に同社から届いたニュースレターには次のように書かれています。

The world’s lightest gravel groupset: reliable, durable & fast. Born hard so you can ride easy.

世界最軽量のグラベル・グループセット:信頼できて、丈夫で速い。あなたがラクにライドできるように丈夫に生まれました

公式 Ekar by Campagnolo | Bicycle Groupset for Gravel

Ekarは峠の名前

「Ekar」はカンパニョーロの本部近くにある峠の名前です。同社の画期的な発明品であったクイックリリースはクローチェ・ダウネ峠(Passo Croce D’Aune)で誕生しましたが、カンパ初のグラベルコンポも山と縁の深いものとなりました。舗装路とグラベルがまじり合うイタリアン・グラベルに恵まれた山だそうです。

1×13、リアディレイラーは1種類のみでクラッチはロック機構を搭載

目玉は何と言ってもトップ9Tのカセットスプロケットが用意される1×13構成。チェーンリングは38, 40, 42及び44Tが用意され、カセットは9-36T, 9-42Tそして10-44Tが登場。

SHIMANO GRXと違い、2xはラインナップされていません。

新情報としてはリアディレイラーのクラッチはなんとロック機構付き。ホイール交換時にプーリーケージを前方に出した状態で固定できるようになっています(SRAM愛用者の方にはおなじみのシステムですね)。RDの素材的にはカーボン、7075アルミ、6082アルミ、ボルトにステンレススチール等を組み合わせることでセミ・オフロードライドに必要な頑丈さと軽量さの両立を目指している感じです。

リアディレイラーはミドルケージの1種類のみ。13枚のスプロケットのために最適化された「2Dパラレログラム曲線」 を採用とありますが、これは「Campagnolo Ekarのリアディレイラーはワイドレンジカセットでも中間域の変速性能が良い新型になる?」という記事で紹介した特許と関係がありそうです。使用パーツ点数は70あるとのことで、このあたりはカンパらしいですね。プーリーはアッパーが12T、ロワーが14T。重量は275g。

ここ最近カンパニョーロによる特許申請文書が続々と発掘されています。リアディレイラーに関するもの、カセットの歯先形状に関するもの、EPSエルゴ...

EPSの発表はなし

Ekarはいまのところ(?)メカニカル版の発表のみでEPS版については触れられてはいません。Ekar Ergopowerはワンレバー・ワンアクションタイプで1度に3枚のアップシフトが可能。レバーはアルミ製。

そしてクランクが…とりあえずカッコいい!! 仕様的にはチェーンリングの交換にあたってクランクを外す必要がないそうです。クランク長は165, 170, 172.5, 175mmの4パターンでQファクターは狭めの145.5mm。チェーンリングは「ナローワイド」ですがどのような歯先形状かは不明。重量は172.5mm, 38Tで615g。

その他の情報としてはチェーンが4.9mm幅のC13と呼ばれるタイプになり、これは12スピード用よりも0.25mmほど薄くなっているそうです。接続はピンまたは新型C-Linkの両対応。ブレーキローターは1.85mm厚で160mm/140mmの2パターン。BBはプレスフィット・スレッドいずれもあり、 BSA, ITA, BB86, BB30, BB30A, BB386, PF30, BB RIGHT, T47に対応。

個人的な印象としては、直接の競合製品と目しているはずのSHIMANO GRXに対して「シンプルさ」でうまく差別化してきた、という感じがしましたが、皆さんはどう思われましたか。

価格や発売時期に関する情報はまだ公式サイトにも掲載されていません。本記事を書いている9月23日の夜にとりあえずお披露目、という感じのようです。今後の続報に注目していきたいですね。

以下、カンパニョーロについての最近の記事のリンクです。未読の方は是非あわせてどうぞ。

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