Schwalbeがグラベル用タイヤ「G-ONE」シリーズに新モデル「G-ONE R」を追加しました。元「Dirty Kanza」という名称だったグラベルレースの「Unbound Gravel」に合わせて発表しただけあって(名称変更の経緯はこちら)、レース寄りのハイスピードタイヤに仕上がっているようです。
転がり抵抗の軽さに振ったモデル
発表されたのはレース志向モデルということもあってか700Cのみで、650bのラインナップはなし。太さは40mmと45mmの2パターンです。画像を見る限りノブが従来のG-ONEシリーズに比べてだいぶ高めになっていますが、性能的には転がり抵抗の軽さに振ってあります。
このタイヤは「柔軟性・スピード・コントロール性を最高のレベルで実現した」とされるSuper Raceというカーカスを採用しています。このカーカスは下図の説明を見ると「転がり9点、ロードグリップ8点、オフロードグリップ8点、プロテクション6点、耐久性5点」という評価になっています。乾いたハードパックなグラベルでは気持ち良さそうなタイヤに見えます。
欧州定価は69,90 €で、重量は700x40mmで480g。700x45mmで520g。最大空気圧は40mmで4.5bar, 45mmで4.0bar。最大荷重は70kgとなっていますが、シュワルベの定義によるとこれは最大空気圧時のタイヤ1本あたりの数値だそうです。
これでG-ONEシリーズにUltrabite, Bite, Allround, Speedに「R」が加わることになりました。日本での需要はそれほど高くないかもしれませんが、グラインデューロレースでとにかく勝ちを目指したい方は試してみてはどうでしょうか。
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