新型アルテグラ(R8100?)のクランクと思われる写真がネット上にリークされています。海外掲示板Weightweeniesにユーザーが投稿したものなので、画像は下のリンクからご覧下さい(消されていたらすみません)。
参考 Next generation of Dura-Ace Di2 – Weightweenies
知り合いから送られてきた写真だそうで、詳細は不明とのことですが、見たところ対称デザインになっている感じでしょうか。もしそうであればパワーメーターの精度向上が目的かもしれないですね。
新型デュラエースはいつお披露目されるか
さて、上の画像が本物であるなら新型アルテグラはこれまでの噂通り、新型デュラエース(R9200系)と同時発表になる可能性が高いように思われます。
しかし新デュラはいつ発表されるのでしょうか。
下の記事でお伝えしましたが、Team DSMの数人が先のバロワーズ・ベルギー・ツアーで新型デュラエースを既に実戦投入しています。
ツール・ド・フランス2021ではもしかして新デュラの全貌が明らかになるのではないかと多くの人々が期待していましたが、今のところ目撃情報はありません。
海外掲示板やウェブサイトで得た情報を総合すると、
- 本来はツール・ド・フランスでのデビューが予定されていたがサプライチェーンの問題で延期された
- 新デュラの発表は東京オリンピックまたはブエルタ・ア・エスパーニャになるだろう
- 新デュラも新アルテグラも、発表されたとしてもまずはビッグブランドの完成車用ロットを製造しなければならないので、一般ユーザーが2021年中に入手できる見込みはない
と言われています。製品の発表自体は今年中に行われるものの、パーツとして市場に流通するのは相当先になる、という話が大半です。
コロナ禍によるサプライチェーンの機能不全に加え、マレーシアが6月からロックダウンしているためシマノの現地工場も影響を受けているという話もあります。マレーシア工場では主にエントリー・ミドルグレード製品が生産されているようですが、デュラエースも一部製品はマレーシア製造のものがあると聞いています。何らかの影響が出てもおかしくないですね。
シマノの現行製品の品不足も海外では未だに深刻な状況が続いており、しかもコロナ禍の今後も見通せない状況なので「使えるのは早くても来年」くらいに思っていたほうが良さそうです(一般流通は2023年だ、という声もよく見かけるほどです)。