Tubolitoが同社のサーモプラスチック・ポリウレタン(TPU)チューブシリーズに新製品「X-TUBO CITY/TOUR」を追加しました。街乗り・ツーリングを想定した「パンクに強い」とされるモデルですが、宣伝内容が超強力です。まずは下の短い動画をご覧下さい。
公式 X-Tubo-City/Tour – Tubolito
ガラス・画鋲・有刺鉄線・クギを踏んでもパンクせず!?
公式動画内ではガラス、画鋲、有刺鉄線、クギの4つを踏むデモンストレーションが見られます。本当にこれだけの耐パンク性能があるのなら筆者も是非導入を検討したいチューブです。
しかしやや怪しいと思えるところも。下は有刺鉄線を踏む場面のキャプチャーですが、鋭利な部分が上を向いておらず、倒れていますw また使用されているタイヤはそもそもパンクに強いシュワルベ・マラソンだったりします。
釘に乗り上げた時のチューブ変形のイメージ。やりすぎなPRという感じもしますが、それだけ耐パンク性能には自信があるのでしょう。
同社によるとX-TUBO CITY/TOURは日常的用途ではパンクしないそうです。Tubolitoのその他のモデルとは全く違う新しいタイプのTPUを使用しているとのこと。
どんなパンクでも1年保証
また「どんな種類のパンクに対しても1年保証」が適用されます。リム打ち(スネークバイト)、ガラス、釘、鋲など、パンクなら原因を問わず全てが対象。購入後1ヶ月以内の製品登録が必要になるそうですが、もし1年以内にパンクしたら交換品を貰えるのは大変ありがたいですね。
もう1つ歓迎できる点はディスクブレーキでも使えると明示されているところです。
最初に提供されるサイズは700×30-50mmのみで、仏式(プレスタ)42mmと米式(シュレーダー)40mmバルブから選べます。
重量は仏式で130g、米式で139g。同じTubolitoのグラベル用チューブ、Tubo-CX/Gravelの公称重量(700c/650b両対応・30-47mm・42mm仏式バルブ)は60gなので、2倍強の重さになりますが、それでもブチルチューブよりは軽いですよね。
欧州価格は24.90ユーロなので日本円では約3,270円です。Tubo-CX/Gravelの29.90ユーロより価格は抑えられています。Tubo-CX/Gravelの国内実勢価格が5,000円弱なので、X-TUBO CITY/TOURは600円くらい安くなりそうですね。