GPS・サイコン

Garmin Edge 1040 はこれまでに存在したGPSサイコンの中で最も精度が高い

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Garmin Edge 1040 Solar(ソーラー充電モデル)についてDC Rainmakerが大長文のファーストインプレッション記事を公開しています。

Edge 1040 Solar

© Garmin

出典 Garmin Edge 1040 (with Solar) In-Depth Review (DC Rainmaker)
公式 Garmin Edge® 1040 Solar | Cycling Computer with GPS

GPSの精度は現存する製品で最も精度が高い

相当長いので、内容を絞って特徴を拾ってみました。

  • Edge 1040シリーズはGPSサイクルコンピューターとしては初のソーラーパネル搭載モデルが用意され、マルチバンドGNSSも搭載され、GPSトラックの正確さが劇的に向上している
  • USB-C端子や金属(アルミ)製のマウント、劇的に早いルート再計算や目的地検索なども含まれた
  • ソーラーモデルは$749で、非ソーラーモデルは$599
  • ソーラーモデルではパワーグラスが搭載され、ストレージが32GBから64GBに増強される
  • ユーザーインターフェースは大幅に変更されている
  • スクリーン解像度とタッチスクリーンは以前と同じだが、新しいフォントのおかげで文字は少し読みやすくなった
  • 重量は126gから133gに増えた
  • 駆動時間は24時間から最大45時間まで増えた(ソーラーモデル・マルチバンドGPS使用時)
  • 様々な新機能が追加されているが、これらが既存のEdgeユニットにも追加される予定はない。Garminはその理由を明確にはしなかったが、UIが変わったことと関係がありそうだ
  • Edge 1040と1040 Solarは同じサイズだが、1040 Solarはベゼルが小さい
  • 画面サイズは同じだが、Solarはソーラーパネルが上に載っているためやや暗く見える。だが実際の視認性にはほとんど影響しない
  • ペアリングではDual Bluetooth接続が廃され、接続のトラブルが少なくなった
  • マルチバンドGPSは樹木や山、ビル等の環境下で素晴らしい結果を見せてくれるが、バッテリー消費量はほぼ倍増する。大部分のオンロードライドではこの機能は必要ないだろう
  • (ソーラーチャージについて)モン・ヴァントゥーで4時間走ったが、登りの大部分は曇り・軽い雨で、山頂に近付くにつれ晴れてきた。その時で31分相当の電力を得られた
  • 晴れ時々曇りの70000ルクスの環境下に2時間置いたところ、49分相当のバッテリー増加を得られた
  • ClimbProではカラーリングが劇的に増えたので、勾配の詳細がよりわかりやすい(しかしプリロードしたコースでのみ使える)
  • ルートの再計算はEdge 1030 Plusで55kmの場合、1分58秒かかったが、Edge 1040では一瞬だった。しかしこれは「計算中」の表示を見せなくしただけなのかもしれない
  • 新しい検索機能はEdgeの中のGoogleのようで便利だ。町やカフェ、山の名前などが大体5秒以内、時には瞬時に検索できるし、検索履歴にも残るので再検索が簡単だ
  • GPSついては、Edge 1040の精度に迫る製品は他に何もないと言っていい。特に厳しい条件ではそうであり、軌跡も標高もHammerhead Karoo 2より正確だった
  • Edge 1040はこれまで存在したどの製品よりも進歩的で正確なGPSサイコンであり、駆動時間も最長で、バッテリーのポテンシャルも公称値より大きい
  • レース志向の人にはPower Guideはかなり便利なものかもしれないし、個人的にはロングライドでのUp Ahead機能(カフェや特定の坂が何km先にあるか等を表示できる)や、ハンガーノックの予防にも役立つリアルタイムスタミナは有益に感じた
  • WIFIでの同期機能はあるものの、Forerunner 955とは違い、マップがWIFIでダウンロードできない点や、トレーニングやリカバリーに関する最新のメトリックが搭載されていないのは不満ではある

画面や文字表示は、Edge 1030 Plusに比べるとフォントなどの改良で見やすくなったようです。あとマルチバンドGPSの精度は素晴らしいものがあるらしく、絶賛されていますね。林道での高速ダウンヒルのコーナリングでも、Edge 1040が最も正確にトレースできている様子が元記事で紹介されています。

なおソーラーモデルと通常モデルの価格差は、米国定価では150ドル。ソーラーモデルは数日〜数週間のツーリングや、ウルトラエンデュランスライドなどでは役立つかもしれませんが、日本円で約2万円の違いは結構大きいので、どちらを選んだら良いか悩む人も多そうですね。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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