歳を取るにつれて、コーヒーが好きになってきました。もともと嫌いだったわけではないのですが、30歳頃までは特に大好きな飲み物、という感じではなく、家で飲むとしてもインスタント。外では特にこだわりなく飲み、どこそこのコーヒーはおいしいから、あそこに行こう、というこだわりは持っていませんでした。
しかし今では、豆を買ってきて、飲む直前に自分で挽いて淹れるようになりました。コーヒーなしでは一日がはじまりません。たぶん、味覚が変わってきたのかもしれません。どんどんコーヒーが好きになってきました。
サードウェーブコーヒーショップめぐり
するとサイクリング中に見かけた面白そうなコーヒーショップに立ち寄るのが楽しみになります。ドトールやシャノアールを経て、その後はスターバックスなどのシアトル系セカンドウェーブが席巻しましたが、ここ数年はサードウェーブと呼ばれるハンドドリップの専門店を見かけることが多くなりました。そういうお店で、コーヒー休憩します。
19世紀後半から1960年代における、インスタントコーヒーなどの普及により急速に家庭に広まったファーストウェーブ、1960年代から2000年頃にかけてのスターバックスなどのシアトル系コーヒーに代表されるコーヒーの風味を重視するセカンドウェーブに次ぐ、コーヒー本来の価値を重視する第3のコーヒーの流行を指す。
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個性を持った商品に人気が集まるといった点で、地ビールと類似した特色を持つ。
面白いのが、有名な店、話題のお店だからといって必ずしも味や接客が自分の好みではなかったりすることです。また、値段が高いからおいしいコーヒーが出るわけではありません。高いコーヒーは、豆が希少なだけです。希少なものがおいしいとは限りません。
下のお店のコーヒーは、値段は安いのですが、私の好みです。
サイクリング中のコーヒーはなぜこんなにうまいのか… いや、サイクリング中でなくともコーヒーはうまいのですが、サイクリングとコーヒーの組み合わせは抜群だと感じます。何故でしょう。自転車に乗る→アドレナリンが出る→アドレナリン枯渇→コーヒーで復活、という感じだからでしょうか。
コーヒーは人を幸せにする
以前「コーヒーの香りは人を親切にする」という研究結果をネットで見たことがあります。確かに、お酒を飲んでいて口論をはじめる、ということはあっても、コーヒーを飲みながら悪態をついたり喧嘩する、というのはなかなかイメージしづらいものがあります。
コーヒーを飲んでいる時は、みんなほんわかと幸せそうです。親切にもなろうというものです。
オーナーさんや店員さんに今日のおすすめを聞いたり、豆の話を聞いたりするのも楽しいです。
これはサードウェーブコーヒーショップとして超有名なお店です。でも、有名なお店でなくともおいしい。
どんなコーヒーでもうまい
タリーズのコーヒーでもサイクリング中にはおいしい(って、タリーズをディスってるわけではありません)。先にも書きましたが、年々好みが変わってきて、一時期はスターバックスやタリーズのコーヒーも好きでしたが、最近は滅多に行きません。
凝った特別なコーヒーが好きになった、というわけではありません。たとえばファミリーマートの「Mブレンド・濃い目」はかなり好みです。あれはうまい。最近出たばかりだと思うのですが、コンビニのコーヒーの中ではいちばん好きです。コンビニコーヒー、侮れません。
先鞭をつけたセブンイレブンのコーヒーも、最初に飲んだ時は驚きました。ただ、コンビニだと落ち着いて気持ち良く飲める場所がなかったりするのが難点です。空間も良ければ最高です。
自分で作って外で飲むなら、インスタントでもおいしいでしょう。カップにのせてつくれる個包装のドリップコーヒーを持ってキャンプ、というのも面白そうです。
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サイクルショップでコーヒーが飲めるなら
アメリカではビールやコーヒーを出すサイクルショップが増えていると聞きます。ビールは文化的・法律的に日本では問題があるのですが、コーヒーを出してくれるサイクルショップがあれば確実に立ち寄る頻度が増えると思います。
勿論、店員さんは忙しいと思うので次から次へとハンドドリップのコーヒーを注文されたらとても対応できないと思いますが、セルフサービスで作れるコーヒーサーバーのようなものがあるだけでも相当いいんじゃないかと思います。例えばこういう感じのもの。これならあまり手がかからないんじゃないでしょうか。これでも全然ありがたい。
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サイクリングロード沿いのサイクルショップさんは、置いてみたらどうでしょうか。コーヒーを求めてやってきた客がパーツを買い、やがて新車の商談に… ということになってもおかしくありません。会話が、のんびりと弾みます。