高品質なアルミ切削のフィニッシング・キットで知られるThomsonがチタン製グラベルフレームキットの販売を開始しています。モデル名は「PIEDMONT(ピエモン)」です。現在のところ製品写真はなく、同社のショッピングページでも見られるのは下のドローイングのみとなっています。
公式 The Piedmont Gravel Build Kit – Bike Thomson
Thomsonは2019年のNAHBSでチタングラベルフレームのプロトタイプを出品しています。Cyclocross Magazineの下の記事で当時の写真が多く紹介されているので、Pietmontの実物はここから想像するのが良いでしょう。
上の記事では、Thomsonが2014年にLynskyとコラボレーションしたことが触れられています。また今回発売されたPIEDMONTも「台湾でのハンドメイド製造」とされているので、製造委託先はLynskyフレームを手掛けている工場なのかもしれません。
スペック的には3al 2.5v航空機グレードのチタンを使用。ヘッドチューブ角度は70°で、タイヤクリアランスは44mm。ヘッドチューブは1 1/8〜1.5のテーパードでヘッドパーツはインターナル。142×12mmスルーアクスルでシートポストは27.2mm。フレームはブラシフィニッシュでロゴはサンドブラスト、ヘッドチューブにはカスタムバッジが付きます。
ベース価格は$3,295で、この場合ハンドルやシートポスト等のフィニッシングキットがアルミ製になります。パーツによってはカーボン製やチタン製を選択することができて、それらはアップチャージとなります。シートポストはドロッパーのCovert Blackも選択可。
製品の発送は2月から…というか、既に在庫があるものについてはほぼ即納状態のようです。しかし同社のオンラインサイトで選べる発送先はアメリカ・カナダ・メキシコ・プエルトリコのみ。日本からは今のところ残念ながら注文できません。
$3,295は本日のレートで約35万円。Thomsonのベーシックなアロイステムやハンドル、シートポスト、シートカラーやヘッドセットスペーサーが付属することを考えても極端に高いという感じはしませんが、コストパフォーマンスの高いチタンフレームで人気のリンスキーと悩む方は多そうです。
以下はCBN Blogでの主なThomson関連記事です。こちらも是非お読みいただければ幸いです!