GPSサイコンやパワーメーターを買うならこいつのレビューを読んでからにしろ!とまで言われている著名な自転車系テックブロガーDC Rainmaker氏が「6分でわかるEdge 540 / 840の違い」という動画を4月12日に公開しています。また1040も含めて同氏ならどれをおすすめするかについても話しています。
スイートスポットは現時点ではEdge 840
以下、動画の4:08以降からのまとめ部分の抄訳です。
- Edge 840と540にはどんな違いがあるか気になるかもしれません。全部で7つの違いがあります
- 1つめは、明白ですが840にはタッチスクリーンがあり540にはないこと
- 2つめは、Edge 840には32GBのストレージがあること。対して540は16GBです。これは新しいオンデマンドのClimb Proに対応するため、マップデータが以前よりもはるかに大きくなっていることから重要な違いとなります。540では基本的に1つの地域(のマップ)しか持てません。つまり北米全体またはヨーロッパ全体のどちらか、などです。両方は無理です。しかし840の場合は両方に対応できます
- 3つめは、840では2つの地域のマップがプリロードされていますが、540では他の地域のマップが欲しい時は自分でダウンロードして入れ替える必要があります
- 4つめは840の場合、特定の住所を検索できることです。たとえば「123 Maple Street」といった住所を入力するとそこまでのルートを示してくれますが、540ではできません
- 次は些細なことですが、840ではMTB用マップのTrailForksが最初からアクティベートされています。540では自分でアクティベートする必要があります。どちらも無料です
- 6つめは、840ではストラクチャード・ワークアウトを本体上で作れることです。540ではダウンロードする必要があります。どちらのユニットでもダウンロードして使えます。しかしカスタムワークアウトを本体上でひとつひとつ組み上げていきたいとは思わないでしょう。複雑ないくつものカスタム・ワークアウトを本体上では入力するのはおすすめしません。スマホでやったほうがいいです
- 最後の違いは840が540に比べて100ドル高いということ。ソーラー版でも非ソーラー版でも
- ここでEdge 1040と840の違いは何だろう、と気になるかもしれません。答えは簡単です。ソフトウェア的には840と1040は、1040の次のファームウェアアップデートで同じになるでしょう。100%同じになります。しかし1040はディスプレイがより大きく、ストレージは64GBで本体は全体的に大きくなり、バッテリー容量もより大きくなります
- 私がおすすめするのは、現時点では、840がスイート・スポットかなと思います。540と違いタッチスクリーンがあることが主な理由です。私はむかし主に5xxシリーズを推薦してきたのですが、現在のユーザーインターフェースではボタンが私の希望するようなところまで追いついていません。これは改善するかもしれませんし、単に大きい画面が欲しいなら1040もいいでしょう。私は1040を去年使ってきて素晴らしいと思っていますし、あとはあなた次第、どのくらいお金があるかです
DC Rainmaker氏はこれまで8xx系よりも5xxよりを確かに推してきた印象があるのですが、1040以降で刷新されたユーザーインターフェースはタッチスクリーンを使ったほうが効率的だという考えがあるようですね。また日本以外に海外を走る頻度が多い方は、地図の入れ替えの手間を考えると540より840または1040が良いのかもしれませんし、国内走行限定なら540でも充分、ということが言えるのかもしれません。