空を駆け抜け山を越え
青のマシンで
今日も(意識が)翔ぶのさ
この世で一番弱いヤツ、nadokazuです。
というわけで、本日の駄文はこちら!
ぼっち自転車乗りだけが持つ、圧倒的な自由。
気の合う仲間たちとワイワイ走って楽しく過ごす、リア充自転車乗りの世界。
そんなキラキラ輝く皆様とは対照的な暗く湿った陰の世界で、ひとり寂しく走っているぼっち自転車乗り。
それが私。nadokazu。
あ、いや、1人で走るのは、別に嫌じゃないです。好きなときに好きな場所を走れますし、登坂が絶望的に遅くても、平坦で地元小学生に抜かれても誰にも迷惑かけません。
それに補給や休憩のタイミングだって、自分のコンディションだけを基準に判断できます。一緒に走る誰かのことを、これっぽっちも気にする必要が無い。
つまり、ぼっちの自分はリア充自転車乗りの皆様が到底持ち得ることのできない「圧倒的な自由」を手にしているのです。
ち、ちげーし!負け惜しみじゃねーし!寂しくなんかねーし!!
あれ…ディスプレイの文字が滲んでる…なぜ…?
ぼっち自転車乗り、自由という名の不自由に泣く。
それはさておき「ぼっちだから好き放題走れる」とは言うものの、実は「ぼっちだからこそ、走る場所が限られてしまう」という側面があるのを否定できません。
なぜなら「走りに行くエリアの解像度が上げづらい」から。
たとえば個人的お気に入り遠征スポットのひとつに、静岡県沼津市の内浦エリアがあります。駿河湾の向こうにそびえる富士山の眺望を楽しみながら、ゆるゆる走れる海沿いの平坦路はもう最高。
コンパクトだけど映える砂浜、沿道のスイーツショップやレストラン、水族館、日帰り入浴を提供している老舗旅館もあったりして「走る以外のお楽しみ」も満載です。
え?聖地?すみません、自分そういうの詳しくなくてよくわかりません…。【本当】
なんですが!
そんなお気に入りエリアでも「主要幹線からちょっと離れた走りやすい道」や「遠回りになるけど走って楽しい道」には、なかなかたどり着くことができません。そりゃあネットを見渡せば、さまざまなルート情報があります。でも、ひとりぼっちでそれを選別して精査して吟味するなんて、完全に無理ゲーでしょう。
さらに!
ぼっちだと、ルート選定時に「ラクして目的地に付くこと」が最重要視されます(n=1)。斜度がキツそうだったり、遠回りになるルートは徹底的に避けまくり。なので同じエリアに複数回行っているのに「いつも安牌なルートばかり走って変化に乏しい」という、勿体ない結果になってしまうのです。
「ルート情報の収集力が、絶対的に足りてない」
「普段と違うルートを敢えて選ぶモチベーションも高めづらい」
ぼっち自転車乗りの自由って、実は不自由と表裏一体だったりするのでは?と、思わずにはいられません。
あれ?またディスプレイの文字が滲んでるような…。
サイクルボールって、どんな企画?
そんな、おひとり様ライド専門のぼっち自転車乗りである自分に、おあつらえ向きな企画を見つけました。
それが「サイクルボール」。作業用ポッドをベースにしたモビルポッド…ではなく一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンが提供する、サイクリングルート共有アプリ「ツール・ド」を使って行われている期間限定のサイクリングイベントになります。
「ツール・ド」ではさまざまなルート情報が提供されていますが、サイクルボールはその中の対象ルート(公式サイトによると「日本中の名だたる“一周”」)を走って全ルートの完走「グランボール制覇」を目指すもの。
開催期間内に対象ルートを完走するとアプリ内で完走証が発行されるほか、現在(プレシーズン)は記念品のコインがもらえたり提携店舗で優待特典が提供されたりします。
そして夏(2023年は7月18日以降予定)に開催される「本シーズン」では、完走したルートの数に応じて、かなり豪華な景品が用意されるようです(執筆時点では詳細情報がないので、過去実績からの推察)。
好きな日に、好きな時間に、好きなルートを走れる!
サイクルボールで特筆すべき点はいろいろありますが、その最たる特長が「参加の敷居の驚くべき低さ」でしょう。
なにしろ
- エントリー不要(アプリのインストール等は必要)。
- 参加費不要。
- 開催期間内なら走行日時不問(FAQによると、2日に分けて走ってもOKだとか)。
つまり、どのルートをいつ・どう走ってもオッケー状態。
「明日の休みは晴れるみたいだから、参加しよう!」
「参加するつもりだったけど、今日は沼津観光しよう!」
「ルート走行中だけど、途中でやめよう!」
などなど、突然走りに行ってもいいし、突然行くのをやめてもいい。スタートしたあと、途中で走るのを止めたって無問題。とんでもなく自由です。
それなのに!
- 完走すれば記念品がもらえて、提携店舗で特典優待が受けられる。
- 複数のルートを完走すると、より豪華な賞品がもらえるチャンスまである。
参加者からしたら、こんなの何をどう考えても「お得」しかありません。
目の前にぶら下がる巨大なニンジン。嫌いな坂だって走っちゃうよ!
「記念品&特典優待」というド直球のご褒美は、目の前にぶら下がるニンジンとしては十分以上に魅力的。そのうえ対象ルートを次々とクリアしていくクエスト形式なのも、ルート完走ごとの達成感を高めまくります。
実に巧みとしか言いようがない、サイクルボールの企画形式。運営の中の人は自転車乗り(n=1)のチョロい習性を、完全に見抜いていると言っていいでしょう。なにしろ坂を心の底から憎む自分が、普通なら絶対に近づかない登坂ありルートに無謀な突撃を敢行するぐらいですから。
それだけではありません!
「サイクルボールかのいち」を走ったときに感じたのが、ルート設定の上手さ。ぼっち自転車乗りが1人でGoogleマップを眺めるだけでは絶対に見つけられないであろう「知られざるイイ道」との出会いがあります。
サイクルボールの対象ルートはどれもトンデモ難易度(ゆるポタガチ勢視点)ですが、それでもなお完全制覇を目指しちゃおうとする方の気持ちも思いっきりわかろうというものです。
サイクルボールの参加の方法と、完走認定の手順。
サイクルボールの参加は、前述の通りべらぼうに簡単。
①スマートフォンアプリ「ツール・ド」をインストールする。
②スタート地点の施設に行く。
③「ツール・ド」を起動して走行ルートの一覧ページを開き、走行するルートを選択。
④次の画面の「START」ボタンを押したら、ルートマップを参照して走行。
⑤各チェックポイントに到着したら、「ツール・ド」を起動してチェックイン。
⑥すべてのチェックポイントでチェックインしたら、スタート施設に戻って最終チェックイン。
⑦施設の受付窓口でアプリの完走画面を提示して、記念品を受け取る。
⑧提携店舗で優待特典を受けたり、完走をSNSで報告して承認欲求を満たす。
というだけです。
普通にスマホが使える方なら、まず迷うことはないでしょう。
気をつけておかないといけないのが、ゴールの時間。スタートはどれだけ朝早くても無問題ですが、ゴールは「受付施設の開館時間内」でないと記念品をその場で受け取ることができません。
時間外の完走受付も別途方法があるようですが手続きの手間が増えますし、記念品の受け取りが後日になってしまってゴールの感動が大幅減。受付施設のクローズ前のゴールを目指して、逆算でスタート時間を決めるのがよいでしょう。
あとチェックインやゴール手続きでスマホが起動できないと、即座に完全な詰みです(こちらも救済措置はあるみたいですが)。サイクルボールに参加するなら、モバイルバッテリーの携帯は「必須」!
サイクルボールを、実際に走ってみた。
というわけで、実際に走ってみました。選んだルートは静岡県沼津市がスタート/ゴールの「かのいち」です。走行距離は約90kmで、他のルートに比較すると短め。とはいえ、獲得標高が1,469mあります。へっぽこ脚の自分が走るには、無謀にもほどがあるルートです。
本当に大丈夫…なのか…?
最強の装備で、登坂対策!
もちろん、そんなルートに何の準備も無く突撃したら玉砕必至でしょう。こんなこともあろうかと思って、実は密かに対策を進めていました。Tyrell IVEにはキッツイ登坂をクリアする、まさに「最強」とも言える武器を装備済みです。
それは「乙女ギア」。
Tyrell IVE16のスプロケは、標準だと11-25T。15年前のロードバイク完成車かよ!というツッコミを入れたくなるハイギアードっぷりで、登坂なんて一切想定していないのが明らかです(そりゃ街乗り自転車ですからね)。
そこで!
お店の方と相談して、ちゃんと「ローギアらしいローギア」を装着していただくことにしました。RDのキャパや、スイングアームとの接触可能性を考慮して選定したのは「11-30T」です。
スプロケの換装による効果は、絶大そのもの。試走に出て平坦で30Tに入れてみると、ペダルを踏み込む負荷が消滅したかのように感じました。鬼ケイデンスで回さないと、前に進まずに転倒しそうなほどの軽さ。これならどんな激坂が来ようとも完全勝利できる!と、確信させてくれるだけの性能を発揮してくれています。坂対策は、これで万全で完璧でパーフェクトです!
そういえばスプロケ交換をお願いしに行ったはずなのに、請求明細には11S対応シフターや11Sディレイラーや11Sチェーンの代金までが記載されていました。いやー、不思議なこともあるものですねぇ。
サイクルトレインでスタート地点へ!前半30kmは余裕の平坦ルート。
金曜日の夜に、沼津と伊豆の天気予報をチェック。翌日の晴天を確信してから、家を出ました。スタートの判断をギリギリまで待てるのって、事前エントリー不要の大きなメリットですよね。特に天候の変化を読みにくいシーズンには、有り難いことこのうえ無しです。
「サイクルボールかのいち」のスタート地点は、廃校跡地をリノベーションした「NUMAZUサイクルステーション静浦東」。最寄り駅は伊豆箱根鉄道駿豆線の韮山駅で、サイクルトレインを使えば普段より低い輪行負荷で到着できます。
▼ 参考記事
スマホアプリの「ツール・ド」を起動してルートを選択したら、スタートボタンを押して走行開始。
まず最初のチェックポイントは、沼津港の展望水門「びゅうお」。駿河湾沿いの勝手知ったる平坦路を、9kmほど走れば到着します。楽勝!
チェックインしたら写真を撮って、すぐに再スタート。沼津市街の向こうには富士山と、ラピュタっぽい形の雲が見えました。
狩野川に沿って伊豆半島の中心部に向かい、スタートからおよそ30kmで第2のチェックポイント「MERIDA X BASE」に到着。ここは「道の駅 伊豆のへそ」に併設されているMERIDAのショールームやショップやオフロード走行体験コースなどの複合施設で、広大なショールームには最新で最高級なロードバイクやMTBやe-バイクがずらりと並んでいます。
メリダと言えば新城幸也選手も乗っていたブランドということもあって、個人的な好感度は高めです。そんなメリダの最新コンポを装着した高額ロードバイクが発するオーラを浴びてしまったら、物欲が無駄に昂ぶって非常にヤバい感情がわき上がります。チェックインを済ませたら、逃げるように退散しました。
このあと、修善寺を抜けたらいよいよ坂ゾーン。ですが乙女ギア装備の安心感で、心理的な余裕はありまくり。それに朝早く出発しているので、まだまだ時間もたっぷりです。せっかく一眼カメラも持っているので、修善寺の手前で撮り鉄することにしました。
おやおやおや、ちょうど期間限定ヘッドマークを付けたカラフルな電車が走ってきましたねぇ。なんという偶然でしょう。
坂ゾーン突入!吠えろ30T!
スタートからおよそ35km走って修善寺駅を過ぎると、ほぼ平坦だった平和なルートに坂成分が加わり始めます。そして国道414号線を右折して県道124号吉奈門野原線に入ると、ガツっと斜度が上がりました。いよいよ本格的な坂ゾーンに突入です。
普段なら限界心拍で足掻きながら、この世の不条理を呪う場面。とはいえ、今日は30Tの大径スプロケを装備しています。ゆるゆる回してゆっくり登坂すれば、どんな斜度だって余裕でクリアでき…ませんでした。
あれ? あれ? あれれ?
なんだかいつも通り瞬く間に心拍が限界突破してるし、脚は激烈な負荷を受けてプルプルと震えています。
標準より5Tも多いローギアで走っているのに…ナンデナンデ?
そうなのです。いくらスプロケの歯数を増やしたところで、坂はツラいのです。登坂の物理的な運動量には、なんの変化もないのです。あまりの登坂負荷に薄れゆく意識の中で、ようやく思い出した世界の真実。嗚呼…!
ズタボロになりながら到着した第4チェックポイントは「東府や」。リゾートホテルに併設された、オシャレなカフェテラスです。
ふと駐輪スペースを見ると、なんだか超絶カッコイイ自転車が停められています。こ、これは…最近ファーストロットが出荷されたばかりのTyrell FCXじゃないですか!! しかも…3台も!? いったいどういうこと?
どうやら千葉県浦安市のショップ「believe」さんのグループライドに、偶然エンゲージした模様です。思わずIVEと取り替えて、FCXで走り去りたい衝動をグッと堪えました。
ここからが ほんとうの地獄だ…。
「believe」の皆様にご挨拶して、先へ進みます。斜度は変わらないどころか、ますますキツくなっていく一方。GARMINが「15%」というアンビリーバボーな斜度を表示して、絶望に拍車をかけます。
すべての感情をシャットダウンしてペダル踏みマシーンになろうとしても、脚から伝わる苦痛の信号がそれを許しません。まさに地獄!
どうして…どうしてこんなことに…?
ペダルを踏み込みながら途方に暮れていると、唐突に登りが終了しました。イヤーッハー!
やっぱり下りは最こ…と感じる間もなく、国道136号線に合流する手前で再び登坂開始です。
下りは一瞬なのに登りは永遠に続くという現実を目の当たりにさせられて、汗も涙も涸れ果てました。そして明らかになる、さらなる絶望的な事実。それは、いままで登ってきた激坂が「ホンの前哨戦でしかない」ということ。
この先で待っているのは、およそ13km・800mUPというフロントシングル小径車にはあまりにも酷な登坂です。
「撤退」
「敗走」
そんな言葉が頭をよぎりますが、すでに坂を下ったあと。スタート地点に引き返そうと思っても、もう登坂から逃れることはできません。
逃げたら一つ、進めば二つ手に入ります。もはや選択肢は、ただひとつ。
この後のことは、語るベくもありませんが「いつまで経っても坂が終わらないよぅ…つらいよぅ…くるしいよぅ…心臓…痛い…息…できない…さっき食べたお菓子吐きそう…」という新たなトラウマが深く深く心に刻まれたことだけは、書き残しておこうと思います。
ただひたすらに登坂の終了だけを願って走り、ようやく西伊豆スカイラインのピークに辿り着きました。相変わらずの暴力的な絶景で、若干霞んでいるものの富士山の景観もバッチリです。
人間とは実に都合のいい生物で、トラウマ級のツラい感情も坂が終わった瞬間に雲散霧消。
そして!
ここからは長い登坂に耐えて耐えて耐え抜いて、ようやく訪れたご褒美タイムのスタートです。
自分の記憶が確かならば、修善寺までの道は全行程が下り。修善寺から先は狩野川沿いの平坦ルートで、スタート地点まで戻れます。つまり、もう登坂しなくていい!
と思っていたら修善寺虹の郷まで下ったところで、RWGPSの画面には知ってる道と違う方向に曲がる指示が表示されました。
アレ…アレ…? どうして、こんな方向に進むの??
そして目の前に登場したのは、距離こそ長くはないもののガッツリ斜度のある坂。しかも複数回。確かにクルマ通りは少なくて、走りやすいことこの上ない。間違いなく「イイ道」です。でも…でも…西伊豆スカイラインまで登ったあとの脚に、この仕打ちはあまりにも過酷…!
最後の最後に猛ダメージの追い打ちを受けて、完全スッカラカン状態。倒れ込むようにして、ゴールにたどり着きました。
ここからが ほんとうのご褒美タイムだ…。
ゴール受付を済ませると、手渡されたのは完走記念メダルとサコッシュ。メダルはちゃんとしたケースに入っていて、重さを感じる金属製。
サコッシュもかなりしっかりした生地と縫製で、サイクルボールロゴや「かのいち」の完走者向けの専用オリジナルプリントが施されています。背面にはポケットまで付いているので、使い勝手もかなり良さそう。
え? え? 本当にコレもらっていいの?1円も払ってないのに?と、いくつも疑問符が浮かんで消える高品質で、ゴールのヨロコビもひとしお。この「完走の記念品」って、実に効きますね。あれだけ筆舌に尽くしがたい思いをしたというのに「違うルートも走っちゃおうかな〜!」などという、あり得ない感情が沸き起こります。
そしてお昼を食べ損なっていたので、もう腹ペコが限界。ゴール地点の近所にある、「チェレステカフェ」になだれ込みました。
目の前に海が広がるサイクルカフェの店内にはフレームやグッズが飾られているほか、壁には竹山祐右先生や松本規之先生のサインもありました。ちょっとー!このBMCのフレーム邪魔ー!!
ハンバーガーとコーラをお願いしたのですが、出てきたのは超縦長なバーガー!野菜だけ先にやっつけて、なんとか完食しました。美味!
そして、メニューに書かれている「追いカレー500円」という文字を、私は見逃しませんでした。どぎつい登坂ありで、100km近い距離を走ってるのです。躊躇うことなどありません。きちんと注文しました。
この追いカレー、お皿こそコンパクトですがその中にはライスがぎっちり詰め込まれています。普通に一人前の量があって、もうお腹パンパン。
あと驚いたのが、今日走ったサイクルボール「かのいち」のルートを引かれたのが、チェレステカフェの店長さんだったこと。あの地獄のルートを引いた張本人が、まさか目の前にいらしたとは!
そのうえチェレステカフェさんは提携店舗らしく、ドリンク1杯無料の優待を受けてしまいました。記念品とのダブル攻撃で、自分のサイクルボールに対する高感度はさらに爆上がりです。
韮山駅からサイクルトレインで帰路につきますが、今朝買ったのは伊豆箱根鉄道のフリー切符(なぜか期間限定のアクリルバッジが付いている)です。このまま帰ったら、韮山〜修善寺ぶんの運賃を丸ごとポイ捨てすることになって、さすがに勿体ない。
というわけで修善寺まで無駄に往復しました。べ、別に期間限定のヘッドマークをしっかり撮影しておこうだなんて、これっぽっちも思ってないんだからね!
まとめ:はしろうぜ!サイクルボール!!
西伊豆スカイラインに登坂した経験はありますし、距離だって90km。実は密かに「大したことないんじゃね?」と思っていたサイクルボール「かのいち」。しかしフタをあけてみると、いやはや想像を遥かに超えるキツさでした。
普段はこんなルートを走ろうなんて、絶対に思いません。仮に走ったとしても、遠征先で幹線道路を外したルートを選んで冒険するようなことも無いでしょう。
今回「サイクルボール」に参加したことで、こんな機会がなければ走ることが無かった道との新しい出会いが間違いなくありました。「何度も行っているエリアだけれど、同じような道しか走らない」というぼっち自転車乗りの行き詰まりを、思いっきり打破してもらっています。
それでいて、無料イベントとは思えない豪華さの記念品がもらえて、優待特典まで受けられてしまう。自分みたいなぼっちはもちろんですが、仲間と一緒に走っても楽しさ倍増でしょう。なので、もう参加するしかないですよ。サイクルボール。
プレシーズンは、伊豆半島のほか筑波や霞ヶ浦、伊豆大島、佐渡島、富士裾野エリアなどで開催されています。皆様も、ぜひトライしてみませんか?
サイクルボールで、不思議な旅が始まるぜ!