タイヤ関連議論の観察です。「ロードバイクで長いあいだ25mmのタイヤを使ってきて、最近Specialized Turbo 26mmを試した者ですが、GP5000 28mmのセール品を見つけました。今後物価が上がって行くことが予想されるのでストックを考えているのですが、いつものサイズではないですが試してみるべきでしょうか?」という質問が海外掲示板に投稿されています。
寄せられた返信を読むと多くの人が「28mm推し」であることがわかります。その理由とは?
出典 Are GP5000’s worth getting a slightly wider tire? (GP5000は少しだけワイドなもののほうが良いでしょうか?)
28mmはロードタイヤのニューノーマル
以下、同スレッドのコメントから目立ったものをピックアップしてみます。
- 28mmタイヤは速いし快適だよ
- リムからタイヤ側面にかけてのエアロ性能を狙ったり、完璧な道路を走るのでもない限り、28mmに行ったほうが良いと思うよ(GP5000シリーズ、特にチューブレスレディはかなり載せにくいリムがあるけれど)
- 乗ってみれば、なぜもっと早く28mmを使わなかったのかと君は思うことになるだろう。GP5000の28mmは28mmの中でも細いほうに見えるけれど。Grand Prix 4 seasonsの同じサイズよりは目視ではっきりと細い。転がり抵抗で遅くなっていると感じることは全くないし、とても快適だ。バンプを感じないとまでは行かないが、骨が関節でカタカタしない
- 快適性が高くなって転がり抵抗が減るから、わずかなエアロ性能を犠牲にするだけの価値がある(リムによってはタイトフィットすぎて困ることもあるから注意ね)
- 28mmは多くの人々にとってニューノーマルだ。僕はこれより細いタイヤには二度と戻らない。28mmより細いタイヤはそこまで速いわけではないし、快適性では劣る
- グラベルバイクで時々GP5000の28mmを使っているけど、本当に気に入っているよ。超快適だし、ロードで走った時の個人記録をいくつか更新してもいる
- 2年前にGP5000の28mmに交換した。これより細いタイヤはもう使わないだろう。しかしGP5000は摩耗が早すぎるように思えるので好きではない。お値打ちなら買う
- 4 Seasonsの25mmから28mmのGP5000チューブレスに換えてみたが、驚きの連続だ(快適性・グリップ・悪路での自信といった面で。何の上でも走れると感じてしまう。ただスピードの違いはわからない)
- GP5000系の28mmはGP4000の25mmと同じ(サイズ)だよ。GP5000は膨らまないし、表示通りのサイズになる
- 23mmから32mmまでのサイズを使ってきたが(※製品名は不明)、スピードと快適性のバランスが完璧に取れているのは28mmだと思った
- 私のバイクの1つは快適性を求めてリアを28mm、フロントはエアロ性能を求めて25mmにしているよ
GP5000なら28mm以上が面白いのかもしれない
以前から言われてきたことですが、GP5000系からコンチネンタルの測定基準が変わったらしく、何人かの方が「GP5000系の28mmはGP4000系の25mmくらいの太さだ」と語っています(ただしGP5000のクリンチャー・TL・TR全てが同じかまでは不明。またどのくらいの太さになるかはリム内径によって変わります)。
するとGP4000シリーズの25mmでも横幅だけ見れば28mmのようなものだったのか、とも考えてしまいますね。
いずれにしてもGP5000系を購入する場合、GP4000で25mmを気に入って使っていた方ならまずは28mmを選んだほうが良さそうです(参考情報として、GP4000の25mmでちょうど良かったバイクでもGP5000 28mmでは高さが出すぎて入らなかったとか、数ヶ月〜1年で1mmほど太くなるという話もあります)。
ただチューブレスレディの5000 S TRはハメにくいという意見が複数見られたのでご注意。上のスレッドでも、GP5000 TLでは全く問題がなかったもののGP 5000 S TRは3分でマウントを諦めた、という体験談が寄せられていました。